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目指せM点超え!
▼ 筑後川へ~帰省中有明鱸を求めて~
夏休みとはちょっと違うが、今回は所用ができ、お盆に地元へと帰省した。
所用に合わせ3連休を取り、地元久留米の誇る九州一の大河筑後川に釣行してきた。

帰省前日、まずは大分にお越しになっていた筑後川ホームの森さんを御案内。
ベイトはいるが前回釣行時よりかなり減少したことに加え、タイミングが上げということも重なり、ノーバイト。
シーバスは着いていたと思うが、口を使わせることができなかった。
森さんには来月リベンジをお願いしている。
朝までやって数時間寝た後、帰省準備と筑後川釣行の準備を整えた。
現状大分で使っているメインで使用しているルアーと入れ替えを行う。
九州一の大河は川幅も非常に広く、有明海に注ぐ河川であるが故に、最大約6mの干満差を生じるフィールドである。
同じ天然リバーであるが、大分のフィールドとは全然違うフィールドなのだ。
よって飛距離といつもよりウエイトのあるルアーを多めに準備した。
15時過ぎに準備を整え、大分自動車道を西へと進む。
お盆期間で渋滞を心配していたが、順調に車は流れている。
そして、いつもの玖珠SAに立ち寄る。玖珠SAは大分自動車道の半分付近に位置する為、休憩するにはコンビニもあり、良いスポット。

大分自動車道を通る度に利用している。
そこから鳥栖までノンストップ。鳥栖I.Cで降り、久留米の中心街に取ったホテルに向かった。
ホテルチェックイン後、荷物を降ろし、釣行準備。
そのまま出ようかと思ったが、空腹だった為、まずラーメンを食べに行く。
僕の地元久留米で最も有名なのが、久留米ラーメン。
とんこつ発祥の地と言われる。
そんな久留米は当然のようにラーメン激戦区。
ラーメン文化が根付く久留米では久留米っ子を唸らせるべく、日々各店凌ぎを削っている。
生まれてこのかたラーメンと言えば久留米ラーメンで育った為、勿論味覚は久留米ラーメンベース。
久留米ラーメンを旨いと感じる味覚になっている。
そんな久留米で今回最初に訪れたラーメン店が学生時代からよく通っていた有名店の1つ大龍ラーメン。
学校帰りによく行ってたものだ。
ラーメンを注文し、レンゲで一口すすると旨い!

学生時代を思い出す懐かしい味だ。
麺は細くはない普通のストレート麺なんだが、スープが濃厚で麺によく絡む。
スープは濃厚だが、背油がギトギトしているようなスープではなく、後口は結構あっさりに仕上がっており、旨い。
久々に旨いラーメンを食べて満足した後、フィールドへと向かう。
約1年ぶりくらいだろうか?
筑後川シーバスに挑む。
ここで釣れる魚は有明鱸。
この日は満潮から下げに入ったところでスタート。
久々に見るとやはりスケールがある河川。
まずは数ヶ所車でベイトの状況を見て回った。
あちこちでサヨリを見かけたが、サヨリが案外固まっておらず、散らばっている印象。
シーバスはいるのだろうがベイトが散らばっていると、シーバスも広範囲に散らばっている可能性が高い。
サヨリがある程度固まっているポイントを探す。
何ヵ所目であっただろうか。
漸くサヨリが固まっているポイントを見つける。
一先ずここから始めることにした。
準備する間にも水位が他の河川にはない速度で落ちていく。
熊本遠征時もそうだが、有明海に面するフィールドにはいつも驚かされる。

(釣行時のタイドグラフ。この日は4m程度の干満差)
状況としてはこの日はある程度纏まった雨が降った。
梅雨が明けてからというもの雨がなく、大分でもそうだが、一雨欲しいと思える時に丁度良く帰省のタイミングで降ってくれた。
ずっと降っていないタイミングでの雨、筑後川も雨がなく厳しいと聞いていた。
絶好のタイミングで降ってくれ、本当にツイてるなと思えた。
投げ始めてみれば、時折ボイルもある。
シンペンを投げていたが、届かない距離。
脳裏に過去の記憶が甦る。
このパターンはメタルジグの出番だと。
おもむろにフォルテン30gを取りだし、セットする。
フォルテンは20gや30g、40gとあるが、この日風もあることから30gをセットした。
地元リバーの風を全身に浴びながら、ボイルの出た場所に向かってフルキャストしていく。
夜の河川でメタルジグ?と思う方も多いかと思うが、実際に状況やフィールドにもよるが、有効性が実は高い。
僕も最初は夜の河川でメタルジグ?と思ったのだが、この釣りを教えて頂いたBlueBlueの先輩テスターである関根さんと過去御一緒させて頂いた際にその実力を思い知ることになった。
着水後からの表層タダ巻きでもテンションフォールをいれても効果があり釣れる。
この日もジグに切り替えた早々にヒット。
表層タダ巻きで喰ってきた。
エラ洗いを抑え、魚に暴れさせないよう寄せる。
手前まできたところでネットを取り出したが、痛恨のランディングミス。
一旦ネットに収まったかと思ったがフックがネットに掛かってしまい、一度ネットインした魚が逃げてしまった。
正直、最初のヒットだっただけにかなり悔やんだが、早々のヒットで手応えを掴んだのも確かであり、次もう一度掛けようと気持ちを入れ替えた。
逃がした魚は60cm程度に見えた。
しかし、水位がこのポイントの限界点となり、移動をかけた。
僕が佐賀に居住していた際、時折足を運んだポイントである。
地形変化に富んだポイントで普段ならばこの変化を絡めて狙うのだが、ここでも固まったサヨリに遭遇した。
見ればここもサヨリが追われている。
そして、ボイルも出る。
但し、このボイルも遠い。
流石に広い河川。
流芯付近の流れでボイルするサヨリ着きの魚を狙う。
ここもフォルテン30gを用いる。メタルジグでなければ届かない距離だ。
すぐにバイトは出なかったが、ボイルや追われる周辺をしつこく攻め続けた。
そして、フォルテン30gの表層タダ巻きでキャッチ。

サイズは目測60~70cm程度。
地元リバーでの格別な一本の有明鱸を手中に収めた。

0時過ぎ2本目を狙っていると、携帯が鳴った。
BlueBlueの先輩テスターの関根さんからだった。
数日前僕が空いてませんかと御誘いさせて頂いており、この時間から御一緒させて頂くことにした。
フィールドは筑後川の清流エリア。正直、ここまで本当に有明鱸は上がるのか?
半信半疑というのが正直な気持ちだった。
しかし、僕のそんな気持ちとは裏腹に関根さんは自信に満ちた表情に見えた。
やはり関根さんにとっては普段通い慣れたような庭のようなフィールドで実績も多く残されている。
しかし、僕はこの時当然まだこの清流エリアで有明鱸に逢ったこともない。
どうかこの日この清流に上がってくる有明鱸の顔を拝みたかった。
二人でキャストし、速い流れの清流エリアでキャストを繰り返す。
途中一時的に雨足が強まり、雨宿りしつつ一息ついた。
夜明け1、2時間前であったろうか?
関根さんが魚の捕食音に気付く。この清流エリアに魚が入ったとのことだ。
僕も期待が高まる。
そんな中、関根さんは狙いのピンへとルアーを送り込む。
予言通りだった。
関根さんは激流の中から狙い通りにヒットさせた。
僕も固唾を飲んで見守る。
激流を交わし、エラ洗いをさせずに流れるようにキャッチした魚は美しい80cmの有明鱸。

僕は本当にこんなにも上流に居たんだと、ただただ興奮した。
僕が遡上の限界点と思っていた場所よりも遥に上流での有明鱸。

ついに見ることができた。
正直この一本が見れたことだけで、僕は今回筑後川に来て良かったと思えた。
アングラーに限らず、人には先入観や固定観念というものがある。
僕もそう。
ここにいるとは通常考えれないようなポイントだ。
しかし、現実を目の当たりにした。
有明鱸にとってはこのエリアに至るまでに様々な遡上を妨げる障害があったであろう。
しかし、その障害を乗り越え、この清流に達した有明鱸。
その逞しさには驚くばかりだ。
関根さんに見せてもらいたかったもの、今回筑後川で本当に見たかったものをここで見ることができた。
先入観や固定観念というものは僕らアングラーの釣りの幅を狭めてしまうこともあるが、このような一見居ないだろと思われる場所での釣果は通常のフィールドで釣った魚の何倍も価値があるように思える。
面白い釣り、非常に新鮮な釣りを見せて頂いた。
今回の経験はきっと僕の釣り人生に於いてプラスになるだろう。
筑後川清流エリアには海から遡上の障害を乗り越え、川を清流域にまで遡上した有明鱸が確かにいた。
その堂々とした顔つきと銀鱗に輝く魚体を僕は決して忘れないだろう。
筑後川清流域の有明鱸。次は僕も手にしてみたい。
朝まで僕らは投げ続け、関根さんは追加で朝マヅメに魚を手にした。
今回は急遽のお願いにも関わらず、御一緒して頂いたことに深く感謝。
明け方僕はホテルへと戻り、朝食を摂った後、深い眠りへと誘われる。
前日から殆ど寝ておらず、疲れていたが、それはとても心地の良い疲れであった。
目をつむれば1日の出来事がフラッシュバックで脳裏に蘇ってくる。
窓から差し込む光で僕は目を覚ました。
気付けば昼過ぎ。
昼食はまたラーメンを食べに出た。
僕はラーメンを愛する者の1人。
昼食は手堅く久留米の人気有名店大砲ラーメンへと足を運んだ。
久留米市内を中心に店舗展開し、県外にも出店している。
僕の居住する大分にも出店しており、地元の味が恋しくなった時にたまに足を運んでいる。

久留米ではランチタイムには行列ができる人気店。
レトロな店構えとは異なり、元気の良いスタッフ達の声が響く店内。
ここのラーメンは大きく2つに別れている。
あっさり派には通常のラーメン、こってり派には昔ラーメンがある。
今回はスタンダードなラーメンを選択。

マイルド感のあるスープだが、深みのあるスープが麺にしっかりと絡み美味しい。
このラーメンのスープは呼び戻しスープと言われ、開業以来スープ釜を空にしたことが無いそうだ。
久留米のスタンダードなハズレ無しのラーメン。
久留米に行かれた時は御賞味あれ。
僕は過去何度行ったのか数えきれないくらい。
それだけ飽きない旨さがある。
2度目の久留米ラーメンを食べた後、僕は筑後川へと向かった。
状況を再度把握したかった。
地元の友人と夕食の予定もあり、時間の関係上ロッドを持たずに見て回った。


この九州一の大河筑後川で振れるのも翌日の実家での用事を考えれば1時間しかない。
今回の帰省でもう一度有明鱸に逢いたい。その残された僅か60分で釣る為のポイントの絞りこみを行った。
夜僕は久々に地元の友人二人と会った。
僕らはとんかつを頬張りつつ近況報告や今後のビジョンについて話し込んだ。
こう話していると、やはり刺激を受ける。
僕も精一杯目標に向かって1日1日を歩んで行こう。そう思えた夜だった。

翌日に備え、ホテルに戻り仮眠を取った。
この日は前日と違い疲れがなく、なかなか寝付けなかった。
夢の中へと入れたのは横になって1時間半後くらいだったと思う。
深夜3時過ぎ、僕はホテルを出た。
場所は前日の夕方に決めていた。
今回の筑後川でのラスト勝負。下流エリアで干潮前のタイミングで入った。
時間は移動時間も考慮して、1時間。
手返し、遠投重視ということもあり、前日有明鱸を捕らえたフォルテン30gをセット。
この日もナイト河川でメタルジグで勝負することにした。
干潮前で流れは流芯付近に集約されており、その流れの中でシーバスがサヨリを捕食するボイルが出る。
活性は高いがボイルの出る場所まで目測80m~90m程度ある。
メタルジグは正解のようだ。
一投一投力が入る。
フルキャストして、ロッドを立ててレンジコントロール。
タダ巻きを中心に、時折テンションフォールを入れる。
フォルテンの良い所は遠投性能も去ることながら、ボトムを感知する能力が高い点。
これだけの干満差がある筑後川では上げ、下げ共に力強く、押しの強い流れが入るがフォルテンはそんな中でもボトムタッチがよく分かる。
非常に使いやすメタルジグである。
魚はこの夜もしっかりと筑後川に入っていた。
フォルテンの表層タダ巻き、テンションフォールに4、5投に一度のペースでヒットしてくる。
しかし、上手くランディングまで持ち込めず、終わってみれば6連続バラシの失態。
相当がっかりしたが、久々の地元の誇る九州一の大河での釣りは本当に面白かった。
有明鱸はこのポイントにまだいる。それが分かるからこそ、後ろ髪を引かれる思いで、フィールドを後にした。
今回の釣行はこれで終了となった。
時間が足りない。もう一晩やりたい。
そんな想いばかりが自分の中に残った程、1年ぶりの地元河川での釣りは面白く、夢中になった。
今回は地元や筑後川を離れてしまったからこそ分かる良さ、魅力を味わえ、満喫した。
未だ有明鱸の引き味が自分の手に残る感覚がある。
また、近いうちに地元リバー筑後川に行きたく思う。
筑後川いい魚をありがとう。
翌日は所用で田舎へ。


多くの自然が残る場所。連休最終日はこの自然の中で過ごした。

【Tackle Date】
Rod
TIEMCO Jumping Jack Zele93S
Reel SHIMANO 14STELLA C3000
Line 山豊テグス ストロング8 1.2号

Leader 山豊テグス 耐摩耗ショックリーダー30lb.

Hit Lure
BlueBlue
フォルテン30g(カラー ブルーブルー)
所用に合わせ3連休を取り、地元久留米の誇る九州一の大河筑後川に釣行してきた。

帰省前日、まずは大分にお越しになっていた筑後川ホームの森さんを御案内。
ベイトはいるが前回釣行時よりかなり減少したことに加え、タイミングが上げということも重なり、ノーバイト。
シーバスは着いていたと思うが、口を使わせることができなかった。
森さんには来月リベンジをお願いしている。
朝までやって数時間寝た後、帰省準備と筑後川釣行の準備を整えた。
現状大分で使っているメインで使用しているルアーと入れ替えを行う。
九州一の大河は川幅も非常に広く、有明海に注ぐ河川であるが故に、最大約6mの干満差を生じるフィールドである。
同じ天然リバーであるが、大分のフィールドとは全然違うフィールドなのだ。
よって飛距離といつもよりウエイトのあるルアーを多めに準備した。
15時過ぎに準備を整え、大分自動車道を西へと進む。
お盆期間で渋滞を心配していたが、順調に車は流れている。
そして、いつもの玖珠SAに立ち寄る。玖珠SAは大分自動車道の半分付近に位置する為、休憩するにはコンビニもあり、良いスポット。

大分自動車道を通る度に利用している。
そこから鳥栖までノンストップ。鳥栖I.Cで降り、久留米の中心街に取ったホテルに向かった。
ホテルチェックイン後、荷物を降ろし、釣行準備。
そのまま出ようかと思ったが、空腹だった為、まずラーメンを食べに行く。
僕の地元久留米で最も有名なのが、久留米ラーメン。
とんこつ発祥の地と言われる。
そんな久留米は当然のようにラーメン激戦区。
ラーメン文化が根付く久留米では久留米っ子を唸らせるべく、日々各店凌ぎを削っている。
生まれてこのかたラーメンと言えば久留米ラーメンで育った為、勿論味覚は久留米ラーメンベース。
久留米ラーメンを旨いと感じる味覚になっている。
そんな久留米で今回最初に訪れたラーメン店が学生時代からよく通っていた有名店の1つ大龍ラーメン。
学校帰りによく行ってたものだ。
ラーメンを注文し、レンゲで一口すすると旨い!

学生時代を思い出す懐かしい味だ。
麺は細くはない普通のストレート麺なんだが、スープが濃厚で麺によく絡む。
スープは濃厚だが、背油がギトギトしているようなスープではなく、後口は結構あっさりに仕上がっており、旨い。
久々に旨いラーメンを食べて満足した後、フィールドへと向かう。
約1年ぶりくらいだろうか?
筑後川シーバスに挑む。
ここで釣れる魚は有明鱸。
この日は満潮から下げに入ったところでスタート。
久々に見るとやはりスケールがある河川。
まずは数ヶ所車でベイトの状況を見て回った。
あちこちでサヨリを見かけたが、サヨリが案外固まっておらず、散らばっている印象。
シーバスはいるのだろうがベイトが散らばっていると、シーバスも広範囲に散らばっている可能性が高い。
サヨリがある程度固まっているポイントを探す。
何ヵ所目であっただろうか。
漸くサヨリが固まっているポイントを見つける。
一先ずここから始めることにした。
準備する間にも水位が他の河川にはない速度で落ちていく。
熊本遠征時もそうだが、有明海に面するフィールドにはいつも驚かされる。

(釣行時のタイドグラフ。この日は4m程度の干満差)
状況としてはこの日はある程度纏まった雨が降った。
梅雨が明けてからというもの雨がなく、大分でもそうだが、一雨欲しいと思える時に丁度良く帰省のタイミングで降ってくれた。
ずっと降っていないタイミングでの雨、筑後川も雨がなく厳しいと聞いていた。
絶好のタイミングで降ってくれ、本当にツイてるなと思えた。
投げ始めてみれば、時折ボイルもある。
シンペンを投げていたが、届かない距離。
脳裏に過去の記憶が甦る。
このパターンはメタルジグの出番だと。
おもむろにフォルテン30gを取りだし、セットする。
フォルテンは20gや30g、40gとあるが、この日風もあることから30gをセットした。
地元リバーの風を全身に浴びながら、ボイルの出た場所に向かってフルキャストしていく。
夜の河川でメタルジグ?と思う方も多いかと思うが、実際に状況やフィールドにもよるが、有効性が実は高い。
僕も最初は夜の河川でメタルジグ?と思ったのだが、この釣りを教えて頂いたBlueBlueの先輩テスターである関根さんと過去御一緒させて頂いた際にその実力を思い知ることになった。
着水後からの表層タダ巻きでもテンションフォールをいれても効果があり釣れる。
この日もジグに切り替えた早々にヒット。
表層タダ巻きで喰ってきた。
エラ洗いを抑え、魚に暴れさせないよう寄せる。
手前まできたところでネットを取り出したが、痛恨のランディングミス。
一旦ネットに収まったかと思ったがフックがネットに掛かってしまい、一度ネットインした魚が逃げてしまった。
正直、最初のヒットだっただけにかなり悔やんだが、早々のヒットで手応えを掴んだのも確かであり、次もう一度掛けようと気持ちを入れ替えた。
逃がした魚は60cm程度に見えた。
しかし、水位がこのポイントの限界点となり、移動をかけた。
僕が佐賀に居住していた際、時折足を運んだポイントである。
地形変化に富んだポイントで普段ならばこの変化を絡めて狙うのだが、ここでも固まったサヨリに遭遇した。
見ればここもサヨリが追われている。
そして、ボイルも出る。
但し、このボイルも遠い。
流石に広い河川。
流芯付近の流れでボイルするサヨリ着きの魚を狙う。
ここもフォルテン30gを用いる。メタルジグでなければ届かない距離だ。
すぐにバイトは出なかったが、ボイルや追われる周辺をしつこく攻め続けた。
そして、フォルテン30gの表層タダ巻きでキャッチ。

サイズは目測60~70cm程度。
地元リバーでの格別な一本の有明鱸を手中に収めた。

0時過ぎ2本目を狙っていると、携帯が鳴った。
BlueBlueの先輩テスターの関根さんからだった。
数日前僕が空いてませんかと御誘いさせて頂いており、この時間から御一緒させて頂くことにした。
フィールドは筑後川の清流エリア。正直、ここまで本当に有明鱸は上がるのか?
半信半疑というのが正直な気持ちだった。
しかし、僕のそんな気持ちとは裏腹に関根さんは自信に満ちた表情に見えた。
やはり関根さんにとっては普段通い慣れたような庭のようなフィールドで実績も多く残されている。
しかし、僕はこの時当然まだこの清流エリアで有明鱸に逢ったこともない。
どうかこの日この清流に上がってくる有明鱸の顔を拝みたかった。
二人でキャストし、速い流れの清流エリアでキャストを繰り返す。
途中一時的に雨足が強まり、雨宿りしつつ一息ついた。
夜明け1、2時間前であったろうか?
関根さんが魚の捕食音に気付く。この清流エリアに魚が入ったとのことだ。
僕も期待が高まる。
そんな中、関根さんは狙いのピンへとルアーを送り込む。
予言通りだった。
関根さんは激流の中から狙い通りにヒットさせた。
僕も固唾を飲んで見守る。
激流を交わし、エラ洗いをさせずに流れるようにキャッチした魚は美しい80cmの有明鱸。

僕は本当にこんなにも上流に居たんだと、ただただ興奮した。
僕が遡上の限界点と思っていた場所よりも遥に上流での有明鱸。

ついに見ることができた。
正直この一本が見れたことだけで、僕は今回筑後川に来て良かったと思えた。
アングラーに限らず、人には先入観や固定観念というものがある。
僕もそう。
ここにいるとは通常考えれないようなポイントだ。
しかし、現実を目の当たりにした。
有明鱸にとってはこのエリアに至るまでに様々な遡上を妨げる障害があったであろう。
しかし、その障害を乗り越え、この清流に達した有明鱸。
その逞しさには驚くばかりだ。
関根さんに見せてもらいたかったもの、今回筑後川で本当に見たかったものをここで見ることができた。
先入観や固定観念というものは僕らアングラーの釣りの幅を狭めてしまうこともあるが、このような一見居ないだろと思われる場所での釣果は通常のフィールドで釣った魚の何倍も価値があるように思える。
面白い釣り、非常に新鮮な釣りを見せて頂いた。
今回の経験はきっと僕の釣り人生に於いてプラスになるだろう。
筑後川清流エリアには海から遡上の障害を乗り越え、川を清流域にまで遡上した有明鱸が確かにいた。
その堂々とした顔つきと銀鱗に輝く魚体を僕は決して忘れないだろう。
筑後川清流域の有明鱸。次は僕も手にしてみたい。
朝まで僕らは投げ続け、関根さんは追加で朝マヅメに魚を手にした。
今回は急遽のお願いにも関わらず、御一緒して頂いたことに深く感謝。
明け方僕はホテルへと戻り、朝食を摂った後、深い眠りへと誘われる。
前日から殆ど寝ておらず、疲れていたが、それはとても心地の良い疲れであった。
目をつむれば1日の出来事がフラッシュバックで脳裏に蘇ってくる。
窓から差し込む光で僕は目を覚ました。
気付けば昼過ぎ。
昼食はまたラーメンを食べに出た。
僕はラーメンを愛する者の1人。
昼食は手堅く久留米の人気有名店大砲ラーメンへと足を運んだ。
久留米市内を中心に店舗展開し、県外にも出店している。
僕の居住する大分にも出店しており、地元の味が恋しくなった時にたまに足を運んでいる。

久留米ではランチタイムには行列ができる人気店。
レトロな店構えとは異なり、元気の良いスタッフ達の声が響く店内。
ここのラーメンは大きく2つに別れている。
あっさり派には通常のラーメン、こってり派には昔ラーメンがある。
今回はスタンダードなラーメンを選択。

マイルド感のあるスープだが、深みのあるスープが麺にしっかりと絡み美味しい。
このラーメンのスープは呼び戻しスープと言われ、開業以来スープ釜を空にしたことが無いそうだ。
久留米のスタンダードなハズレ無しのラーメン。
久留米に行かれた時は御賞味あれ。
僕は過去何度行ったのか数えきれないくらい。
それだけ飽きない旨さがある。
2度目の久留米ラーメンを食べた後、僕は筑後川へと向かった。
状況を再度把握したかった。
地元の友人と夕食の予定もあり、時間の関係上ロッドを持たずに見て回った。


この九州一の大河筑後川で振れるのも翌日の実家での用事を考えれば1時間しかない。
今回の帰省でもう一度有明鱸に逢いたい。その残された僅か60分で釣る為のポイントの絞りこみを行った。
夜僕は久々に地元の友人二人と会った。
僕らはとんかつを頬張りつつ近況報告や今後のビジョンについて話し込んだ。
こう話していると、やはり刺激を受ける。
僕も精一杯目標に向かって1日1日を歩んで行こう。そう思えた夜だった。

翌日に備え、ホテルに戻り仮眠を取った。
この日は前日と違い疲れがなく、なかなか寝付けなかった。
夢の中へと入れたのは横になって1時間半後くらいだったと思う。
深夜3時過ぎ、僕はホテルを出た。
場所は前日の夕方に決めていた。
今回の筑後川でのラスト勝負。下流エリアで干潮前のタイミングで入った。
時間は移動時間も考慮して、1時間。
手返し、遠投重視ということもあり、前日有明鱸を捕らえたフォルテン30gをセット。
この日もナイト河川でメタルジグで勝負することにした。
干潮前で流れは流芯付近に集約されており、その流れの中でシーバスがサヨリを捕食するボイルが出る。
活性は高いがボイルの出る場所まで目測80m~90m程度ある。
メタルジグは正解のようだ。
一投一投力が入る。
フルキャストして、ロッドを立ててレンジコントロール。
タダ巻きを中心に、時折テンションフォールを入れる。
フォルテンの良い所は遠投性能も去ることながら、ボトムを感知する能力が高い点。
これだけの干満差がある筑後川では上げ、下げ共に力強く、押しの強い流れが入るがフォルテンはそんな中でもボトムタッチがよく分かる。
非常に使いやすメタルジグである。
魚はこの夜もしっかりと筑後川に入っていた。
フォルテンの表層タダ巻き、テンションフォールに4、5投に一度のペースでヒットしてくる。
しかし、上手くランディングまで持ち込めず、終わってみれば6連続バラシの失態。
相当がっかりしたが、久々の地元の誇る九州一の大河での釣りは本当に面白かった。
有明鱸はこのポイントにまだいる。それが分かるからこそ、後ろ髪を引かれる思いで、フィールドを後にした。
今回の釣行はこれで終了となった。
時間が足りない。もう一晩やりたい。
そんな想いばかりが自分の中に残った程、1年ぶりの地元河川での釣りは面白く、夢中になった。
今回は地元や筑後川を離れてしまったからこそ分かる良さ、魅力を味わえ、満喫した。
未だ有明鱸の引き味が自分の手に残る感覚がある。
また、近いうちに地元リバー筑後川に行きたく思う。
筑後川いい魚をありがとう。
翌日は所用で田舎へ。


多くの自然が残る場所。連休最終日はこの自然の中で過ごした。

【Tackle Date】
Rod
TIEMCO Jumping Jack Zele93S
Reel SHIMANO 14STELLA C3000
Line 山豊テグス ストロング8 1.2号

Leader 山豊テグス 耐摩耗ショックリーダー30lb.

Hit Lure
BlueBlue
フォルテン30g(カラー ブルーブルー)
- 2015年8月18日
- コメント(2)
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