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▼ 釣れるストレスと釣れないストレス
- ジャンル:釣り具インプレ
私は釣行で、「ストレスを無くす」と言う事を、とても大切にしています。
私が考えるストレスは大きく分けて2つ。
精神的なストレスと、加重と言うストレス。
でも実はコレ、表裏一体でもあります。
厳密に言うと、加重のストレスを察知して、精神的に「嫌だ」と思えるか。
精神的なストレスと言うとなんだか疲れきったサラリーマンのイメージですが、コレはかなり大きく釣果に影響してきます。
例えばルアーの選び方。
流れの中で掴みが強すぎると、加重のストレスをラインとロッドを通じて感じます。
それを「なんか強すぎて嫌だ」と精神的に思うと、「もう少し流すルアーに変えよう」とか、「ややアップに使って受けないようにしよう」となります。
ロッドは、しなり特性がそのまま製品特性ですから、如実にその傾向が現れます。
そして逆に、加重を何も感じないノーストレスも、精神的なストレスにもなります。
+方向も-方向も、それぞれにストレスとなりますよ~って話し。
ただし、人によってそのストレス値に対する受け取り方は変わります。
それは「このストレスは釣れるストレス」と言う経験が在るか、無いかです。
解りやすい例で言うと、ブッラクバスのノーシンカーワーム。
小さなワームをノーシンカーでフロロの5ポンドとかPE1.2号でフルキャストする釣りが在るのですが、シーバスしかやってない人の多くが「耐えられない」と言います。
シーバスは基本的にリーリングしてテンション(加重ストレス)を掛けながら、アクションを入れる釣りが多い為、あのラインがフワフワの状態が耐えられないようです。
もっとも、シーバスもブラックバスも、初心者はやや重たい仕掛けを好む傾向はありますね。
キャストや掴みなど、「釣りになってる」と感じる要素は加重のストレスがもたらす事が多いです。
そう考えると、実釣では「良いストレスと悪いストレス」があるようですね。
その善悪の線は、一晩で変わる事もありますが。
物かシステムが、一瞬にして価値観を帰るときがあります。
それとは別に、本当に「無ければ無いほど良いストレス」も存在します。
例えば車。
湾奥帰りに多用する首都高5号線下り。
昔は回っちゃう事で有名なドンキーコーナー(旧ルミネンコーナー)の立ち上がり加速時に、左から合流してくる「同じ速度の車」とかは、苦痛以外の何者でも在りません。
まぁ、向こうも、同じ事を思いながら、コッチ見てるんでしょうが(笑)
釣りでは、フィッシュクリッパーのクルクルワイヤーとか。。。
なぜか大事な時に変なところに引っかかるんですよ。
崖をヘつってる時にワイヤーが枝に引っかかり、高さ5mの位置で手放しをしなきゃいけなくなったり。。。
で、ワイヤーは短いほうが安全だ!って思って短くしたら。。。
真冬に3時間、川の中に立ち尽くし、やっと掛けて寄せてきて、さて掴もうかと思ったら、ワイヤーがライジャケの再度ベルトに引っかかって「微妙に魚に届かない」とか。。。
まぁそんなことの繰り返しですね。
上げたらキリがないです。
PEカッターや笛もそうだし。
意外と微妙なストレスは、小物がもたらす事が多いのが特徴です。
小物って、在ると便利だよね♪から始まると思うのですが、突き詰めていくとけっこう大事な要素が入っています。
その一つがロッドベルト。
人跡未踏開拓系のツーピースロッドを使う釣りでは、なくてはならないアイテムです。
藪こぎも、瀬渡りも、崖のヘツリも、出来る限りロッドは短くして移動します。
ラインはできれば通っていない状態。
これが本当に大事な事で、ストレスどころか命の分かれ目とさえ感じます。
この時に必要なのがロッドベルトです。
「2本を1本にする」という、恐ろしく単純なアイテムですが、ストレスと言う側面からみると、ピンキリだったりします。
ロッドベルトを使っていて最もストレスを感じるのは、なんと言っても「歩行中に緩んでくる事」です。
私はなぜか?ロッドベルトをよく無くすのです。
磯に行くまでの山道で、藪や枝に先端部引っかかり脱落するか、Kebuちゃん誰かが間違えて持っていくか。
まぁ、後者は仕方ない事なので諦めてるのですが、やはり前者の脱落で紛失はかなりストレスです。
安物はロッド接触面に滑り止め加工の生地を使っていないために、頻繁に発生します。
また、細すぎる物も同じ事が発生しますね。
藪こぎではロッドを寝かす事が多いのですが、その時に縦方向に引っ張られてスルスル~と緩み、脱落します。
辛いんですよ。
伊豆の山の中で、どこに落ちたか解らないベルトを探すのは。
もう一つストレスなのは、グリップの太さやガイド位置にもよるのですが、ベルトを脱落しないようにぎっちり巻くと、トップ側の細い方が、グリップ側の太いほうに沿うように物凄く不自然に曲がってしまうこと。
折れるとか抜けるとかじゃなく、その不自然さが凄くいやなのです。
で、ティップ側は、ベルトを巻く時に何周か、バット側のジョイント部にベルトを巻きつけ厚みを持たせ、なるべく平行になるようにしてから2本をまとめます。
上記の2点のストレス、一度気が付いてしまうと気になって仕方がなくなります。
もしも今まで気になっていなかった貴方。
残念ながら今日から気になります。
とくに「安いので良いや」と思っていたなら余計にw
で、実はあっけなく物でクリアーできます。
ハルシオンシステム社からリリースされてるロッドベルト。
詳細はコチラ↓
※画像拝借
まぁ見れば一目瞭然。
まぁなんだ。
車から降りて5秒で釣り場という人にはまったく必要ないアイテムですが、ハードに釣り遊びをするならこういう細かいポイントは抑えておきたいところ。
ベテランや釣りの上手な方ほど、こういう部分に物凄く気を使っていますね。
「ザイルチェックを怠るクライマーは偽者」ってのと、ちょっと同じ意味。ハイキングなのか、山登りなのか。
ロッドベルトのストレスが無くなったからといって、魚が釣れるわけでは在りません。
が、様々な小さなストレスが積み上げられてしまうと、やがて大きなストレスになり「釣りが雑」になったりするのです。
余分なストレスは無いほうがいいですよ♪
と、ココまで書いておいてなんですが、お洒落パーツでもあります。
そういうのもアリです(汗)
と、ココまで書いておいてなんですが、お洒落パーツでもあります。
そういうのもアリです(汗)
【お知らせ】
7/3湘南ライトタックルトーナメントで、空スプールの回収をします。
ご協力下さい♪
メーカーホームページ
はじ君ログ
- 2011年6月28日
- コメント(8)
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このロッドベルトの補足を…
ループ部分ですが、元々はG-craftさんのアイディアなんです。
自分がG-craftさんのロッドが大好きで、そこに付属品として付いてくるロッドベルトが凄く使いやすかったんです。
ただ、ループがもう少し大きいと、グリップエンドにスッポリ入るのにな~…と常々思っていました。
そこで、G-craft・K専務に「もう少しループを大きくすると使いやすいんだけど、改良しませんか~?」と問いかけたところ・・・
「そんならハルシオンで作ればいいよ!」との返事。
身も心も太っ腹なK専務の一言がきっかけで生まれました。
言わば、「Special thanks G-craft 公認モデル」
公私共に仲が良いということもあり、商品になることが決まったモデルなんです。
ここはちゃんとお話しておかないとと思い、あえて記載させていただきました。
そんな訳で、皆様、宜しくお願いいたします! 使いやすいですよ!!!
ハルジロー
東京都