シーバス1匹釣るまでの記録(1回目)エリテンで勝つる

これは、いい歳のおっさんが、シーバスを釣りたいと思い立ち、その願いを叶えるまでの軌跡・・・になるかもしれない記録です。

シーバスを始めるにあたって、まずはタックルを準備しなければいけません。

ロッドは10年近く愛用しているシマノのトラスティックS710-S810ML を使うことにしました。
このロッドは4ピースのパックロッドなのですが、延長ピースを使うことで7.1ftと8.1ftを使い分けができる優れものです。
万能ロッドで、ちょい投げからサビキ、キス、サクラマスまで本当になんでも使えて超お気に入りです。
コルクグリップというのも個人的にはポイント高く、もし壊れたらまた同じロッドを買うと思います。


リールは今回シーバス用に 22ナスキー 4000SHG を買いPE0.8を巻きました。
自分は昔からナスキーが好きで、他の番手を新旧あわせていくつか所持しています。
好きな理由は、あまりギラギラしていないから。性能の良し悪しはわかりません。
リーダーはフロロの20lbを結びました。
もちろん村岡式FGノットです。

肝心のルアーですが、釣りの道具箱をひっくり返したらこんなのが出てきました。

1つ目はケンクラフトのレッドヘッド
STN-13F
 

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たぶん安かったから買ったんだと思います、アイが2つついていますが使い方が分かりません。
パッケージから出してもいなかったのにフックは錆びていたので交換しました。未使用品です。


2つ目はダイワのシャローランナー

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いつ頃どこで買ったか全く思い出せません。
そんな昔じゃないと思うのですが・・・自分の記憶力はイワシ並みです。
名前がかっこいいと思います。未使用品です。


3つ目はimaのP-ce100


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 これは何度か投げた痕跡がありましたが、いつ買ったか、どこで投げたか、やはり何も思い出せません。
imaは渓流ルアーで絶大な信頼を置いていますので、きっと素晴らしいルアーに違いありません。(imaのルアーはパックマンeyeが可愛いですよね!)


さらにルアーをひとつ買ってきました。
エリア10、エリテンです。

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これは高橋優介さんの「総勢15人でNo.1バチ抜けルアーを決めるべく釣りをしたらランカー連発で神回だった。」でみんながこれを投げていたので。



自分はバチもバチ抜けも知識としては知ってますが、実際にバチが抜けているのは見たことがありません。
季節的にはそろそろ終わるらしいんですが、その辺はよくわかりません。
ただ、ガチ勢がこぞって絶賛するルアーですから、今年はだめでも次のシーズンでは活躍するだろうぐらいの気持ちで買いました。



これらのルアーを手に、意気揚々と釣りに出かけました。
場所は、家からほど近い湾奥1級河川です。
時間は18時から、上げから満潮にかけての2時間、これ以上は家内からお許しが出ませんでした。
水面は全く動いていませんが、ボラがあちこちで跳ねていて魚の気配は十分あります。


まずはP-ce100を投げてみます。
重いわりに飛行姿勢が悪く、くるくると回って飛んでいきます。
単に投げ方が下手で初速が遅いだけかもしれません。
P-ce100がジャボン、と大きな水しぶきとともに着水しました。
こんなに大きな音で投げ込んでもいいのでしょうか。
適当に巻いてみますが、流れは完全に止まっているのかなにも感じ取れません。

何度か投げてみますが、もちろん川は平穏そのものです。
夕日がとてもきれいです。

目の前で20㎝ぐらいのボラが水面をヨタヨタと泳いでいました。
どこか調子が悪いのでしょう、行ったり来たりしています。

その時です。
真っ暗な川底からジョーズのごとくシーバスが湧き上がってガボっと音を立ててボラを食いあげました
一瞬のことですが、確かに自分はその魚と目が合いました。
シーバスは蔑むように、憐れむようにこちらを一瞥して現れた時と同じ速さで水底に消えて行きました。


急いでルアーを回収して、少し迷ってエリテンを結びました。
トップで出たので、とにかく浮きそうなルアーをと思ったのです。
九死に一生を得たボラがまだ足元を泳いでいます。
もう一度あると信じて、そのボラの傍でルアーを何度も泳がせますが、結局その後はなにもありませんでした。


目の前で起きた光景は、初めての釣行の自分には十分刺激的でした。
本当にこの川に、しかも足元にシーバスがいるという事実を目にして満足して家に帰りました。

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