プロフィール

山田 大輔

千葉県

プロフィール詳細

カレンダー

<< 2025/5 >>

1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

検索

:

アクセスカウンター

  • 今日のアクセス:145
  • 昨日のアクセス:65
  • 総アクセス数:854923

QRコード

チヌのフッキング


台風18号の影響で、
天気予報から目が離せない。

今回も記録的な降水量だ。

河川は危険なレベルまで来ている。

くれぐれも河川には近寄らない様に。






5月から10月頃にかけて
東京湾の河川に入ってくるクロダイ。

その目的は、様々な説が言われている。

「外洋の餌が高水温の為に少なくなる」

「適水温を求めて」

「身体に付いた虫を落とす」


などなど。



その目的は不明ながらも、勇猛果敢にルアーにバイトし、激しく突っ込みを繰り返すそのファイトは、
初めて釣った方々が口を揃えて

「凄い!」「面白い!」

と、言う。


そして、突き詰めてに狙って釣ろうとすると、
その「奥深さ」を目の当たりにする。



ルアーセレクト、アプローチ、フッキング

そして、また会うその時の為の
適格な取り扱いと、リリース。



その様々なピースを揃る事によって
初めて至福の瞬間に到達する事が出来る。





ソコまでを考えて、
初めて「リバー ブリームゲーム」
として、成立するのだと思う。

けして、「何かのついでに釣れる」だけの、
そんなモノでは無いと言うことだ。




欲を言えば、TOPレンジでのゲームが
もう少し成立してくれれば更に面白いのだか、
こればかりは、「食性の違い」なのか、
「生息域による性格の違い」なのか。
関東では、メジャーではなく、
断然「バイブレーション」による
ゲーム展開が有利なのが現状のようだ。





バイブレーションルアーと言えば
未だに、投げて巻くだけの飛び道具的なイメージが有るようだ。


しかし、神頼みで交通事故を願うような
そんな釣りは、なんとも味気ない。

「最後の手段のバイブレーション」
などと言う言葉は大昔の話しだ。



特にブリームゲームでは
バイブレーションを、
自在に操れなければ話しにならない。

波動を考え、レンジを考え、地形を考え、
ターゲットの気持ちを考える。


するとブリームゲームを追求した人は、
こんなに様々な使い方が出来るハードルアー
少しの違いで釣果に差がでるルアーは、少ない事を体感するだろう。


そして自身がルアーを操りコンタクトを得る快感、
考えがダイレクトに反映されるルアーだからこそ、
アングラーの意識の深さをも試されるのだ。


6cbfopr9u8np5mdpw4d5_920_518-8efcd8c3.jpg


例えば私が多用する、軽量バイブレーション。

フォールを織り混ぜた3D攻略で使うことが多いのだが、
「喰わせの間」の演出は、このバイブレーションならではのゲーム。


やっていくと
軽量バイブレーションを使わなければいけない状況。

ソレも何パターンも見えてくる。




ポイント、流速、水深、ベイト、水色、プレッシャー、ストラクチャーの難易度、フォールスピード、フォール角度、
活性、
そしてアプローチ角度の問題。




i3h2z6wn4r349dnsc7si_920_518-ac66a689.jpg

難しいルアーだが、これが必要な場面も多い。

全てが必然。
だから、捕れる。


im277n2tbej7nth6g3km_518_920-ae3c54fb.jpg
BlueBlue【Narage 50】レッドシーガ






最近ガイドをいていて気が付いたのだが、
「フッキングが出来ない」と言う事を言う人が多い。

そんな人は決まってバラす回数も多い。




私と何が違うのかよく見せてもらうと、
大抵、「電撃合わせ」の人だったりする。

ファイトも強引だったりする。




ブリームゲームの時、
バイトが会った瞬間に「鬼合わせ」

これは、はっきり言って必要ない。





まず、クロダイの歯を見てもらうと解るのだが、
強烈に硬い歯が2列も並んでいる。

h5v5wbw4iw6xvs8hg3bk_774_594-c4aa9b08.jpg
上も一緒。



しかし、普通のトレブルのルアーフックだと長さが歯の辺りに来る。

通常のMLクラスのシーバスロッド等で
まともに、ここにフックを貫通させるることは
実際不可能なのだ。






余談だが、

以前、地元のエキスパートと
「何処にフッキングさせるか」
と、言うことについて話し合ったことがあった。

要は、「唇」か「歯の奥」かだ。


クロダイの上唇は、以外に「プニプニ」している。
色的にも、「イルカ」の様なプニプニ感。

以外と柔らかい。
この唇でモノに触り、「何物か」を判断するらしい。




シャンクの長いフックにして奥に掛ければ
バレは減る。
しかし、ランディング後、
口が小さいし、タマに「ガチガチ」噛む。
間違っても、指を入れてはいけない。

カキの殻ですら噛み砕くチヌの口は
噛まれたら、多分痛い。

きっと、大変なことになります。


勿論、ルアーも軽々「粉砕」されます。





そして、口内は狭く、肉質も厚い。


奥に掛ければ、フックを取るのに手こずる為に、リリースに時間がかかり、
蘇生にも影響が出るだろう。




結論、ベストは口の横。




しかし、唇に掛かる率も高い。

せめても、大切な器官の唇のダメージを減らしたい為に
通常より、細軸のフックで唇と歯の間を狙いたい。



そして、「噛み付き形」のクロダイ。
「喰う!」と決めたら以外とシッカリと噛み付き、直ぐには放さない様に感じている。
(何秒もくわえている訳ではないですよ)



そんな訳で「ドン!」と、バイトがあっても、慌てずに「存在」を感じてから
「スウィープ」にあわせを入れる。

この時、軽量バイブレーション
程度なら軽く口の中に入ってしまいます。


この、「シッカリと噛み付かせる」にも
少しのコツが有って、
前当たりや、「個々に居る」であろうポイントで、「一瞬の隙」をルアーに与える。

そのパターンは、日によって違う事が多いですが、
リフトであっても、その後フリーフォールであったり、テンションフォールであったり。

リトリーブスピードのアップであったり、
ダウンであったり。

むしろ、なにもしない方が良かったり。

複合であったり、時間によって変わったり…。

これは、私自身もその時に見付けていくしかないですが、

「ここで喰わせる!」という意識は必ず持ち続けていくことが大切な事だと思います。



そして、バイトを感じたら、
慌てずに重みを感じながらスウィープフッキング。

反転と、ロッドパワーのバランスで、
咥えたルアーを「ぐ~っと、ズラしながらフックを唇に持っていく」感覚とでも言うか…。

これが、一番良い。


ファイトに関しても、
「唇を切らない」様に、必要以上の強引なファイトに持っていかない。

ストラクチャーの近くから離したら、後は
「行きたければ行かしてやる」

「やんわり」とファイトする。


あと、「唇フッキング」を確認したら、
ランディングも、ズリ上げよりも、
出来ればネットかフィッシュグリップで。

抜き上げなんて、絶対に止めてあげてください。



先にも言ったが、唇自体は以外と柔らかい事を知っていれば、バラしも減るだろうし、身切れも減るだろう。





何だかんだで、長くなってしまったので、
1度切ります。





本当は、「世界のお天気お姉さん事情」
についても、思いの丈を
語るつもりだったのですが…。

cgokbcvns2zs5gig52kr_385_264-a814e43e.jpg

止めます。





と、言うことで
次回は、パターンについて。






TACKLE
APIA【foojin'Z】Neon Knight85LX

BlueBlue【Narage 50】



APIA
http://www.apiajapan.com/sp/

BlueBlue
http://bluebluefishing.com/m/

コメントを見る