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▼ ハグレ120とこだわりのお話し
こんにちは。
ジャッカル開発部の佐々木です。
以前からテストを繰り返している【ハグレ120F】の開発も微調整のところまでたどりつけているので、開発コンセプトやこだわりをひたすら書いてみたいと思います。

ハグレ120は先に発売されているハグレ96Fと基本的には同じコンセプト。
簡単に説明すると青で囲った2点です。
トップには出きらないが、上は意識していて潜らせすぎると喰わない魚に焦点を当てました。
水面は魚にとっては「壁」となるため、ベイトを追い詰めることが出来る一方、自身の危険も伴うエリア。
とはいうものの、本当の水面直下をキープするのは技術も必要であることが多く、誰もが実戦することは難しいのも事実。
ハグレシリーズはその水面直下を誰でも引きやすいものを目材しています。
アップではわずかなテンションでゆらめき、ダウンではテンションが掛かっても破綻せず食わせられるアクションを維持することを重視しました。
基本2つの要素は矛盾しますが、特にリップ周りを追求することで納得行くレベルまで持っていくことが出来ました。
基本コンセプトは上記2点ですが、他にも気にしなければならない要素がたくさんあります。
が、すべてを網羅しようとすると、物理的矛盾要素が必ず出てきます。例をあげると、タイトアクションに寄っていくと潜りがちになります。
食わせたいからタイトにしたいけど潜り過ぎてしまって狙いのレンジが外れると言うことです。
アクションに関して厄介なのはラインアイの位置です。
(本当は全て厄介・・・)
下画像はラインアイの位置違い。
ウエイトが移動するとこんな感じ。
このシステムと太めなテール形状が合わさって、安定したキャストがしやすくなります。
もう一つ重心移動システムに組み込まれていることが多いのがマグネット固定のシステム。
このマグネット、飛距離を伸ばすためのものと勘違いしている方が多いような気がします。
実際普通にキャストした場合とあらかじめウエイトを移動させてからキャストした場合とではほぼ差はありません。
むしろ磁力によってはあらかじめ移動させておいた方がいい場合もあります。
では何のためについているのか。
それはアクションさせたときにウエイトが外れないようにするためです。
ジャークした後にウエイトがテールに移動してしまって、ウキみたいに立った状態になるのいやですよね?
これを解決するのがマグネット固定。
意外とこれも厄介で磁力弱すぎるとジャーク等で外れてしまうし、強すぎると飛距離が落ちてしまう原因になります。
ゼロフリクションシステムはウエイト側に固定された磁石と字着される側の鉄球サイズを微調整できるため、完璧に調整できたと思います。
軽くテイクバックしたしただけでウエイトが移動し、トゥイッチやジャーク等で外れることはほぼありません。
この地味な調整も安定感に繋がっているんですね。
さらに内部ウエイトの大半を占める円柱ウエイトにはフッ素樹脂をコーティングしているため、戻りもよく着水後の動き出しを向上させています。
超長くなってしまいましたがハグレ120とそのこだわりの一部を紹介させていただきました。
最後までご覧いただきありがとうございます。
ジャッカル開発部の佐々木です。
以前からテストを繰り返している【ハグレ120F】の開発も微調整のところまでたどりつけているので、開発コンセプトやこだわりをひたすら書いてみたいと思います。

ハグレ120は先に発売されているハグレ96Fと基本的には同じコンセプト。
簡単に説明すると青で囲った2点です。
水面直下20cmまでをオートマチックに攻められる
トップには出きらないが、上は意識していて潜らせすぎると喰わない魚に焦点を当てました。
水面は魚にとっては「壁」となるため、ベイトを追い詰めることが出来る一方、自身の危険も伴うエリア。
とはいうものの、本当の水面直下をキープするのは技術も必要であることが多く、誰もが実戦することは難しいのも事実。
ハグレシリーズはその水面直下を誰でも引きやすいものを目材しています。
流速に係わらずしっかり食わせられるアクションを維持
アップではわずかなテンションでゆらめき、ダウンではテンションが掛かっても破綻せず食わせられるアクションを維持することを重視しました。
基本2つの要素は矛盾しますが、特にリップ周りを追求することで納得行くレベルまで持っていくことが出来ました。
基本コンセプトは上記2点ですが、他にも気にしなければならない要素がたくさんあります。
が、すべてを網羅しようとすると、物理的矛盾要素が必ず出てきます。例をあげると、タイトアクションに寄っていくと潜りがちになります。
食わせたいからタイトにしたいけど潜り過ぎてしまって狙いのレンジが外れると言うことです。
アクションに関して厄介なのはラインアイの位置です。
(本当は全て厄介・・・)
下画像はラインアイの位置違い。
たったこれだけでアクションの幅、立ち上がりやすさ、レンジなどたくさんの要素が変わってしまいます。
ちなみに左がタイトめなアクションですが立ち上がりが若干遅く、レンジが入ってしまう。
右はややワイドアクションですが立ち上がりが早く、レンジが浅くなります。先ほどの矛盾の例が少しわかりやすくなったのではないでしょうか。
どちらかと言うと目指しているものは右に近いアイ位置です。
最終的には右の位置か若干上げくらいの位置がいいはず。
エリアごとに潮流が違ったりするので難しい選択です。
続いて譲れないのがやっぱり飛距離。
よく最大○○mという表記ありますが、実際にそれを再現できる方は少ないんじゃないかと思います。
そうなってしまう原因の多くは投げ方だと思っています。
力任せにビュっと投げるとルアーがぶれやすくなり失速します。
最大飛距離タタキ出せる方はロッドの反発と遠心力をしっかり利用したキャストをしています。
大体キャストの音でわかります。
飛ばない人はピュッと高音。
飛ばす人の音はブォヮッ(表現むずい)と低音。
ですが、色々なルアー使っているとまれに適当に投げてもめちゃくちゃ安定感のあるルアーと出くわします。
狙ったのか偶然なのか定かではないですが、それを狙って作ってみたかったのです。
ハグレシリーズは「ゼロフリクション重心移動システム」と,
ややファットなテール形状を組み合わせることで抜群の飛距離を出すことはもちろん、それを安定して再現できることを重要視してきました。
画像はハグレ120の内部構造。
ちなみに左がタイトめなアクションですが立ち上がりが若干遅く、レンジが入ってしまう。
右はややワイドアクションですが立ち上がりが早く、レンジが浅くなります。先ほどの矛盾の例が少しわかりやすくなったのではないでしょうか。
どちらかと言うと目指しているものは右に近いアイ位置です。
最終的には右の位置か若干上げくらいの位置がいいはず。
エリアごとに潮流が違ったりするので難しい選択です。
続いて譲れないのがやっぱり飛距離。
よく最大○○mという表記ありますが、実際にそれを再現できる方は少ないんじゃないかと思います。
そうなってしまう原因の多くは投げ方だと思っています。
力任せにビュっと投げるとルアーがぶれやすくなり失速します。
最大飛距離タタキ出せる方はロッドの反発と遠心力をしっかり利用したキャストをしています。
大体キャストの音でわかります。
飛ばない人はピュッと高音。
飛ばす人の音はブォヮッ(表現むずい)と低音。
ですが、色々なルアー使っているとまれに適当に投げてもめちゃくちゃ安定感のあるルアーと出くわします。
狙ったのか偶然なのか定かではないですが、それを狙って作ってみたかったのです。
ハグレシリーズは「ゼロフリクション重心移動システム」と,
ややファットなテール形状を組み合わせることで抜群の飛距離を出すことはもちろん、それを安定して再現できることを重要視してきました。
画像はハグレ120の内部構造。
ウエイトが移動するとこんな感じ。
このシステムと太めなテール形状が合わさって、安定したキャストがしやすくなります。
もう一つ重心移動システムに組み込まれていることが多いのがマグネット固定のシステム。
このマグネット、飛距離を伸ばすためのものと勘違いしている方が多いような気がします。
実際普通にキャストした場合とあらかじめウエイトを移動させてからキャストした場合とではほぼ差はありません。
むしろ磁力によってはあらかじめ移動させておいた方がいい場合もあります。
では何のためについているのか。
それはアクションさせたときにウエイトが外れないようにするためです。
ジャークした後にウエイトがテールに移動してしまって、ウキみたいに立った状態になるのいやですよね?
これを解決するのがマグネット固定。
意外とこれも厄介で磁力弱すぎるとジャーク等で外れてしまうし、強すぎると飛距離が落ちてしまう原因になります。
ゼロフリクションシステムはウエイト側に固定された磁石と字着される側の鉄球サイズを微調整できるため、完璧に調整できたと思います。
軽くテイクバックしたしただけでウエイトが移動し、トゥイッチやジャーク等で外れることはほぼありません。
この地味な調整も安定感に繋がっているんですね。
さらに内部ウエイトの大半を占める円柱ウエイトにはフッ素樹脂をコーティングしているため、戻りもよく着水後の動き出しを向上させています。
超長くなってしまいましたがハグレ120とそのこだわりの一部を紹介させていただきました。
最後までご覧いただきありがとうございます。
- 8月28日 18:00
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