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イカスミ仙人

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勝浦アジング

  • ジャンル:釣行記
三連休前半の外房遠征。

まずは勝浦港から。やはりいつもの光景がそこにはあった。

港内に乗り入れた車、お店を広げたような大量の荷物。そこいらに転がったフグの死骸。

紛れもなくサビキ師の仕業である。

中には片手間にルアーロッドを振る者もいる。

アジが入れば色めき立つ人々も、潮止まりの時間もあってか皆黙々と作業しているように見えた。


さて、仙人はお店の隙間を見つけ、タンク前から釣り開始。

サビキ師のコマセ効果は絶大なので、遠慮なく隣に入れてもらう。もちろん挨拶を忘れてはいけない。


上げ潮が効いてくる時間はとっくに過ぎてもアジからの反応はなく、プチ移動を繰り返す。殊にこの勝浦港は広く水深もあるので、魚が少ないときは探すのが大変。

結局、船周りで豆アジとセイゴが遊んでくれただけだった。


大きく場所移動し、常夜灯の光が漏れるポイントへ。しかしここはベイトが多い分、やる気満々のシーバスが徘徊することが多い。アジが見えても食ってくれないのは、ワームの選択やレンジやアクションが合っていないからだとは限らないと思っている。

よって、ひねくれ仙人は真っ暗な場所で竿を振る。

アジが手前にいない上、北風が横から吹き付ける。こんなときはPEを恨めしく感じながらフルキャストの連続だ。

もちろん重いジグヘッドは遠投を手助けしてくれるが、沈下速度が速すぎるのか、全く喰わないことがあるし、潮流の早いポイントで投げることがほとんど無い仙人は、1.5㌘以上のジグヘッドはすべて机の引き出しの中に保管しているのである。

その代わり、ジグヘッドの形状と材質には異常にこだわる。

飛距離をかせぎたいとき、逆風や横風ならタングステン、追い風なら軽くてファットなヤツがいい。要するに空気抵抗と比重が問題だ。


1㌘のタングステンヘッドに小柄なワームで表層を漂わすと、20㎝前後のアジが連発。体高のあるキアジを5匹だけキープしたところでタイムアップの4時。


マズメは興津。

東の空が白んでくると、やっとアタリが出てきた。その全てがお約束のムツ。

アジいるのかな?なんて考えていると、そこに渡邉長士さんが話掛けてきてくれた。いくつか漁港をランガンしてきたようで、その中から貴重な情報をいただいた。

的確な情報はそう簡単に得られるものではない。

回遊魚は長期間同じ場所に滞在することはないから、直近の状況が不明の場合は、自分の足で探すことになる。

そんなとき、フィールドでの情報交換は最高の時間節約術である。アングラー同士の会話は、打算的な理由ばかりではいけないが、積極的に行いたいものだ。


教えてもらったポイントに到着したとき、太陽はすでに高く、眠さはMAX。

水面は静かだったが、アジが狭いエリアに集まっていた。

完全に明るくなっていたので、ダートとシェークを繰り返す。

真っ昼間に、ワインドからのフォールでガンガンアジを掛けていく動画を見たことがあったので、初めはそのセオリーを遵守したが、バイトが出せなかったからだ。



シーバス仲間との釣行の際、同じルアーを使っていても、歴然とした釣果の差が出ることがある。

技術的な部分を除いてもなお残る相違点は、無意識のうちに行っている動作、言わば手癖のようなものではないかと考える。

着水からリールを巻き始めるタイミング、ルアーが水から受ける抵抗によって決定する巻き速度、またそのときの想定深度等、ただ巻きひとつとっても個人差は数知れない。

釣りに絶対的なメソッドはない。

魚に出会える確率を上げるには、状況に合わせた釣りの要素の組み合わせをどれだけ多く実行できるかに尽きる。

釣れたからといって、そのパターンが最良の組み合わせだとは限らない。もっと多くの局面に応用が効くパターンが必ず存在することを否定してはいけない。

このような着地点の見えない問題は、各自各々が心のなかで模索するものですね。

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