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▼ これを読むと見方が変わる?~フックの基礎知識~
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- (コラム)
釣り針。
普段当たり前の様に使っているフック。
釣りをするうえで直接サカナとコンタクトするある意味一番重要なアイテムですよね。
編集部では特にルアーフィッシングに使用されてれるフック、特にトレブルフックについて数回に分けて考察していきたいと思います。
初回は、フックという道具における各部位の名称や役割を確認します。
省略イメージ
【①:ゲイプ】
ギャップとも呼びます。
並行する③のシャンクと⑦のフックポイントの間隔を指します。
ルアーゲームにおけるトレブルフックの場合は、この距離が広いほど針先が魚体に触れる確率が高くなり初期の針掛かりがよくなりますが、そのぶんフッキングが不完全だとテコの原理が働きやすく、フックが曲げられる可能性が高くなります。
【②:アイ】
ラインを結び付けたり、スプリットリングを使ってルアー本体と接続する部分です。
ここが太い物は番手の小さなスプリットリングに通せない事があり、がまかつのマジックアイなど、通しやすく平打ち加工し薄くされた製品もあります。
【③:シャンク】
フックの軸となる部分です。
長さのあるフックをロングシャンクと呼びます。
通説としてシャンクの長いもの程、テコの原理が働くことでフッキングの力が伝わり易くなり貫通力が上がると言われています。
ただしフック同士が干渉したり、ラインを拾ってしまう(エビる)事が多く発生する場合があり、更にフックの重量増によりルアーのアクションが制限されてしまう可能性もあります。
反対にシャンクの短いフックをショートシャンクと呼び、メリットデメリットはロングシャンクと正対します。
傾向として現在のシーバスルアーにはショートシャンクフックが搭載されている場合が多く見られます。
【④:ベンド】
シャンクからスロートにかけて湾曲している部分。
スプロートベンドとラウンドベンドの二種類が代表的です。
ラウンドベンドは比較的フックポイントとシャンクの長さが短く幅が狭いため吸い込みが良い傾向にあります。
ただし、シャンクの長さが影響する事により一概には言えませんが、一般的にラウンドベンドは最初の針掛かりがよく貫通力が高い傾向にある半面、魚を保持する能力(ホールド性)に劣ります。
一方でスプロートベンドの場合は吸い込みに劣りますが、ゲイプが深く魚を掛けた後のホールド性に勝ります。
そのため、シーバスのようにフッキングした後に魚が暴れるような釣り物に適しているといえますが、最初の針掛かりが不十分だと伸ばされやすい傾向があるとも言えます。
【⑤:スロート】
ベンドの底部分からフックポイントまでの長さを指します。
長いほど刺さった後のホールド性が向上しますが、この場合フックポイントの角度が適正でない場合はかえってフッキング時の貫通力を弱めてしまう場合があります。
【⑥:バーブ】
フックポイントのやや下にある、魚体に刺さったあと抜けにくくする部分。いわゆるカエシです。
あらかじめバーブのないものをバーブレスフックといいます。
バーブのついている箇所が若干太くなる事により、魚体を貫通させる際の妨げになるという意見や、不要に魚を傷付けるといった意見がある一方で、バーブには様々な形状・製法が存在しており、独自の製法で特許を取得しているメーカーも存在している事も事実です。
特にゲームフィッシングにおいては存在の是非が議論されています。
また、バーブレスは需要から生産量が少ない事もあり、一般的にバーブ付きフックよりも高価になります。
【⑦:フックポイント】
針先の事。
スロートから針先までがシャンクと並行になるストレートポイント、針先がシャンク側に湾曲しているカーブポイントなど数種類のタイプがあります。
ストレートポイントの場合、針先が外側に向けて露出しているので針の掛かりが良い半面、口以外の場所にフッキングしやすい場合があります(スレ掛かり)
カーブポイントはスレ掛かりもしにくいですが、初期の針掛かりがストレートポイントに若干比べ劣ります。
しかしその形状からフックアウトしにくいメリットがありますが、上手にフックアップさせるにはアワセのタイミングを遅らせるなどコツがいるようです。
フックについての考察はアングラーの数だけあり、上記にあげた事がすべてではありませんが、各部の役割を知っておくだけで視野が広がって様々なシチュエーションに対応出来るとかもしれませんね。
次回はフッキングのメカニズムについて調べてみたいと思います。
文 ナカヤマ
編 コウノス
普段当たり前の様に使っているフック。
釣りをするうえで直接サカナとコンタクトするある意味一番重要なアイテムですよね。
編集部では特にルアーフィッシングに使用されてれるフック、特にトレブルフックについて数回に分けて考察していきたいと思います。
初回は、フックという道具における各部位の名称や役割を確認します。
~基本的な各部の名称と特徴~
省略イメージ
【①:ゲイプ】
ギャップとも呼びます。
並行する③のシャンクと⑦のフックポイントの間隔を指します。
ルアーゲームにおけるトレブルフックの場合は、この距離が広いほど針先が魚体に触れる確率が高くなり初期の針掛かりがよくなりますが、そのぶんフッキングが不完全だとテコの原理が働きやすく、フックが曲げられる可能性が高くなります。
【②:アイ】
ラインを結び付けたり、スプリットリングを使ってルアー本体と接続する部分です。
ここが太い物は番手の小さなスプリットリングに通せない事があり、がまかつのマジックアイなど、通しやすく平打ち加工し薄くされた製品もあります。
【③:シャンク】
フックの軸となる部分です。
長さのあるフックをロングシャンクと呼びます。
通説としてシャンクの長いもの程、テコの原理が働くことでフッキングの力が伝わり易くなり貫通力が上がると言われています。
ただしフック同士が干渉したり、ラインを拾ってしまう(エビる)事が多く発生する場合があり、更にフックの重量増によりルアーのアクションが制限されてしまう可能性もあります。
反対にシャンクの短いフックをショートシャンクと呼び、メリットデメリットはロングシャンクと正対します。
傾向として現在のシーバスルアーにはショートシャンクフックが搭載されている場合が多く見られます。
【④:ベンド】
シャンクからスロートにかけて湾曲している部分。
スプロートベンドとラウンドベンドの二種類が代表的です。
ラウンドベンドは比較的フックポイントとシャンクの長さが短く幅が狭いため吸い込みが良い傾向にあります。
ただし、シャンクの長さが影響する事により一概には言えませんが、一般的にラウンドベンドは最初の針掛かりがよく貫通力が高い傾向にある半面、魚を保持する能力(ホールド性)に劣ります。
一方でスプロートベンドの場合は吸い込みに劣りますが、ゲイプが深く魚を掛けた後のホールド性に勝ります。
そのため、シーバスのようにフッキングした後に魚が暴れるような釣り物に適しているといえますが、最初の針掛かりが不十分だと伸ばされやすい傾向があるとも言えます。
画像:がまかつHPより
【⑤:スロート】
ベンドの底部分からフックポイントまでの長さを指します。
長いほど刺さった後のホールド性が向上しますが、この場合フックポイントの角度が適正でない場合はかえってフッキング時の貫通力を弱めてしまう場合があります。
【⑥:バーブ】
フックポイントのやや下にある、魚体に刺さったあと抜けにくくする部分。いわゆるカエシです。
あらかじめバーブのないものをバーブレスフックといいます。
バーブのついている箇所が若干太くなる事により、魚体を貫通させる際の妨げになるという意見や、不要に魚を傷付けるといった意見がある一方で、バーブには様々な形状・製法が存在しており、独自の製法で特許を取得しているメーカーも存在している事も事実です。
特にゲームフィッシングにおいては存在の是非が議論されています。
また、バーブレスは需要から生産量が少ない事もあり、一般的にバーブ付きフックよりも高価になります。
【⑦:フックポイント】
針先の事。
スロートから針先までがシャンクと並行になるストレートポイント、針先がシャンク側に湾曲しているカーブポイントなど数種類のタイプがあります。
ストレートポイントの場合、針先が外側に向けて露出しているので針の掛かりが良い半面、口以外の場所にフッキングしやすい場合があります(スレ掛かり)
カーブポイントはスレ掛かりもしにくいですが、初期の針掛かりがストレートポイントに若干比べ劣ります。
しかしその形状からフックアウトしにくいメリットがありますが、上手にフックアップさせるにはアワセのタイミングを遅らせるなどコツがいるようです。
カーブポイントフック
オーナーHPより
フックについての考察はアングラーの数だけあり、上記にあげた事がすべてではありませんが、各部の役割を知っておくだけで視野が広がって様々なシチュエーションに対応出来るとかもしれませんね。
次回はフッキングのメカニズムについて調べてみたいと思います。
文 ナカヤマ
編 コウノス
- 2017年11月21日
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登録ライター
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sain
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