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嶋田仁正

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「嶋田的M&Sリグ思考」

  • ジャンル:日記/一般

「嶋田的Mリグ思考2006」

昨年紹介しました「嶋田的Mリグ思考」から1年。大いにレベルアップしました(笑)これまだ漠然とでしか理解していなかった事が、おぼれながら明確になってきましたの紹介したいと思います。

まず「キビレ」と「チヌ」の行動パターン。意外にも低水温に強いのが「キビレ」。なんとなく南方系の魚っぽく感じますが、「チヌ」と比べその性格は「好奇心旺盛」「貪欲」「執着心が強い」「攻撃的」など実に「ルアーゲーム」向きの好ターゲットと言えるでしょう。一方「チヌ」は警戒心が強く、「手強い」印象が益々強くなりました。

さてこの「キビレ」。私のデータ上12月~1月に釣れたチヌ:キビレの比率は1:9で圧倒的にキビレが高く、低水温に強い魚と一般的に言われていた事を「実釣」の中で確認出来ました。だからこそハッキリ言えます。「キビレは低水温に強く、冬でもかなり釣れます!」と。つまり「チヌ」という枠だけで捉えれば時期に左右される要素が高いのですが、キビレを含めればシーズンオフは無いのが「Mリグ」であると証明出来ました。

さて先程書いたチヌ:キビレの比率。昨年データを検証する程結果が得られなかった1~4月の傾向。12~1月は大半の釣果がキビレ。しかし2~4月は「河川」で差がありますが、概ね3:7もしくは4:6へと変動していきます。今年は市内6河川全て含めてすでに100枚以上を1~4月でキャッチしました。ここで気になったのは最も低水温期といえる2~3月。実は一時的にチヌの比率が上がったのです。なんででしょう・・・(笑)実際に水温を計ってみると7~9度。もしかすると雪シロが入る事による一時的な「濁り」がチヌの活性を上げたのでしょうか?そういえば月間釣り情報の取材時は雨後で濁りが入った状態でした。そう考えると水温が下がる冬に「チヌは深場へ落ちる」という説はあくまでも一つのパターンで、実際は多くのチヌが河川内もしくは河口エリアに残っていると言えるでしょう。これまでも漠然と「冬でもチヌって結構釣れるよね」と感じていたルアーマン。今回それが釣果という結果で証明されたと思います。餌師の言う「乗っ込み」の時期と、河川内のルアーマンが言う「乗っ込み」の時期は軽く1ヶ月以上ズレているようです。でも私が知りたいのは「腹をデカくする為に汽水域に来るのか?」それとも逆か?どうでも良い話ですが、知りたいです。研究者の方々に期待です!

さて・・広島市内でもチヌが多い川、キビレが多い川などがあります。簡単に言えば西部に行けば行く程キビレが多い傾向にあるようです。ただ・・私が思うに「キビレがガンガン釣れるからキビレが多い・・」と考えるのは性急かな・・と。つまり先程の性格差について。キビレとチヌはほぼ同じ所に居るでしょう。もし目の前をルアーが通過した時、性格差からいって先にキビレが食ってきても不思議ではないし、そう考えるならばより自然なような気がします。なので「チヌが多い川」というのは元々キビレが他と比べ少なく、競合相手が少ない為に警戒心の強いチヌでもしっかりと追える体勢に入れるのかな?なんて思ったりします。

6~8月に爆る訳。それはとても簡単ですよね。チヌもキビレもたくさん居るからです。4~5月に多くのチヌが産卵を迎え、6~7月に帰ってきます。元々居るキビレに加え、気の早い乗っ込みキビレも高活性になり、まさに酒池肉林状態(笑)この時期は何をやっても釣れてしまうでしょう。ミニクランクやシャッドでメイタちゃんと遊べるのもこの時期です。つまりシーズン!と簡単に言ってしまえば終わりですが、何より各種が「勢ぞろい」し、競合相手が増える事も大きな要因だと思います。

昨年から興味のあった課題。「音」「匂い」「色」について。「音」は今回発売した「エニグマ」の実績で証明されました。ですがこれは「音」が入っているから良く釣れる・・という証明に到っている訳ではなく「音」があっても釣果ダウンにはならないという事が証明されたという事です。「匂い」については松尾君がすでに検証済み。一時的には効果があったようですが、総合すればどうか?という感じでしょう。エギングブームが来るなんて思いもしなかったその昔。当時の仲間がエギをエスカトンに漬けてみた事がありました。釣行。確かに最初は良く乗ってるかな?と感じましたが、結局終わってみれば匂い付とそうでないのとでは結果に差は出ませんでした。最後に「色」。以前も雑誌やブログで話題になった「チヌ色盲説」が否定される可能性。CD-7のカラー別に釣果が違う・・というデータが学説すらひっくり返す力を持つとは。アングラーの持つ向上心と研究者の探究心は相通じる点が多いと思います。

「色」についてもう一つ。それは「フック」のカラー。昨年検証した「赤」「黒系」「銀系」。どれも有意差はありませんでした。むしろ「赤」に塗られたものはすぐに色が剥がれてしまい、見た目も×。釣果に影響が無いのなら無理に使う必要は無いでしょう。無論剥がれなければ他と差が無いのだから全然OKですが。次に「黒系」ですが、これも有意差無し。色は剥がれないのでこれは使っても問題ないと思います。一般的な「銀系」はもう定番でしょう。有意差が無いのならこの「銀系」で十分対応出来ていると言えるでしょう。そして今年検証したかった「金」。嶋田SPとして作った「SD-31チタンコート仕様」。色だけ見れば・・・これまた有意差無しでした(笑)それよりも・・チタンコートの貫通力が問題。これはもう決定的でしょう。チタンコートフックに敵うものは無いと断言出来ます。今はエニグマのみの搭載ですが、いずれは・・・。ご期待下さい(笑)

「色」について更に。ルアーのカラーでバイトの出方が違うか?昨年からデータを集めています。このデータに関しては4色でまだ200枚程度のデータしか無いので、まだ足りません。更に2色加えて今年も検証していきます。わずかな経験とわずかな釣果で語り、注目を集めようとしてもすぐにメッキは剥がれます。データとか検証とか、言葉だけを真似しても「結果」が全て。とりあえず「黒」と「クリア」のデータが揃えばそれぞれのバイトの出方やそれに関するデータを公開したいと思います。現状を話すと「何となく違うかも?」と言う感じですかね。例えばDVDの実釣中にも触れていますが、「濁り時」以外での黒系は明確なバイトが出にくいような気がします。これは「黒」に近い色も同様です。

チヌのアサリに対する食害に物申す!アホですな・・・(笑)皆さん笑って下さい。しかしチヌが底に顔を突っ込むのはシャコだけでなく、貝にもそうなんですね!この夏場に活きてくる「貝」パターンっていうか「貝」を中心としたポイントのセレクトも重要かも?知れません。夏になると河川内のチヌが少なくなってきます。同時に海側が良くなる事を考えると「貝」というのも意識した開拓をしないといけないかもですね・ちなみに今日の新聞に出ていました・・。どうもアサリの収穫量減少の要因は他にあるようで。それは瀬戸内海の「貧栄養化」・・だそうです。じっくり読みましたが、こちらの方は信用出来そうです。私の職業柄「データ」の検証とか見方などは毎日の仕事の一部。その私が見て、この記事は概ね信用出来そうです。その中にある干潟に関する記事もきっとそうだろうと思います。

皆さん気がついていますか?数年前までウェーディング出来なかったポイントが今ではしっかりとした底質に変わっている事を。中流域以上はほぼ砂化している事を。下流域の泥が飛んだ事を・・。

ライン。そろそろ専用ラインが欲しい所です。昨年も最初の頃はナイロンでもやっていましたが、今ではPEオンリーとなっています。その求めるPE性能も明確になっていますし・・。やはり高比重です。これに尽きます!ラインの差で釣果にも差が出ています。ボトムをシンカーでは無くルアーで這わすのがMリグ。他と違う点がココです。重たいシンカーでは釣果が落ちていく事を仲間内で確認出来ていますが、幾らボトムノック重視とはいえ、やはりルアー単体が持つアクションも少なからず影響を及ぼしているようです。ウォーターグレムリンの#5が標準で、最大#3まで。でも#3では釣果が一気に落ちていきます。そう考えれば考えるほどラインの持つ役割がいかに大きいかが解るかと思います。

続きはまた今度・・・

                                                 嶋田仁正

「嶋田的TOP思考」~チヌの場合~

チヌゲーを世に広めたポッパーゲーム。ここではあえてポッパーに限って語りたいと思う。

「ポッパーについて」

正直言ってポッパーゲーム単体についてはあまり興味が無い。というのも・・同じポイントで夜にMリグで攻めれば遥かに多くの釣果が見込めるから・・。なんだかエギングみたい・・(笑)ではなぜポッパーゲームをやっているのか?と問われると・・「結果がすぐ出るから・・」に他ならない。

なぜチヌはポッパーを襲うのか?

ポッパー自体の性格を考えれば、チヌが襲う理由は簡単。そう・・「リアクション」。そもそもそういうバイトを拾う為のルアーなのだから考えるまでも無い。広島でもそうだし、浜名湖でもそうだと思うが、特定のベイトに付き、魚食性が高まっている訳では無いチヌがポッパーの対象となる。ただそれをリアクションという簡単な言葉のみで片付けていいものか?現時点では不明である。ただ感じるのはベイトを意識し、狂った状態でルアーを追うペンシルゲームと違い、ポッパーで釣れるチヌはいたって冷静な気がするのは私だけだろうか?(笑)それはアングラー自身の「高揚感」に左右されるのかも知れないが、イワシに付いて狂ったチヌをペンシルで狙う事に慣れた私はポッパーゲームがもどかしくて仕方無い(爆)なので・・ポッパーゲームは目で見る「楽しみ」を優先し、釣果のみを追い求めないほうが良いような気がする・・。

ポップアクションについて・・

ポッパーでチヌを狙ううえで最も好ましいと思うアクションはズバリ!「ダイブ&バブル」だと思う。スプラッシュも捨てがたいが、スプラッシュのみで良い結果に恵まれた事は無いのでそう答えるしか無い。ジップベイツ社「ザブラポッパー」は、泡を引きながらの「ダイブ」を得意とし、食わせの「間」を上手く取る事に成功している。チェイスがあれば高確率で乗せる事が可能だと思う。ジャクソン社「R.A.ポップ」は前方向へ正確なスプラッシュを得意とし、バイト時にマイナスとなるルアー自体の横移動を抑制する事によってこれまた乗せる確率を上げる。ティムコ社「ブラックペッパー」は「テーブルターン」「スプラッシュ」共に飛距離を出す事により、追わせる「距離」を得て、乗せる確率を上げている。それぞれがそれぞれに異なるアクションを有するが、どれもチヌを釣る為に有効なアクションだと考えられる。リトリーブのスピードや間合いについては「コレ」が良いというものは無い。それは状況により全て異なる為だが、一つ言えば「リズミカル」に「間」を意識すると言う事。「間」とはアクションからアクションへの間の事を言い、ストップさせる云々はこれまた状況次第。釣りを展開していく中で、その日最も効果的な攻め方を模索していくしか無い。ルアーの止まる瞬間や動き出す瞬間は、全てのフィッシュイーターにとって「捕食」するタイミングとなる。

                                            

エニグマ使用時に起きる「エビ」現象の解消法(2006年8月~)

まず最初に述べたい。「エビ」になるのはエニグマだけでは無い。他のルアーも全て「エビ」になる可能性を持っています・・っていうかなります!確かにエニグマは「エビ」になりやすい形状をしています。ヘッド部を大きく取り、アイの位置をさげ、リップを前に突き出している・・更に底取りを早める為と前傾姿勢を保つためのシンカー位置。これはボトムノックが主のゲームで最も懸念される「ロスト」を避ける為に考えだされた「工夫」です。お陰で財布に優しいルアーに仕上がったと同時にCD-7と同様の釣果を約束されたルアーに仕上げる事に成功しました。

では・・「エビ」の解消法を紹介します。まず「エビ」になる原因は「フォール姿勢」にあります。頭を下にし、スパイラルに落ちていくので当然「エビ」になりやすくなってしまいます。コレを解消する為の方法は簡単。つまり「スパイラル」させなければ良いのです。ルアーが着水したら軽くテンションを掛けます。つまりテンションフォールというテクニックです。慣れればほとんど「エビ」になる事はありません。もし感覚的に難しければ#7クラスのシンカーをルアーから15cm程離した位置に打って下さい。フォール時にはルアーより、このシンカーを意識すれば自ずとテンションフォールが可能となります。水深が3~4mになると今度は流速も「エビ」になる原因の一つになります。ですがコレは全てのルアーに言える事なので、ここから先は「腕」と「経験」でカバーしていく他は無いでしょう。

それでも「エビ」になったら・・・

もしこれだけやっても「エビ」になってしまった・・。恐らくリトリーブ直後に伝わってこない「ゴツゴツ」感に「エビ」になったと判断するはず。そんな時の手段として、ロッドをするどく短く「しゃくる」(藻を切るような感じで)動作をして下さい。コレで50%は適切な姿勢へ戻ります。

ですが・・最もオススメなのは「根掛かり」の外し方と全く同じ。ロッドを高く構え、ラインを軽く張り気味にし、グリップを「トントン」・・・コレだけで80%は元に戻ります。

簡単でしょ?私は基本的にウェーディングでのMリグゲームが大好きです。なのでエニグマでエビになる事はほとんど無いです。ですが

たまに護岸から深いエリアで釣りをするとこの「エビ」を体験します。今回紹介した解消法で快適なMリグゲームをご堪能下さい!

「嶋田的Mリグ思考2007年1月(番外編)」

昨年の春でしたっけ?「嶋田的Mリグ思考2006」を更新したのは?「嶋田的Mリグ思考2005」から更にレベルアップした「2006」版。今読み返しても2007年の現時点と比べ、修正する箇所はほとんどありません。つまり2年掛けて究明した内容に、3年目のデータを重ねても誤差は無いという事が言えると思います。注目すべきは12~1月のパターン。昨年12月から現在に至る状況と比べてみても、その結果に差は無い。この傾向は大規模な気象変動や突発的な出来事が無い限り、ほぼ正解だと確信出来ました。

では最早この「Mリグ」に進化する余地は無いのか?

それは否。現在「Mリグ」用ルアーと銘打ったルアーは、ティムコ社を初め、ダイワ社、ジャクソン社、アングラーズリパブリック社そして専用では無いものの、その不動の位置を築いたラパラ社の計5社。恐らく2007年はもっと多くのメーカーが参入するかもしれない。ロッドも同じ。ティムコ社を初め現在は4社が「専用モデル」を発売している。フックに関してもワタシと松尾君が監修する初の専用フックが、オーナー社より2007年春にデビュー予定(名称はカルティバSD33TG)。つまり日々道具は進化し・・いや、アングラー側の進化ですね。この釣りをやり込み、レベルアップしていくアングラーが増えると、それに合わせて「道具」も進化しなければなりません。どの釣りでもそうですが、最初は所謂「一般的」なモデルがリリースされ、その後更に「特化」したアイテムが開発されるのは自然な成り行きだと思います。

以前もこの「Mリグ思考」で触れましたが、「チヌ」と「キビレ」ではその性格に大きな「差」があると言う事。それは必然的に「バイト」の仕方にも大きな差を生み出しています。つまり、より好奇心旺盛で攻撃的なキビレは一撃必殺の「ガツン!」というバイト。慎重で猜疑心の強い性格のチヌは執拗に追ってタイミングを伺うようなバイト。この異なる性格を持つ魚に対して、どのような対処が考えられるか?季節的な事や地形的な部分をフラットにして考えるならば、二つのアイデアが浮かぶ。それがロッドとルアー。

「ロッド」:キビレとチヌでロッドを使い分けよう!なんて無知な事はやりません(笑)ですが、キビレだろうがチヌだろうが、「一発」しかバイトしない状況が多数存在します。低水温期・・ストラクチャー付近・・そしてランカーサイズ等々。恐らく多くの方に同意して頂けると思います。これらの状況にアジャストさせる為にワタシが考えたのが、ロッドの進化。特にウェーディングゲームをこよなく愛するワタシのとって、ショートレングスで即アワセ対応のロッドは必要不可欠でした。「コンッ・・」というバイトを感じたら一気にフッキングへと持ち込む。「追わせて乗せる」というある意味「Mリグ最大の醍醐味」を満喫させるだけでは、レベルが向上したアングラーの満足度を維持出来ないだけでなく、プレッシャーの掛かった現在の釣り場で、満足のいく釣果が得られにくくなっていると感じています。更にウェーディングゲームでの不利な点。それが「タックルはワンセットのみ」という釣りである事。もし夕マズメや朝マズメ・・・TOPゲームを交えたゲームを展開しよう!というアングラーにとって、ティップのみ柔らかいロッドというのは、その他と比べ不利な部分となるでしょう。それを解消し、かつMリグをも十分にこなすロッドの開発を進め、完成に至りました。

「ルアー」:春~夏に掛けて、皆さん経験した事無いですか?アピールの強いルアーでは釣果激減どころかバイトすら無い事態を。そんな時にワタシが取った手段として、ボディーに付けるシンカーサイズを上げて動きを殺す、またはルアーサイズを落としたり、ボリュームや傾斜角度の浅いリップを持つルアーに替えたりしつつ対応させました。お陰で「渋い」と言われる状況下でさえも爆釣に転ずることが何度も出来ました。年間500枚を達成出来たのも、この柔軟性があったからだと言えます。そこで新たに開発したルアーにはこの「要素」を解決する工夫を全て盛り込みスタート。ローアピール、ローアクション、ダウンサイズ、そしてボリュームダウン。シャロー場では無敵を誇るルアーを完成させました。上記の状況下ではエニグマを含むMリグルアーと並んで投げ、圧倒的な釣果を揚げる事に成功。

このように、進化するアングラー、変化するポイントに合わせ、やはり「道具」の進化も、この「Mリグ」をより良い釣りへと向上させる為に必要不可欠な事だと思います。もしかしたらこの新たな武器を手に展開されるMリグゲーム。現在とは異なる全く新しい「思考」が生まれるかも知れません。それはワタシでは無く、この進化したアイテムを手にフィールドへ向う皆さんが辿り着く「結果」であると信じています。

追記:書き忘れたので追記します。それはラインについて。ナイロンとPEを使い分ける事によってキビレとチヌをある程度釣り分ける事は可能・・と以前紹介しました。ですが現在のMリグを含むチヌのボトムゲームは「PE」を使う事により高い次元で達成出来ています。よってチヌのボトムゲームはPEラインを使用する・・という観点からあえて「釣り分け」の為にラインを換える・・というのは非現実的だと判断するに至りました。

新たなワタシの右腕は2007年大阪&横浜のFショー会場にて「発表」します。

 

                                               2007年1月

「嶋田的Sリグ思考2007」

巷で話題の「Sリグ」。その全てを書くにはあまりにも情報量が少ないので、今回はざっくりと書いてみます。まずこのSリグを行う為に最も重要なのは「P.P-WEIGHT」の存在。このシンカーはまだ一般には販売されていませんが、現在様々なステージにてテストが実施されています。

ワタシはこのシンカーを「チヌ」というターゲットに的を絞り、多くのテストを実施していますが、その効果はワタシの過去ログにて確認して下さい。

まずこのシンカーを見て閃いたのは「プラグを使った」攻め。メバル用のペンシルを用いたものでしたが、そのバイト数は圧倒的でした。しかし当ブログの書き込みで9cmクラスのルアーを使って効果があったとの報告がありましたので、5~7cmクラスのルアーを使用し、実釣してみました。結果は◎。今春発売のカルティバ社「SD33TG」との相性も良く、かなり期待が持てます。ペンシルをチョイスしたのは止めての誘いにリップの必要性を全く感じないのと、ボトムをトレースするならMリグという圧倒的に強いリグの存在が、そういう選択となったのはいうまでもありません。

このシンカーを使い、浮力の強いペンシルを使う理由は一つ。このシンカーの最大の特徴を最も効果良く発揮出来るからに他ならない。このシンカーの特徴は、湖流や潮流によりシンカーが底を這うように動くペンデュラム効果、そしてそういう流れが無い中でも上記のルアーを使った時にシンカー自体がフラフラと躍動するピボット効果。つまり・・・オートマチックアクションシステム的な役割をシンカーが担うという点。またおもしろいのはフォールでのバイトもかなり多く、球形のシンカーがゆったりとしたフォールを実現しているこの証明となっています。

考えれば考えるほど・・・バスフィッシングに使ってみたくなるシンカーです・・(笑)その釣りのバリエーションをイメージした時、その可能性が∞なバスフィッシング。ワタシは現在でこそソルトアングラーですが、元はバサー。このシンカーが発売になった暁には是非ともバサーの皆さんに試して頂きたいと思います。

さて・・・先程「プラグ」について触れましたが、今は次のステージである「ワーム」でのテストを繰り返しています。その効果は・・・凄まじいの一言。Mリグは「シャローに差した活性の高い個体」を狙う釣りなのに対し、Sリグは「追い気の無い活性の低い個体」を拾える釣り。つまり足を止めたまま目前のチヌ全てに対し、アプローチが可能なリグが完成した訳です。勿論コレはプラグを使ってもかなり効果的です。ですが・・今はまだワームの可能性を広げる事を目指したいと思います。

「ワームの選択基準」

Sリグでチヌを狙う際に選ぶワームの基準が幾つかあります。

サイズ:標準サイズは2インチ。コレは口の大きな吸い込み系の魚と違い、チヌはどちらかと言えば噛みつき系(もしくはモグモグ系?)に近い捕食の仕方をしているようです。そう考えるとワームのサイズを上げたり、ボディー以上に動き過ぎる余計なモノは少ないのに越したことはありません。色々と検証を繰り返した結果、やはり2インチクラスが標準的なサイズと判断しました。現在自身で効果がある、もしくは有効だ・・と判断出来たワームは・・バークレー社「2インチバルキー」、カットするのを条件に「ガルプ3インチクロー」「デスアダーホッグ3インチ」の3種。

カラー:プラグの釣りでもカラーの違いで釣果が変わる・・またその時々で当たりカラーが存在する事が実証されています。ワームも同様に適したカラー(現時点で)が存在するようです。元々プラグと比べ様々なカラーが存在するワーム。ですがそのベース自体はそう種類がある訳でありません。エニグマのカラーをセレクトしていく段階で出た結論が「単純な配色」ほど良い・・という点。これはボトムの釣りが主体なワームの使用状況を考えた時、これほど多くのカラーが存在するにも関わらず、結果として「単純なカラー」が好まれている・・という点と符合します。緑、黒、茶、紫、赤・・この辺じゃないですか??現在チヌをワームで狙う際に「ラメ」というキーワードを元に調査しています。これは調査をしている中で感じた「1項目」を試しているに過ぎませんが、ラメの有る無しは釣果に影響を及ぼす項目の一つになりそうな気配です。ワタシ的に今日の時点でハッキリしているのはバークレー社「2インチバルキーホッグ」にもラインナップされている「CG」(シナモングリーンフレック)は、最も釣果を出しているカラー・・という事だけです。

書けるのはここまで。後はまだまだ思案中です。ちなみにワームが常にボトムにあるようだとバイトはあっても乗らない・・乗りづらい・・このシンカーの真骨頂はこの点をシンカー側で解決したから。2インチバルキーが効果的なのはフローティングでは無いのに、比較的浮きやすいから?・・ガルプが良いのは臭い?・・デスアダーが良いのは??恐らく「浮力」「臭い」の他にきっと何か他に理由があるからに違いない・・

それが何か?おぼろげながらも見えつつありますが・・・

(使い方等はFショー後に・・)

                                           2007年1月の俺

「エニグマ ミニ」(通称ミニグマ)の実用例

2007年4月。いよいよ「エニグマ ミニ」が発売される。思い起こせば昨年5月に発売となった「エニグマ」。各地で釣果報告がある度に「作ってよかった」と感じる今日この頃です。ですが一度に作る量に限りがある為、せっかく探して頂いたり、ご注文頂いたにも関わらず中々入手出来ない時期があった事を、この場にてお詫び申し上げます。

さて、この度発売される「エニグマ ミニ」。各地でのフィッシィングショーや内覧会、当ブログを通じ、皆様にご紹介させて頂きましたが、いよいよ市場投入となります。この「エニグマ ミニ」の使用法やコンセプトにつきましては、改めて「ティムコ社」のHP上及び当コラム内にて詳しくご紹介させて頂きます。

ですが・・・購入後すぐに快適に使って頂くために・・

皆様に用意しておいて頂きたい小物があります。それが「シンカー」です。フックについてはオーナー社「SD-33TG#5」を標準装備していますので、いずれ替えフックをお願い致します。ですがシンカーについては通常のMリグでは使用しなかったサイズを新たに用いますので、事前にお店などで頼んでおいて頂ければ幸いです。

ウォーターグレムリン社「ラウンド スプリット ショット」の「#7」及び「#3/0」。エニグマは通常「#5」をボディーに付けるのが「標準」となります。これは「エニグマ ミニ」でも同様ですが、流れが速い時、多少水深がある時などは、リーダーにスプリットする場合があります。「エニグマ」では同#5もしくは「#7」をワタシは使用していましたが、この「エニグマ ミニ」は通常使用においてもスプリットを打つ事をオススメします。サイズは「#7」もしくは「#3/0」を使用します。この「#7」もしくは「#3/0]は普段はお店に置いていないケースが多いようですので、ご注意下さい。

それでは面倒臭がり屋(笑)のワタシが珍しく「実用例」をご紹介します。

クリクリすると大きくなります(笑)

 

 

 

スプリットシンカーは#7メインで#3/0を補完的に使います。流れが緩やかなら#3/0がオススメですね。フックは#5標準ですが、明らかにメイタクラスが多発するようなら#6でのOKです。ルアー自体が4gと極軽ですので、シンカー装着のバランスは結構大事です。

ちなみにコレは#7をスプリットに使ってキャッチした46cmです。

 

 

 

ボトムタッチをソフトにする事を目指した分、ルアー自体を軽くしました。その分ボトムの取り難さはあります。意識して「ボトム」を取りにいくようにしましょう!

  

                                      2007年4月

 

「嶋田的Sリグ思考2007~実用編~」

さてさて、いよいよ「P.P WEIGHT」の試験販売が開始されました。そもそもこのSリグは、「動」のMリグに対し、「静」のSリグとして、これまでカラーローテ、波動ローテしてきたMリグに「アプローチ」のローテとして提言するモノです。このSリグに行き着くまでに、テキサスリグ、キャロライナリグ、ダウンショットリグ、スプリットリグ、ジグヘッドリグ、ジグヘッドワッキー等々をあらゆるシチュエーションで試した結果、辿り着いたリグです。勿論先に挙げたリグでもチヌの釣果はありました。中にはジグヘッドリグのように使えそうなモノもありましたが、フックがシンカーと固定される、ワームの動きに自由度が無い等の理由により、バイトはあっても乗りにくいという現象が起きてしまいます。それでも確率を無視すれば「コレでも釣れる」事には変わりないので、アリだとは思います。

だけど・・・「コレでも釣れる」では満足しないワタクシ。ワームを使ったゲームをやり尽くしてみましたが、いずれもショートバイトが多発し、今ひとつ盛り上がらない。ジグヘッドのフック形状を変えてみる事も視野に入れてみましたが、さすがにメーカーを動かすだけの市場は無いので、とりあえず終了となったのが昨年夏。

そして昨秋。偶然出会ったのがこの「P.P WEIGHT」でした。ここからの話は「嶋田的Sリグ思考」にて。

具体的にこのリグを解説した誌面は無いので、今回は画像を交えて簡単に解説します。

まず水中姿勢。バスタブに水を張り、蛇口から水を出しながら人為的に水流を起こしています。

 

 

 

 

固定カメラの連続撮影です。水流を受けながらフラフラと漂う姿が写っていますが、これはラインを張り気味にしているから可能なアクション。浮き止めを使わずにラインをフケさせれば流れに押されてすぐに倒れてしまいます。これはプラグを使っても同じ。水槽に水を張って実験しているケースもありますが、実際にはキャストして数10m先にあるルアーが比重の軽いPEラインを引っ張りながらもフワフワと浮く訳が無い(ラインをフリーにすればルアーだけが流されるか、ラインだけがフケてしまうでしょう)ので、必ず浮き止めゴムを使ってラインを張り、ワーム自体を真下へ引っ張る力を与えて下さい。

 

 

 

 

ちなみにラインを緩めるとこのように流れが向う側へ倒れてしまいます。これは浮き止めを使っても使わなくても同じです。この状態に常時あるのがジグヘッドを用いた場合。コレがバイトはあっても乗りにくい要因です。って事は?強制的にラインを張る事によってワームを起こせばいい。それがラバージグ用のヘッドを用いたジグヘッドリグ。ですが先に書いたように固定フックは乗り難い。つまりジグヘッドで乗りを良くするにはロングシャンクでワイドゲイブにし、フックも非固定にし、自由度を与えてあげる必要がある。こうすれば問題は全て解決・・ですが、そんなのは売ってない。売ってないものを推奨する気はサラサラ無い。

故に「P.P WEIGHT」を用いたリグを考えたんです。一般販売はしていませんでしたが、少数ならネットで手に入ったこのシンカー。すでに多くの方が試されているようです。

「Sリグに必要な小物」

「フック」に関して大事なのは、ワーム単体のアクションを損なわず、強度も十分な事。そう考えるとワーム用のフックでは強度十分ですが重たすぎます。バスフィッシィングに使う強度があればどんなフックでもチヌには十分過ぎる強度ならば、そのバスフックの中でもサポート的なタイプなら軽量なのではないだろうか?フックの形状はストレート型が最も適しているのならば・・と行き着いたのがスピナーベイト用のトレーラーフック。ワームサイズも2インチクラスがメインなので「#2」程度でOKと判断しました(各社概ね#2で適正でした)。

「浮き止め」はどこのでも良いでしょう。リーダーが16lb未満ならばサイズは「M」以下で結構です。

「ワーム」は「嶋田的Sリグ思考」をご覧下さい。手に入るワームは大方試してみました。ちなみにプラグに関しては各自が試してみて下さい。ワタシはチヌなら3~5cm、シーバスなら5~7cmのペンシルを使っています。

「アクション」は着底後、ラインを張りながら3秒ほどステイさせます。流れの強い河川内ならばそのままラインを張ったままにしていると不規則な軌道を描きながら底をスライドしていきます。それでも十分にバイトがありますが、なんだか・・面白くない(笑)ので、ロッド1本分をゆっくり持ち上げながらズル引きし、またステイさせて下さい。ここで注意するのはバイトの99%はステイ時にあるという点。つまりズル引き後すぐにロッドティップを下げて、バイトに対応する姿勢を作らないと反応出来ない・・・という事に。ワームを使用してのボトムゲームは、大半が一瞬のバイトです。バイト時は即アワセして下さい。またSリグはフォール時のバイトも非常に多いのでキャストした時から常に体勢を整えて下さい。

 

 

 

 

Sリグはあくまでもローテーションの一角です。是非Mリグとの組み合わせで攻めて下さい!

                                               2007年5月

 

 

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