【オーパ！オーレ！】刺し網

魚の回遊する魚道（？）を横断するように張る最も単純な形状の網だそうです。網があることに気付かず泳いできた魚をからめとる仕組みです。

網の上部には浮子、最下部にはおもりがついていて海中に縦に張る構造になっています。

で、何が言いたいかというと、この刺し網が入っている場所には間違いなく魚がいるということ。

当たり前といえば当たり前なのですが、漁師は魚を獲るプロ。

もちろん、最近はそれだけを糧としている漁師さんは少ないとは思いますが、少なくとも生活をかけて漁をしているのだから海の中のことは我々よりも間違いなく詳しいし、代々受け継がれるアジロのようなものを持っておられる。

今の時期、自分の行くエリアの刺し網で獲れる魚はメバル、スズキ、ボラあたりだと思う。チヌは賢く、またバック泳ぎもできるのであまり刺し網にはかからないと聞いたことがある。

海でシーバスを釣るときにはこの刺し網の入っている位置とその方向が、釣りの組み立ての参考になるのです。

刺し網は上に書いたように魚のとおり道を分断するように張るのがコツらしいので網の方向を観察すればおのずとシーバスの回遊するコースもある程度は予測できると自分は感じている。

これまで港湾やサーフでシーバスを釣ったときに近くに刺し網が入っていることがとても多かった。もちろん明暗部や潮目などとの絡みもあり
刺し網が入っているとこで必ずいい釣果が得られるということではないのですが。

刺し網の目印となる白や赤のブイ付近に遠投して釣ったこともかなりあるのであながち、的外れでもないと思う。
網はほぼ中層から海底にかけて沈ませてあるので網の上部は経験上、フローティングルアーならまずひっかかりません。

もうひとつ。刺し網はかかった魚がすぐに弱るのでかなり頻繁に引き上げ作業をしなければ、かかった魚は売り物にならない。
だいたい、この作業は夜明け前にされることが多い。
一番いいのはその引き上げ作業を観察すること。
なんの魚がかかっているのかは意外とわかる。
大きいスズキなんかは遠くからでも認識できる。

あくまでも漁師さんの邪魔をせず、網にルアーをひっかけないよう最大限の注意を払った上で楽しむのが大前提ですが。

長文になってしまいましたが、海でのシーバスのポイントの探し方のヒントに・・・・・・少しはなるかな・・・・という話でした。

2012年4月21日
コメント(10)

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みんなからのコメント (ログインが必要です)

うちらの方は刺し網入ってるとこ殆ど無いんですわ。定置網がほとんどで青物やるときなんかはいい目印にはなりますね♪

2012年4月22日

川本斗既@ガチ

島根県

カイコウタケシ

広島県

>ガチさん
外洋はすぐに波が高くなったりするので刺し網は向いてないらしいです。本来は川や湖での漁法なのかもしれません。日本海側は確かに定置網多いですよね。
シーバスのハイシーズンに川に定置網張ったらどれくらいスズキが入るかやってみたいとたまに思います（笑）

2012年4月22日

刺し網ってあまり近くでは見たことないですね
（気付いてないだけかもですが）

でも、魚探しのポイントは、至る所に隠れているんだなって感じました<(_ _)>

2012年4月22日

ゼッペケ

島根県

カイコウタケシ

広島県

>ゼッペケさん
いろんなことから探っていくのも釣りの楽しみかもしれませんね、当たることはあまりないですけど。。。

2012年4月22日

刺し網の逆算？とても参考になります。　海での釣りの経験があまり無い私には今後、刺し網見たらニヤケてしまいそうです。

チヌがバック出来るって事もビックリです！

2012年4月21日

Dee Jay

埼玉県

カイコウタケシ

広島県

>Dee Jayさん
チヌはとても賢い魚みたいで訓練したら曲芸も覚えるそうですよ。チヌ釣りファンが多いのはそういうとこもあるんですかね～

2012年4月22日

メバルいいですね♪
海では刺し網ですか、見たことはないですね。

河口では底引きをやってますね。

たまに深夜、網を入れている漁師もいますね、見ているとチヌやセイゴを
上げているところを去年はみましたね。

その時はまったく釣れませんでした。
でも漁師が来るってことはやはり魚影がこゆいのでしょうね。

今夜はお庭でメバルでも釣って遊びます♪