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硬いロッドについて。【曲げ方編】

硬いロッドと柔らかいロッドとの扱い方の違いについて、シリーズ化するつもりはなかったが、色々書いてきました。

少しずつ書き貯めながら、自動更新していますが、今回は【曲げ方編】。

硬いロッドと柔らかいロッドではそもそもパワーや硬さが違う訳ですが。

ファイト中、硬いロッドを柔らかいロッドと同じ使い方では硬いロッドの特性は生かせない。

場合によっては【破損】を誘発させます。

最近のシーバスロッドのブランクには高弾性のカーボンが多い為に捻れにくく、高反発。

しかし、限界を超えると簡単に折れます。

テーパーも操作性や感度を備える為にどうしてもファストテーパーになる。

ロッド角度45&deg;で、スローテーパーだと、曲りの頂点がバット寄りになるのに対して、硬いロッド(バットがあまり入らない)はベリーに曲りの頂点がくる。

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※柔らかいロッド



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※硬いロッド



絵を書いてみるとこんな感じ。




負荷の掛け方はロッドの硬さによって当然変わる。

まず、柔らかいロッドは先程の絵のように45&deg;の立て角度で最もパワーを発揮する。

硬いロッドも柔らかいロッドもバットをしっかり使う事が大事なのである。

柔らかいロッドはパワーが硬いロッドに比べて無いものの、簡単にバットを曲げる事が出来る為にある意味折れにくいと言えます。

では硬いロッドは?

ロッドの立て角度によっては破断に繋がりやすいと言っても良いかも知れません。

先程の絵のように曲りの頂点。

柔らかいロッドと同じように45&deg;以上の立て角度の場合、負荷の掛かる部分が柔らかいロッドと違い、弱い部分にきます。

同じように使うのは物理的に不合理と言えるでしょう。

どう使うのか?

絵を書いてみるとこんな感じ。

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立て角度を抑える事で、これくらいの角度で曲げるとよりバット側で仕事させる事が出来ます。

ポンピングは以前にも書いたように平行移動させるようなイメージです。

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こうすることで魚にしっかりとプレッシャーとパワーを伝える事が出来ます。

テコのイメージだと、バットのおいしいところを生かせません。

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遠くでのフッキングでも、ロッドを立て過ぎるとベリーでのフッキングになりますので、フックセットが決まらない場合がありますので、なるべくロッドをバットが生かせる角度で合わせると良いでしょう。

最後に下に突っ込まれた時。

絵のようにバットを生かしましょう。


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このようにロッドを立てるとパワーが伝わらないどころか弱い部分に負荷が掛かる。

ロッドを使いこなすには、ロッドの特性を知る必要があります。

硬いロッドと柔らかいロッドはやはり操作~ファイトまで全く違うということです。

ロッドが折れるには外力や立て過ぎ、負荷自体の掛け過ぎ等が原因かと思います。


どんな高級なロッドでも、カタチあるものは使い方ひとつで壊れます。

金額もどれが高い、どれが安いというのは人それぞれ。

しかし、道具は高かろうが安かろうが、大事なものですから、壊したくないですよね。

理屈的な部分で理解することによって、大切な道具を長く使って貰いたい。

記録的な魚とのやり取りで、道具のトラブルで逃がして欲しくない。

遠征中も含め、せっかく釣りに行ってて、釣りが出来ない状況は最悪です。

こう言った、ある意味取り扱いの注意事項なんかは道具を作るメーカー等の情報を発信する側がどんどんやるべきだと思う。
※リスクについてね。


そうすれば、最悪の事態を招く事も少なくなるだろう。

かと言って、例にあげると僕がテストしたアウトレンジ94Pが折れますよ!

て、事でもないが、折れません!

と言うわけではない。

道具を世に出す側には、責任がある。

なので、こうすると破断のリスクがあり、こうするとトラブルのリスクが減りますよ。

的な話はあって良いと思う。

ショアジギロッドとシーバスロッドでは、やはりアクションも強度も違う。

僕が94Pのログを書いた際、あくまでもシーバスロッドです。

と言ったのは、こういう意味もあるのです。

別にシーバス以外には使えないという意味ではない。

ショアジギロッドのような負荷の掛け方でのリスクを考えての事です。

94Pは80cm以下のシーバスではバットは曲がりません。
※そもそもシーバスでは曲がらないかもw

と、言うことは立て過ぎによって、ベリーに極端に負荷が掛かります。

しかし、立て角度を45&deg;以下にしてバットを使えば、とてつもないパワーを生かせます。

硬いロッドの良さを伝えていきたいのなら、硬いロッドの扱い方も伝えていく必要がある。

そんな気持ちで書きました。

どんなロッドにも、メリットやデメリットは存在します。

気に入ったロッドで長く釣りを楽しんで貰いたい。

そして、良き思い出と良き魚との出会いがありますように。


 


 

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