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海外怪魚ポンドの切り札マスクバイブジーン/ジャッカル

こんにちは。ビックリマン高田です。
今回は海外のハイプレッシャーフィッシングポンド、所謂激スレ釣り堀における僕の切り札をご紹介します。
ジャッカル社のマスクバイブジーンシリーズです。
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海外の怪魚釣り堀は“爆釣”という先入観がありがちですが、
その期待とは裏腹に激スレな場所も多くあります。

大きな期待を抱いて大きいトップをキャスト!するものの、無反応…ということも珍しくありません。
現地のアングラーがひっきりなしに魚を釣るためフィッシングプレッシャーが高いことが原因です。アングラーたちのレベルが上っていることも理由のひとつと言えるでしょう。
バラマンディやグルーパーの釣り堀は特にそういった場所が多い。

海外のプロフィッシングガイドである僕がそんな激スレ釣り堀で、お客さんに釣ってもらうための、裏の手として選ぶルアーがマスクバイブジーンなのです。
タイランドでもマレーシアでもこれから釣り堀に行く人は必ずこのルアーを持っていくことをオススメします。

釣れる秘密は後述するとして、まずはこのルアーの使い方を解説します。

マスクバイブジーンのポンドでの使用方法

①着水したらテンションを少しかけてカーブフォール。ここでバラマンディはバイトが出ることがあります。

②竿先を上げてほんの少しのリフト。コツはほんの少しです。“ブルブルブル!”と派手にやってしまうとバイトが半減します。イメージはマスクバイブジーンが水底で“パタッ、パタッ“と横に倒れるくらいのアクションです。そのアクションでゆっくりリールを巻きながら引いてきます。バラマンディはフォールで、グルーパーはリフトで食ってくることが多いです。

③足元まできたらそこですぐに巻き上げず、同じ場所で“パタッ、パタッ“とアクションさせます。なぜならポンドの足元はブレイクになっていることが多く、魚が濃いからです。

④これで食わなければ回収し、別の場所に投げます。フィッシュポンドは一箇所に魚が固まっていることが多く、固まっているポイントを見つけることが大事です。


②では上記のアクションが基本となりますが、時には竿でアクションさせず、リールのハンドルを“カクッ、カクッ、カクッ!“と3段階にわけて1回転するアクションが有効であったり、状況によって様々な狙い方があります。色々試してみてください。共通するコツはあまり派手に動かさないことです。

マスクバイブジーンが釣れる秘密

バラマンディとグルーパーが釣れる秘密を解説する前に、
このブラックバスの水中映像を御覧ください。

こちらの3分50秒から4分50秒のリフトで食う時とフォールで食う時の違いの映像を頭に入れたあとに下記に進んでいただければと思います。

★バラマンディ
海外の激スレバラマンディ釣り堀において、主流となっているのが極小のジグヘッドにシャッドテールワームをつけたものです。
これは絶大な効果を発揮しますが、フッキングに難があるのが欠点です。
なぜならバラマンディはフォール時にルアーを上から吸い込む、もしくはフォールしてきたものを下から受けるように食うことが多いため、フックポイントが口の中に当たらないことも多いのです。ブラックバスの水中映像の中で言えばフォール時にバイトし、掛からなかったような状態です。トレブルフックでも難しいのにシングルフックだとあの食い方でフッキングに持ち込むのは至難の技です。また、激しく抵抗するバラマンディはワームの消費も激しく、経済的ではありません。

現地で主流のもう一種類のルアーはメタルバイブです。リアクションのフォールで口を使わせるルアーで絶大な効果を発揮します。前述のフッキングの問題はありません。リアクションで反応させるルアーです。ですが上記のソフトベイトで反応する魚とは全く異なる属性の魚しか反応させることが出来ません。

お気づきだと思いますが、マスクバイブジーンはソフト素材で構成されたハードベイトであるため、上記のソフトベイトで口を使う魚と、ハードベイトのリアクションで口を使う魚を同時に同じルアーで狙うことができます。フックはトレブルフックを装着しているためフッキングも問題ありません。
他社のソフト系バイブレーションと比較してもテールの微波動はバラマンディの食性に確実に訴えかけていると感じます。
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これはマスクバイブジーンで釣った40cmほどのバラマンディですが、丸呑みされていることがおわかりいただけると思います。
リアクションと食性が合わさるとこんな食い方をするんですね。

余談ですが、バラマンディの口は同サイズのバスやシーバスと比べると小さいですね。

★グルーパー
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現地でのグルーパーの主流の狙い方は、ソフトベイトの激スロー巻き、もしくはディープクランクのリアクションバイト狙いとなります。ソフトベイトの激スロー巻きは確かに有効で、私も琵琶湖で流行りのデットスローリトリーブを流用し、多くのグルーパーを釣り上げてきました。ただし一点問題があります。
ソフトベイトの激スロー巻きは食いこそいいものの、丸呑みされることも多く、グルーパーの鋭い歯で糸が切られてしまうことが頻繁にあるのです。
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クランクの場合も同様で丸呑み事件が多発します。
フィッシングガイドとしてお客さんにラインブレイクの可能性を極限まで下げて、なおかつ反応の良いルアーがないか探していた処、たどり着いたのはバラマンディと同じくマスクバイブジーンでした。

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フックが上唇脇に刺さっていることがおわかりいただけるでしょうか?

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アップで。

実はこの魚だけがここで掛かったわけじゃなく、マスクバイブで釣るグルーパーはほとんどの確立で同じ箇所周辺に掛かります。
その理由を考えた時に僕はある結論を導き出しました。
バラマンディがフォールで吸い込んでいるとしたら、グルーパーは反対にリフトの時に口を使っていると。
突然顔の横を通ったルアーを首を振って抑えに行くようにバイトする。覚えていない方は上記水中映像の3分50秒からもう一度御覧ください。首を振りながら吸い付くようなバイトをする様子が確認できると思います。その際にトレブルフックが唇横に刺さるのです。

このルアーを使いだしてから以前ソフトベイトで狙っていた時に使っていた30ポンドフロロラインから、14ポンドまでラインの強度を落としました。口の中に掛からなければ歯によるラインブレイクもなく、唇の横は比較的バレにくいため、お客さんもキャッチまで持っていける確率が飛躍しました。
バラマンディと同じくテールの微波動はソフトベイトに近いもので、バイトの率が他のバイブレーションより高いと考えています。


怪魚といえどバスやシーバスと同じ“魚”
いかがでしたでしょうか。怪魚といえど同じ魚、同じ釣り。ブラックバスに有効なルアーはバラマンディやグルーパーにも有効です。この記事をご覧になって海外の釣り堀に行かれる方はぜひこのルアーを忍ばせてみてください。きっと楽しい思いができます。
また、バス釣りをされる方も

①着水したらテンションを少しかけてカーブフォール。ここでバラマンディはバイトが出ることがあります。

②竿先を上げてほんの少しのリフト。コツはほんの少しです。“ブルブルブル!”と派手にやってしまうとバイトが半減します。イメージはマスクバイブジーンが水底で“パタッ、パタッ“と横に倒れるくらいのアクションです。そのアクションでゆっくりリールを巻きながら引いてきます。バラマンディはフォールで、グルーパーはリフトで食ってくることが多いです。

③足元まできたらそこですぐに巻き上げず、同じ場所で“パタッ、パタッ“とアクションさせます。なぜならポンドの足元はブレイクになっていることが多く、魚が濃いからです。

④これで食わなければ回収し、別の場所に投げます。フィッシュポンドは一箇所に魚が固まっていることが多く、固まっているポイントを見つけることが大事です。



これを野池などに置き換えて、日本のバス釣りで試してみてください。海外でこのテクニックに気がつくと同時に、日本のバスにも非常に有効なことにも気が付きました。
“ブルブルブル!”じゃなくて“パタッ、パタッ“ですよ!

それでは!


海外釣りツアーのChillTrip
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