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▼ エクスセンスS903ML・MH/F
- ジャンル:釣り具インプレ
今年の年始からメインで使っているロッド、「エクスセンスS903ML・MH/F」。
荒川、旧江戸川で半年ほど使い、そろそろ使いこなせてきた感があるので使用感をば・・・
まず、最も向いているのはこんなシチュエーションです。
「荒川でもも~腰くらいまでウェーディングし、ティップ下は短めの垂らし、上半身だけの動きで9~12cmのミノーをロングキャスト。
40cmクラスのセイゴのバイトも弾かずに拾う。
短いストロークのフッキング幅でがっちりフッキングした後は、相手が大きくてもドラグを出さず一気に距離を詰めてランディング。」
こんな状況を軸にかなり幅広い状況に対応できるので、全国どこへでも連れていけるオールラウンダーであると言えると思います。
今度はブランクスの各部分をクローズアップしてみます。
まず全体の曲がり。
店で曲げた感想としてはティップが柔らかい反面、ベリー~バットはがちがち。
ティップしか曲がらないロッドなんじゃないの?といった感じ。
しかし使ってみるとこれが意外と曲がるのです。
川の流れの中で60cmクラスを掛けると、表記はファーストではなくレギュラーファーストでいいのでは?と言い切れるくらいの曲がりを見せます。
案外きれいに曲がります。MLのティップからMHのバットへの曲がりの移行もスムーズです。
次にティップ。
店で曲げた時には柔らかすぎるように感じられるティップ。ベリー以下が硬いのでなおさらそう感じてしまうのでしょう。
しかしリトリーブの時には荒川の下げの流れに負けることなく、かといってバイトを弾くことなく残ってくれます。
この柔らかいティップは軽いルアーを投げるときにもタメを作ってくれ、このロッドが扱えるルアーウエイトの下限を広げています。
14cmクラスのミノーを投げる時には押し出す力が足りず、逆に飛距離を出し切れないというデメリットもありますが、14cmクラスのミノーを使うようなロッドではないので一応投げられるだけ十分といった感じ。
そしてベリー~バット。
80cmクラスの魚でもドラグを安心してロックして止められるだけのトルクを備えています。
トルクといっても硬さの中にあるトルクといった感じなので、Zeleとは全く異なった感じです。
魚の大きさが5、60cmを超えてこないと楽しめません。東京湾奥の河川を中心に釣りをするなら、パワーランクは強めの部類に入るでしょう。
その強いバットのおかげで、14cmクラスのミノーや1オンスクラスの鉄板バイブなどもキャストが可能になっています。
快適なのは12cmクラスのミノーまでですけどね。
それから感度について。
ロッドの感度というのは人それぞれ感じ方が違う主観的なものだし、近年の高弾性パキパキのロッドであればどれもそう大差は無い。そもそもリトリーブの釣りがメインである以上、感度はシーバスロッドに求める要素の中ではあまり重要な項目ではない・・というのが個人的な意見です。
そんな視点で見ると、このエクスセンス903は感度は良好な方だと思います。
必要最低限以上の感度が得られている感じ。止水に近い所でシンペンなどを引いても挙動ははっきり分かります。
そこまでは求めていませんでしたが、感度はよいに越したことはありません。
そして最後に、各部のパーツについて。
トルザイトリング。
軽いです。この柔らかいティップでもダルさを感じないのは、軽いトルザイトリングの存在が大きいのか?
同じガイド内径で比べるならばsicリングよりもリング外径が小さいので、ガイドそのものを小さく、軽くできるのもメリット。
sic
トルザイト
エギロッドなどによりガイドが小さくなっても飛距離には影響しないと分かった今、ガイドが小さくなるのは軽量化の面でも歓迎されるべき変化です。
KRガイド。
普通の巨大なシングルフットのKガイド(特にチタン製)を指で曲げてみてください。
これです・・
クニクニ曲がりますよね?とても柔らかいです。
これがキャストの時にラインに押されてブランクス側にグニャリと曲がってる気がしてならないんですよね。キャスト中、そうとしか言えないなんとも気味の悪い感触もします。
同じ巨大なKガイドでもダブルフットのものならこの気味の悪い感触はしないので、この感触と悪い推測は当たっていると思います。
この現象はキャストパワーの大いなるロスを招いていると思います。
しかしこのKRガイドはそんな曲がりもかなり低減されているようで、この感触はしないし、指で曲げてみてもクニクニ曲がりはしません。
曲がらないというだけでこのKRガイドは存在価値があると思います。
てか・・K以前のYSGガイドなら普通に曲がらないんですが(笑)
グリップ。
エクスフィットシート。
手のひらの窪みにジャストフィットしてとても握りやすいです。
僕はリールフットを薬指と小指の間で挟んで持つんですが、そういう人専用のグリップと言い切っても過言ではないほど、この握り方に合わせてくれています。
以上が細かいインプレです。
僕は今までジャンピングジャックZeleを6年ほど使い続けてきて、1度バリスティックに乗り換えた後しっくり来ずにこのエクスセンス903に乗り換えました。
このエクスセンス903はジャンピングジャックZeleと同じ嶋田さんが監修されているので、ジャンピングジャックZeleの癖が体に染み付いている僕にも使いやすいのだろうと思います。
しかしキャストの際のリリースポイントも広いほうではないし、柔らかいロッドよりは魚がバレやすいと思います。
僕は慣れているのでこのデメリットをこうむることはありませんが、普段レギュラー気味なテーパーのロッドを使われている方が使うとキャストも安定せずバラシの山を築くかもしれません。
初心者~上級者まで誰にでも扱いやすい優等生なロッドというよりは、自分のスタイルに合えば強力な武器になる、一クセも二クセもあるロッドといった感じでしょうか。
僕にはマッチしていて今のところかなり気に入っているので、しばらく使い続けてみるつもりです。
このインプレが、このロッドを気になっておられる方の参考になれば幸いです。
荒川、旧江戸川で半年ほど使い、そろそろ使いこなせてきた感があるので使用感をば・・・
まず、最も向いているのはこんなシチュエーションです。
「荒川でもも~腰くらいまでウェーディングし、ティップ下は短めの垂らし、上半身だけの動きで9~12cmのミノーをロングキャスト。
40cmクラスのセイゴのバイトも弾かずに拾う。
短いストロークのフッキング幅でがっちりフッキングした後は、相手が大きくてもドラグを出さず一気に距離を詰めてランディング。」
こんな状況を軸にかなり幅広い状況に対応できるので、全国どこへでも連れていけるオールラウンダーであると言えると思います。
今度はブランクスの各部分をクローズアップしてみます。
まず全体の曲がり。
店で曲げた感想としてはティップが柔らかい反面、ベリー~バットはがちがち。
ティップしか曲がらないロッドなんじゃないの?といった感じ。
しかし使ってみるとこれが意外と曲がるのです。
川の流れの中で60cmクラスを掛けると、表記はファーストではなくレギュラーファーストでいいのでは?と言い切れるくらいの曲がりを見せます。
案外きれいに曲がります。MLのティップからMHのバットへの曲がりの移行もスムーズです。
次にティップ。
店で曲げた時には柔らかすぎるように感じられるティップ。ベリー以下が硬いのでなおさらそう感じてしまうのでしょう。
しかしリトリーブの時には荒川の下げの流れに負けることなく、かといってバイトを弾くことなく残ってくれます。
この柔らかいティップは軽いルアーを投げるときにもタメを作ってくれ、このロッドが扱えるルアーウエイトの下限を広げています。
14cmクラスのミノーを投げる時には押し出す力が足りず、逆に飛距離を出し切れないというデメリットもありますが、14cmクラスのミノーを使うようなロッドではないので一応投げられるだけ十分といった感じ。
そしてベリー~バット。
80cmクラスの魚でもドラグを安心してロックして止められるだけのトルクを備えています。
トルクといっても硬さの中にあるトルクといった感じなので、Zeleとは全く異なった感じです。
魚の大きさが5、60cmを超えてこないと楽しめません。東京湾奥の河川を中心に釣りをするなら、パワーランクは強めの部類に入るでしょう。
その強いバットのおかげで、14cmクラスのミノーや1オンスクラスの鉄板バイブなどもキャストが可能になっています。
快適なのは12cmクラスのミノーまでですけどね。
それから感度について。
ロッドの感度というのは人それぞれ感じ方が違う主観的なものだし、近年の高弾性パキパキのロッドであればどれもそう大差は無い。そもそもリトリーブの釣りがメインである以上、感度はシーバスロッドに求める要素の中ではあまり重要な項目ではない・・というのが個人的な意見です。
そんな視点で見ると、このエクスセンス903は感度は良好な方だと思います。
必要最低限以上の感度が得られている感じ。止水に近い所でシンペンなどを引いても挙動ははっきり分かります。
そこまでは求めていませんでしたが、感度はよいに越したことはありません。
そして最後に、各部のパーツについて。
トルザイトリング。
軽いです。この柔らかいティップでもダルさを感じないのは、軽いトルザイトリングの存在が大きいのか?
同じガイド内径で比べるならばsicリングよりもリング外径が小さいので、ガイドそのものを小さく、軽くできるのもメリット。
sic
トルザイト
エギロッドなどによりガイドが小さくなっても飛距離には影響しないと分かった今、ガイドが小さくなるのは軽量化の面でも歓迎されるべき変化です。
KRガイド。
普通の巨大なシングルフットのKガイド(特にチタン製)を指で曲げてみてください。
これです・・
クニクニ曲がりますよね?とても柔らかいです。
これがキャストの時にラインに押されてブランクス側にグニャリと曲がってる気がしてならないんですよね。キャスト中、そうとしか言えないなんとも気味の悪い感触もします。
同じ巨大なKガイドでもダブルフットのものならこの気味の悪い感触はしないので、この感触と悪い推測は当たっていると思います。
この現象はキャストパワーの大いなるロスを招いていると思います。
しかしこのKRガイドはそんな曲がりもかなり低減されているようで、この感触はしないし、指で曲げてみてもクニクニ曲がりはしません。
曲がらないというだけでこのKRガイドは存在価値があると思います。
てか・・K以前のYSGガイドなら普通に曲がらないんですが(笑)
グリップ。
エクスフィットシート。
手のひらの窪みにジャストフィットしてとても握りやすいです。
僕はリールフットを薬指と小指の間で挟んで持つんですが、そういう人専用のグリップと言い切っても過言ではないほど、この握り方に合わせてくれています。
以上が細かいインプレです。
僕は今までジャンピングジャックZeleを6年ほど使い続けてきて、1度バリスティックに乗り換えた後しっくり来ずにこのエクスセンス903に乗り換えました。
このエクスセンス903はジャンピングジャックZeleと同じ嶋田さんが監修されているので、ジャンピングジャックZeleの癖が体に染み付いている僕にも使いやすいのだろうと思います。
しかしキャストの際のリリースポイントも広いほうではないし、柔らかいロッドよりは魚がバレやすいと思います。
僕は慣れているのでこのデメリットをこうむることはありませんが、普段レギュラー気味なテーパーのロッドを使われている方が使うとキャストも安定せずバラシの山を築くかもしれません。
初心者~上級者まで誰にでも扱いやすい優等生なロッドというよりは、自分のスタイルに合えば強力な武器になる、一クセも二クセもあるロッドといった感じでしょうか。
僕にはマッチしていて今のところかなり気に入っているので、しばらく使い続けてみるつもりです。
このインプレが、このロッドを気になっておられる方の参考になれば幸いです。
- 2016年8月26日
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