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▼ 潮の緩い日は

８月１１日
夜の１０時
タイドグラフとにらめっこしながら
何処にするか考える。
深夜の下げがいまいちなのでホームグラウンドの
名古屋港東部河口、はっきりいって天白川に向かうことに。
グラフの水位でフィールドの状況はイメージできるが
最近入っていないので持久戦覚悟で挑むことに。
まあ手を変え品を変えなんとか
大なり小なり出せるだろうと希望を持ち
バイクを走らせる。
最近はバイクのハンドルか会社の
フォークリフトのハンドルぐらいしか握っていません。

ポイントに着いたのは午後の１２時に迫ろうとしているころ。
水位は高く緊張感のないイナッコが泳いでいる。
水は下げに向かっているが本来の流れではない。
トップを水面で躍らせるもそんなに甘くなく
コトカスを泳がせてもベイトに触るだけ。
時計は日付も変わった午前１時。
流れが出てきた。
橋脚に絡むヨレがはっきり見える。
M88　サラナ　サムルアーのコトカスやサミングと
潜航深度やアクションを変えながら探るもバイトが出ない。
するとブレイク付近で時折ボイルが出てきた。
手持ちのルアーで射程に入るのはレンジバイブとローリングベイト
それでもギリギリだ。

普段は膝までしか立ち込まないが
ボトムを知り尽くしているホームグラウンド
股下まで立ち込みレンジバイブをキャスト。
ブレイク沿いを流れるベイトに当たる。
かなりベイトがいるようだ。
レンジバイブとローリングベイトをリトリーブ速度やリフトフォール
させながら探ってゆく。
そのローリングベイトが着水しリトリーブでハンドルを5～6回
巻いた時ひったくるようなバイトが出た。

ロッドグリップにグングンと手ごたえが。
シーバスと確信。
合わせを入れるとはるか沖でエラ洗い。
60越えか?
ブレイク沿いに走り出す。
久々にロングレンジの攻防だ。
ドラグを緩め走られたらスプールを手で押さえながら
プレッシャーをかける。
さらに手前５メートルほどで再びエラ洗い。
これをしのいで何とか岸にずり上げたのは
60に届かない56センチ。
時計は午前１時４０分。

ホームグラウンドで
何とかなった釣りだった。

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タックル
ロッド　ヤマガ　バリスティック　85/16
リール　ダイワ　レガリス　3000
ライン　PE 1号
リーダー　ナイロン　20ポンド
ヒットルアー　ローリングベイト
 

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