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元工事屋のおいちゃん

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ほんとにあったこわ~いお話(釣りとは全く関係なくもない)

  • ジャンル:日記/一般
私にはお盆に忘れることのできない記憶がある。




平成21年のお盆休のことである。




私はこの年事業で最大のピンチをむかえていた。




どうしようもなく負のスパイラルに陥り




心身共に疲れ果てていた。




なぜかわからないが突然実家に帰らなければいけないという思いにかられたのだ。




私の家族が原因で軋轢が生じ




私は仕事にかこつけて何年も愛媛の実家に帰郷していなかったのだ。




お盆が近ずくにつれその思いは日に日に強くなり




盆休み中の仕事は断り単身帰郷することにした。




何事もなかったのごとく敷居をまたいだが




私の親父が開口一番今まで帰らなかったことを




散々ガミガミと説教された。




言いたいこと言い終えたのか




○○…。タチウオ釣りに行くか?




私は釣りに行く気分ではなかったのだが行ってみることにした。




母の話によれば千葉県に住む




親父と一番なかのよい叔父が突然1週間前におとずれ




いっしょにタチウオ釣りに出かけたそうだ




家からわりと近い○○田の長波止へ行く。




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夕刻、とりあえず時合いまでルアーで釣るわ。




親父がせっせとタチウオてんやにどじょうを縛る。




これでどうやって釣るんだ?




とりあえず投げといてゆっくり巻くだけだ。




ルアーと一緒じゃん…。




日も沈みかけ次々タチウオが上がり始め




私もドジョウリグに付け替えたが




あまり気乗りしなかったのか




私は1匹も釣りあげることはできなかった。





盆休も終わりいつもの広島の生活にもどり




1か月が過ぎようとしたある深夜のことである





私はトイレにおき何気なく壁を見ると…




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でかいアシダカグモが…




縁起が悪い…




夜グモは親の顔しとっても殺せと言うが…




こいつはゴキブリ食う益虫だし…





その晩はとりあえずほっとくことにした。





翌日深夜。





私はまたトイレにおき壁を見るとまたまた…




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アシダカグモが…




とりあえずその晩もほっとくことに…




そのまた次の深夜…




またまたトイレにおきた…。




ひょっとしてまたアシダカグモおるんかの?




恐る恐る電気をつける…。




いない…。




ふうっ。ちょっと安心する。





翌朝早朝仕事にでかけようとしたら




携帯電話が鳴る。




愛媛の実家からだ。





電話の主は母だったが




警察から電話があったらしく




海岸で倒れている人物が親父らしいというのだ。




早朝親父は釣りに出かけたらしい。




すぐ身元確認にでかけるのでまた連絡するとのことで電話を切った…。




1時間ばかり待ったところで携帯が鳴り…




母がふだんになくとりみだした様子で




親父の死を告げた…。




急性の心不全だったようだ…。




私はすぐさま当面の仕事をキャンセルし愛媛の実家へいそいだ…。




着いたのはほぼ夕刻だったが




親父の亡骸も家に帰っていた。





母曰く、おとうさんにこやかな顔して死んどるがなにがあったんやろうね…




よっぽどええ魚が泳ぎょうたんとちゃうか!




それで興奮のあまり心臓が止まったとか…。




まあ、海に落ちんかったんが幸いだったわ…。




しかしお盆のことじゃが…




親父そもそもわしが小学生以来




一緒に釣りに行こうなんて言ったことないぞ!




わしとおじさんは最後に呼ばれたんかのう~。




近くの親戚や近所の人も帰り




その晩私は親父が使っていた2階の和室で就寝することにした





その晩怪異は起こった…。




昼間のどたばたからかすぐさまうとうとし始めた…。




ぴたっ…ぴたっ…みしっ!ぴたっ…




足音?私の枕元の畳をふみしめる音が…




私はあわてて飛び起き電気をつける!




夢か?




再び電気を消しまたうとうとし始める…




ぴたっ…ぴたっ…みしっ!ぴたっ…




またまた足音にあわてて飛び起き電気をつける!




こんどは頭から布団をかぶり眠らないよう電気を消す。




ぴたっ…ぴたっ…みしっ!ぴたっ…




夢じゃない!





足は見えないが間違いなく私の枕元を歩いている!




私は飛び起きて真下の部屋で寝ていた母のところへ階段をかけおりる!




騒々しくて寝られん!



母曰く、あんた何真夜中にうろうろしょうるんね~。



わしじゃない!





親父!わしの枕元ぴたぴたぴたぴた歩きようる!




突然死んだけ~自分が死んどることに気がついとらんのとちゃうか!




その後私も1階の部屋で寝ることにした。



翌朝、



母の末の兄弟の叔父が到着した。





仏事にひじょうに熱心でくわしい叔父である。




母が叔父に昨晩の出来事を冗談めいて話をした。




叔父は神妙な面持ちでうなずいていた。




枕経をあげてもらいましょう。




この地域には枕経をあげる習慣は無いそうだが




幸いにも近所に同じ宗派の神社があったため




枕経をあげていただいた。




その後足音を聞くことは無く




遅れて帰ってきた私の兄貴に親父の部屋で寝てもらったのだが(笑)




私もこの歳になって初めて知ったこと…




死んでも魂は残るということだ…。

 

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