【・・・・ツレナイFishing】カワムツ釣り色々

コイ科の小魚、いわゆるハヤ、ハエ類の仲間で代表的なのは、オイカワ、ウグイ、そしてこのカワムツ。

福岡はウグイの分布域が限られていること、オイカワはある程度流域規模の大きい河川の方が魚影が濃いこともあり、福岡の小さな２級河川でハヤ、ハエ類と言えば、カワムツが代表格です。

現在のコロナ渦もあり、海のファミリーフィッシング出来る釣り場はどこも過密状態。

そんな密集を避けて、カワムツ狙うのも良いかと思い、このログを書いてみました。

前ログで、カワムツのルアーフィッシングを紹介しましたので、このログでは、ルアーフィッシング以外の色んなカワムツ釣り方を紹介します。

１．餌釣り
最もポピュラーな釣り方です。竿、糸、ウキ、小さな錘、サルカン、針、餌。これだけの道具が必要ですが、釣り方は簡単。釣果延びない時は、コマセを撒けば、たくさんのカワムツが釣れてくれます。
魚が溜まりそうな淵で有効な釣り方です。針は袖や秋田狐の４号以下。餌は市販の餌なら(海釣り用も含めて)何でもOKです。ハムや魚肉ソーセージやカマボコでも大丈夫です。

２．脈釣り
ヤマメやイワナの一般的な餌釣りと同じ釣り方。ウキの仕掛けと比べるとちょっと難しい釣り方です。
ポイントは流れのある瀬で、流れに仕掛け(餌)を同調させ、目印でアタリを取る方法です。
流速に合わせて、錘の重さを随時変えるのが肝です。
はっきり言って、脈釣りではないとカワムツが釣れないという状況はないのですが、他の釣りと比べて、「釣れた」ではなく、「釣った」満足感が味わえます。
ヤマメやイワナの餌釣りの練習にもなります(笑)

３．あんま釣り(ピストン釣り)
昔からあるハヤ、ハエ釣りの方法の一つです。
仕掛けはシンプルで、短い竿、ライン、錘、針のみでOKです。
釣り方が、特殊(と言っても全然難しくありません)で、川の中の緩やかな浅い瀬に下流に向かって立ち込み、仕掛けを下流側に流して、竿先を水面に近づけて水流と平行に上下させる。時々、足下の砂利をガシャガシャして、濁りを仕掛け方向に流す。それだけです。
濁りと砂利中の川虫にカワムツが寄ってきて、流れの中で行ったり来たりする餌に食いつくというシステム。かなり爆釣する釣り方です。
夏の暑い時期に納涼できるのがこの釣りの醍醐味です。

４．毛鉤(蚊針)釣り
フライフィッシングやテンカラ釣りではありません。

こんな毛鉤がたくさん付いた仕掛けを竿に付けて、流れに流すだけの釣り。
こちらも昔からあるハヤ、ハエ釣りの方法です。
私はこの釣りが苦手で、爆釣を経験したことありません。

５．オランダ釣り
私のブログでも何度か紹介している釣りです。
上記の毛鉤仕掛けが、オランダ針と呼ばれる空針に変わり、仕掛けの一番下にカゴを付けて、カゴの中にコマセを入れて釣る釣り方。

サビキにそっくりですが、ポイントは比較的水深と流れがある瀬淵で、上流に仕掛け(コマセカゴ)を投入し、竿を下流側に向けて、上流にあるカゴから流れ出るコマセに寄って来たカワムツがオランダ針に次々と食いつくというシステム。
むちゃくちゃ爆釣します。全てのオランダ針にカワムツがヒットするなんてことも多々あります。

６．フライフィッシング
カワムツは、フライフィッシングの入門ターゲットとしては、ブルーギルと並んで良い魚だと思います。警戒心が、ヤマメみたいに強くないので、最初にフライで狙う魚として好都合。ただし、口に毛鉤を咥えて違和感を感じて吐き出すスピードはヤマメ以上とも言われますので、アワセの練習にも良いターゲットです。

７．テンカラ釣り
日本古来のヤマメ、イワナを釣る毛鉤釣りです。フライフィッシング同様に、カワムツたくさん釣れます。
フライやテンカラって、技術的に敷居が高いと思われがちですが、上級になるのはともかく、キャスト方法を本やネットで学べば、最初の１尾を釣るのは、難しいものではありません。
テンカラは、フライよりも安価でタックル揃えられるので、特にカワムツで入門するのはオススメです。