シーバスを始めたらQOLが劇的に改善した


 自分だけ釣れない 

6月にシーバスを始めて9月に初の1匹を釣りあげましたが、その後が続きません。

週4回ぐらい川に通っていますが全く結果を出せておりません。

最近は秋の恩恵か、Twitterや動画には景気の良い釣果がバンバン流れてきます。
それなのに自分は全く魚を目にできていません。

釣果の報告ができないので、シーバスを始めてから自分の生活に良い影響があったと感じてたのでそれを書こうと思います。

 川に通うしかない 

コロナで完全リモートワークになってからというもの、家から出る機会が極端に減りました。

趣味の渓流釣りも行きにくい雰囲気の日が続いていました。

家に閉じこもって不健康でストレスフルな日を過ごしていたわけです。

ところがシーバスを始めてから、週に数回は川に行くようになりました。

本を読んだり動画を見たりして、最終的に自分が得た結論は、シーバスを釣るには何度も川に足を運び経験を積むしかないというものでした。


 ベイトがどこにいるかわからない 

ベイトを探せという意味がようやく分かってきました。
そのベイトの気まぐれには心底悩みます。
沢山いたベイトが翌日の同じ時間には全くいないんですよ。
どんな条件が揃うとベイトが入ってくるのか、現時点では皆目見当もついていません。


 潮位がわからない 

河口の潮位が同じ100cmでも川の水位は全然違う事に気が付きました。
風向きなのか上流部の降雨なのか、とにかく潮位計が当てになりません。
この潮位ならと川に行ってみると水が低すぎて釣りにならないという事もありました。
河川の水位計や潮位をもとに総合的に判断するのはなかなか難易度が高いです。
これも経験を積み上げるしかなさそう。



そういうわけで、とにかく川に通って経験を積み上げることにした訳ですが、これが自分の生活の向上に大きく役に立ちました。


 体を動かす 

釣りそのものはハードな運動ではないのですが、それでも家でゴロゴロしているよりはだいぶマシです。
川から戻ってシャワーを浴びてから食べる朝ごはんはいつもよりおいしく感じます。
寒くなってきましたが、北国生まれの自分にはまだまだ余裕です。

 マスクがいらない 

マスクについては色々ご意見があると思いますが、自分は肌が弱くてマスクを長時間つけていると湿疹ができてしまいます。
これが家から出たくない一因になっていました。
夜、完全に一人で黙って川にルアーを投げ込むのにマスクが必要という人はさすがにいないでしょう。
この解放感は格別のものがありました。
(人と会話する可能性もゼロではないので、マスクは携帯しております)


 自然に包まれる 

自分は田舎育ちです。
都市部の皆さんが思い描くことすらできないであろう超田舎の育ちです。
なにせ家の前の畑に熊がでます。
そんな自分には都会の自然なんて皆無に思えて、常に閉塞感を感じていました。
ところが、大河川のほとりでは、針のような月が沈み東の空が白んでくると鳥が飛び魚が跳ね水が滔々と流れていく。
その瞬間を自覚した時、自分は自然に包まれて言いようもない快感を覚えます。
都会にも自然はあった

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 結局のところ、釣れないから楽しい 

ルアーで遊んでいる人はだいたい同意してもらえると思うのですが、遊びは適度な難しさがあった方が楽しいです。

首をかしげる人には、「ゴルフが手で投げても良いルールになったら楽しくなると思いますか?」って言うとだいたい納得してくれます。


ルアーを変えてみる、流し方を変えてみる、いろいろと試行錯誤して、それでも釣れないから翌日も川に行きたくなります。

近隣河川で釣れていると聞くとじっとしていられません。
ノットを組みなおしフックを研いでいる時間が楽しくて仕方ありません。

最近は子供も「なにか釣れた?」と聞いてすら来なくなりました。
釣れない方が楽しいんだよというと「何言ってんだ?」って顔をしますが、いいのです、彼らもいずれ私の言葉の意味を知るでしょう。



そんなわけで今日も川に立とうと思います。

・・・でもね、本当はそろそろ1匹釣りたいの (TT)

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