シンペンが何もわからない

秋は始まっているか

「今週から秋爆ですよ」なんて威勢の良い話題がネットに飛び交っております

その秋爆をぜひ体験しなければと思い、冷たい雨が上がった翌日、仕事を適当に切り上げて自転車で川に向かいました

潮回りも良く、釣れる気しかしません

今日は一匹釣るまで帰らぬ所存


向かうは大河川の河口近く、オープンエリアです

私がいつも行く場所は、お世辞にも好ポイントとは言えません

まず、ベイトがいません
もう少し河口まで下るとベイトが出てくるのですが、この場所でベイトが群れているなんてことはほぼありません

さらにストラクチャーがありません
見渡す限り平べったい川です
対岸までなんと280mあります

それでも、このポイントに通う理由は3つあります

1つは足場が良いこと
安全な場所で通行人や障害物を気にせず自由に投げれます

もう1つは、空いていること
橋脚周りは常に混んでいますが、ここはいつでも入れます
つまりは不人気箇所という事です

そして最後の1つは、自分が過去にこの場所で何匹か釣っているからです

人は苦しくなると過去の実績を頼りたくなるのです

同じ時間、同じ場所で同じルアーを投げれば、釣れるのではと思ってしまうのです

そう簡単にはいかないんですけどね



さて、この日はというと すごい風 でした

厳しい向かい風で、軽いルアーじゃダメだろうと選んだのはイマノ、じゃなくてシマノのサイレントアサシン99S

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これをサイドスローで低弾道で投げ込みます

どんどんラインが風に流されていきますが、なんとか釣りはできそうです

立ち位置を変えて投げてみたり、ストップ&ゴーしてみたりと色々試してみましたが反応はありません

風がさらに強くなってきて、水面に三角波が立ち始め、サイレントアサシンでも辛くなってきました

そこで、持っていたルアーで一番風に強そうなダイワの スイッチヒッター を取り出しました
このルアーはシーバスを始めた当初、ネットで「持っておいて損はない」とアドバイスいただいて買ったものです


シンペンが何も分からない

重さがあるので風を引き裂いてビューンと跳んでいくのですが、暗いのでどこに着水しているかわかりません

さらに強くなってきた暴風で、ラインどころかロッドまで風で揺れまくり、ルアーがどこを通っているのか、どのレンジなのか全くわかりません

シンペンってつまるところ鉄の塊じゃないですか(そんなことは無い)

ミノーのように振動を感じながら巻くというわけにもいかず、どのくらいの速度で巻いたらいいのか、さっぱりわかりません

こんなにも何もわからないままで本当に釣れるのだろうか、と不安を覚えつつも投げ続けました

この時すでに、力を入れないと立っているのがままならないほどの強風になっており、本来ならとっくに諦めて帰宅すべき状況でした

オッサンが竿を振り続けた理由はたった一つ

「立ち漕ぎでも辛そうな向かい風の中、自転車で帰りたくねぇ」

の一心でした

結局4時間竿を振り続けて納竿としました

帰りは必至に立ち漕ぎしながら帰りました

自然には勝てませぬ

次回・・・・はどうしようかなぁ

なんとか1匹を求めて別の河川に行ってみるかもしれません(^^;)

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