今年2月にトンガ王国で一緒に仕事をして知り合ったフィリピン人を訪ね、連休を利用して旅行してきました。
マニラで待ち合わせ、向かった先はかつての米軍基地の城下町として栄えたオロンガポ市です。
マニラからバスで4時間ちょっとかかりました。
米軍撤退後基地の跡地は経済特区に指定され、ホテルなども旧基地内にあります。
ひとつ面倒だったのは、市内を走るジプニーなどは旧基地内に入れないためジプニーでゲートまで来たあと、ホテルまでは旧基地内も走れるタクシーに乗り換えなければならなかったことです。
ホテルにチェックインしたのが夜9時過ぎ。
翌日に備え早めに就寝しました。

釣行1日目
友人がホテルまで迎えに来てくれ、あらかじめ調べておいてくれた釣り場へと案内してくれました。
このフィリピン人の友人、当人は釣りを全くしませんが私のリクエスト通りビーチではなく護岸になっている場所を探してくれました。
バスでおよそ10分で到着しました。

こんな感じの場所です。

 

何が釣れるかもよくわからず、持ってきたのはシーバス用とメバル用のタックルとルアーだけです。
沖のほうには潮目が見えたので、そこまで飛ばせば何かいるかもと考え重めのバイブを遠投。
潮目にはちょっと届きませんが少しずつ岸のほうに寄ってきているのでチャンスを待ってひたすら投げ続けます。
だいぶ近づいてきてそんなに遠投する必要も無くなり、ルアーをいくつか変えて打っていると、エリア10を引いている最中にブルッというショートバイトが出る。
これは何かいると喜んで投げ続けたのですが、この後バイトは出ず。
ちょっとメバルタックルで遊んでみようと思いプッツンテイルで護岸の際を探っているとプルプルプルッとアタリが出て釣れてきたのが
 

こんな魚。
フィリピンでの初フィッシュです。

1匹釣れた安心感からか、急に腹が減ってきたので昼食をとることに。
オロンガポからバスで約30分、モロンという友人の生まれ故郷の町です。

外国人向けではありませんが、ローカル向けのビーチリゾートですね。

ボートを出してくれるというので昼食後はボートからの釣りです。
波の静かな湾内で、時々ベイトフィシュの群れが水面を跳ねています。
これは大型のフィッシュイーターが入ってくるに違いないと思い気合いを入れてルアーを投げ続けます。
しかしいつまでたっても大型魚からのアタリはありません。
そのうち友人から「オロンガポへの最終バスは19：00」とのお告げ。
非常に釣れそうな雰囲気が漂っていましたが、18：00終了としました。
ホテルへの帰りに午前中に釣った場所で再チャレンジ。
ショートバイトが出た魚をどうしても確かめたくて。
しかし干潮で流れもなく魚の気配もなし。
約40分やりましたが、ノーフィッシュ。
初日は終了。

釣行2日目
前日よりも少し早い時間から釣り始めました。
この日は空港の滑走路横の護岸で釣りました。
一応友人が門衛に確認したところOKということで入りました。

こんな場所。


 

まずはバイブレーションの遠投、早巻きで探っていきます。
反応がないのでルアーをローテーションさせていると何やら魚のが。
ラパラCD7を巻いているとチェイスがあり、魚を確認できました。
カスミアジでした。
40cmくらいあります。

（マニラの水族館で撮影）

 

相手がカスミアジであれば釣り方も変えなければなりません。
本来の使い方とは違いますが、ヨレヨレの水面高速リトリーブで攻めます。
時々水面から飛び出してジャバジャバするくらいが良いです。
そんなリトリーブを繰り返して数投目でゴンッとバイトが出ますが乗りません。
ルアーをエリア10に変えます。
こちらは高速ダートアクションです。
これはカスミアジにとって非常に効果的だったようで、すごく多くのチェイスがありました。
しかし追ってきて、追ってきて最後は食わずに戻って行ってしまうというパターンでした。
非常にくやしー。
ポッパーを持って来ていればと後悔です。
実は1個だけスーツケースに入れてあったのですが、釣り場に持ってくるのを忘れました（泣）
マニラに向かうバスの時刻が迫っているのでそろそろ終了にしようと思っていると足元からじゃれつくように出てきてフッキングしたのがこの魚でした。


 

なんという名前の魚でしょうか？
最後の最後までカスミアジのチェイスがありましたが、バスの時間が迫っており後ろ髪を引かれる思いで釣り場を後にしました。

初めてのフィリピン陸っぱりでなんとか魚の姿を見ることは出来ました。
カスミアジのチェイスには大変興奮させられました。
次回カスミアジ用にルアーセレクトしてリベンジです。
爆釣祈願（＾＾）