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ジャークソニック100S インプレ

凡庸なミノーというのが最初の印象だった

ジャークソニックのシンキングでは初の重心移動が搭載され、シリーズでは1番飛ぶ
しかしシマノのAR‐Cと比べれば普通

巻き感ははっきりしていて、泳ぎはウォブンロール
90のようなヌメヌメ感は少ない
シミーフォールもするが時間が短く、すぐにケツ下がりでフォールしていく

ジャークソニック90ほどのピーキーさはない一方
なに…コレ?状態
発売されてからすぐに買ったものの、これでなくても良くね
で、秋は大型ルアーばかり投げて釣りを楽しんでいた

今年は暖冬で長崎県はすでに春の様相
港にはシーバスやチヌが入って来ていて、大量の小魚がいる
目の前で大型青物が食いあげる姿も見られた
ルアーサイズを落とした釣りをするため、ジャークソニック100Sを引っ張り出し、じっくり観察した

下方向へ手の押しとロッドの自重で落とす程度の、ストロークを心持ち長くしたジャークを入れる
ドゥルルと泳ぎ、頭をクイッと横に向ける
普通この操作だと頭をもたげ、リップの抵抗で止まる
のだが、抜けて姿勢を乱さない

短いと感じていたシミーフォールもこのジャークを連続して行う場合、次のロッドワークに間を入れれば、ちょうどいい揺らめく動きになっている
止めすぎないのがキモだ

もちろん小刻みなトウィッチでのレスポンスも良く、しっかり水を噛みレンジも入ることも相まって、水面から飛び出すこともない

ジャークソニックに重心移動が入っていると知り、はじめは胸をときめかせたのだが、どうも玉が小さい
磁石をボディ底部にセットして、上に乗せるように止められる程度の大きさだ

玉をでかくすればもっと飛ぶものをと思ったのだが、
フォルムやアクションのバランスを煮詰めるうえで、このサイズでなければならない
このアクションの質と飛距離で実現出来る限界のバランスなのだろうと思う

あらためて思うのは、ありそうでなかったジャークベイトだということだ
というか、作ろうと思っても作れなかったのかもしれない

話はそれるが身内に絵描きがおり、プロになるための素質は何かを聞いたことがある
唯一挙げたのが、才能や速筆なことではなく
様々な制約がある中でも自分のイメージを100%表現できること
だった

バス、シーバス、トラウト、ルアーは何かしらの魚種やシチュエーションを対象として作られるのが普通だ
何かしらに引っ張られる
そうした中、魚種不問でただ巻きで泳いで、飛ばせ、アクション入れて楽しめる
ジャークソニック100Sは「ジャークベイト」のあるべきスタンダードを表現したミノーだと思っている

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