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▼ 油断すると、痛い目に合います(その2)
- ジャンル:日記/一般
一級小型船舶操縦免許を取りにいった話です。
その1はコチラ
無駄に長いので注意。
さぁ、困った。
海図は何とか理解して、算数でミスしなければ問題ないレベル。
定規の使い方や、方程式はOKです。
しかし、ココに時間を掛けすぎて、「交通の方法」に出題される事が予測されてる、記号等の暗記問題にまったく手を付けれ無い状態で、前日(というかAM2:00なので当日とも言う)になってしまいました。。。
う~ん、困った。
こうなったら最後の手段です。
▼←コレなんだ?って感じの設問があるのは判っていますので、試験開始直前に記号を目に焼きつける事に(爆)
とりあえず、4個の記号と意味を覚えれば、教本の全項目と問題数の確率から、うまく行けば2個は間違わないはずwww
と、夢みたいな事を言って寝ましたw
翌朝、夢の島マリーナへ。
9時からなのですが、GW渋滞がどうなるか判らないので早めに出たら、7時には着いちゃいました。
まぁでも、それで良いの。
昨晩も遅くまで勉強していたので寝不足ですが、すいてる首都高を走ってきっと脳みそもスッキリするだろうと(笑)
朝のマリーナを散歩。
TSST明けの朝とは違って、清々しい気持ちです。
ボラの稚魚が大量に入っていたので、ゲストの桟橋に下りて遊びました♪
よく見ると、シーバスの影もチラチラ。
石を葉っぱで包んだりしたのを投げて遊んでたら、気がつけば8時45分。
あら、遊びすぎ?
車に戻って甘い物を食べる。
脳みそには甘い物が良いw
試験会場に入り、問題集を開かず教本の記号一覧を開く。
文章で覚えずに、画像で覚える。
まさに最後の5分で勝負。
試験官の説明聞いて、その間も記号を見つめます。
身体検査が終わってからも、直前まで教本を見つめる。
問題が配られて「はいどうぞ~」と言われ、真っ先に記号問題を見つけて飛びつきました(爆)
ドンピシャ♪
あとは焦らずに文章問題をやって、海図を最後にゆっくりと。
ちなみに、2級からのステップアップで1級を取ると14問だけですが、試験時間が短くなるという罠が。
2級は1時間ちょっとで、1級は2時間以上の試験時間が設けられてます。
試験で一番時間がかかるのは海図で、2級と共通の問題を含み文章問題は30分もあれば終わります。
コレホンと。
だから、一気に1級を狙ったほうが、試験時間にゆとりが持てます。
と、暗示を自分に掛けて、焦らずに。
設問はけっこういやらしい問題が多かったのですが、前出した「アンサー4個全てに○×の判断をする方法」でクリアーしました。
その際に、持ち帰って良い問題用紙の横に自分が出した答えを書き写して起きます。
試験が終わるころに、マリーナ1階のロビーに回答が張り出されますので。
けっきょく、1時間も掛からずに、全問題が終わりました。
さっそく回答を見に行って、自己採点。
うん、予想通り、全正解率で言うと90%は余裕で超えてるけど、上級1で間違ってるのが在った(海図は潮流計算でチョンボ)。
でも、まぁ何とか合格ってことで!
よしよし。
あとは午後の実技試験に向けて、今からロープワークを勉強しますかなぁ(笑)
さて実技試験。
噂では95%の合格率だとか。
まぁ、落ちるのはよっぽどです。
実際に船を操船して、アレコレとやります。
出船して曲がったり止まったり、逃げたり結んだり助けたり。
その他に、ロープワークと、機関系の質問等。
まぁ、安全確認だけはちゃんとやっておきましょう。。。というレベル。
自動車の一発試験の仮免よりは全然簡単で、「とにかく安全の点検は忘れるな」が鉄則です。
落ちたという人の話は、全て「安全確認がダメだった」という噂。
ただ、「口で言わなくても、実際にやってればOK」と言う事なので、かなり普通に操船すれば良いかもしれません。
実際にマリーナのスクール等に行かないと、操船の技術は覚えられません。
コレばっかりは独学は無理。
しかも、寡黙な審査官(それでも質問には答えてくれるし、何よりも険悪な雰囲気を出しません。自動車免許の一発試験よりは100倍良いです。また、ある程度の項目が終わる頃には、実際に航海に出たときの注意点を色々と教えてくれます)が言う言葉の意味も含めて、全ての行動における安全確認のアクションは、教わらないと無理です。
かと言って、スクールに行ったから操船が普通に出来る人になって居るのか?と聞かれれば、答えはNOです。
スロットルをオンにすれば、誰もが船を進めることはできますが、それは操船が出来るとは言いません。
着岸や蛇行の練習もしますが、「やり方を知っている」という程度にしかなれません。
まぁ、試験ではそれすらも無いと、まったく話にもならないのですが、やはり「操船に自信を持てる」となるには、あまりにも練習が出来ないのは現実です。
つうか、たかだか数時間で自信を持って操船出来る人なんて、たぶん居ませんよね(汗)
もし余裕が在るならば数回の講習を受けて、試験に挑んだほうが良いですね。
また、免許を取った後も、最初の数回は経験者と一緒に船に乗って操船技術を覚えなくては、危なくて海には出れません。
船を持ってる友達がいないなら、マリーナの行ってるスキルアップ講習などを活用するのも良いかもしれませんね。
私が受けたスクールでもやってるみたいです。
免許を取るのが大事なんじゃなく、その後に安全に楽しく海で遊ぶ為のスキルアップが大事かと思います。
で、15:00から実技試験開始。
まぁ、こう言うとなんですが、「実技で落ちるのはねぇだろ」ってレベルでは操船は出来るかと。
なんせ、東京湾のフローターで鍛えてましたからね!
まぁ、それはアレですが、自分の中では「救助」が一番の難関だと思ってました。
ここさえクリアできれば、後は必要以上に安全確認しまくる(笑)
着岸は、練習艇がそのまま試験艇なので、まぁゆっくり行って慎重にやれば問題ないかな~と。
一夜漬けロープワークもバッチリです。
今回は3人一組で、一つの船に乗船しました。
試験管は1名。
時間も押していることも在り、一度に全行程を一人でやるのではなく、適宜運転者が変わりながら、最終的に一人当たりの全部の試験を終えるスタイルでした。
だから、事前に紙でもらう行程表でコースを覚える事は、まったく意味が在りません。
細かい項目を覚えてやるつもり(コース丸暗記で順番ごとにやっていく)でいると、この順番が入れ替わった時点で真っ白です(笑)
まさに、そういう人が一緒でしたが、見ていて痛々しかったです。
ありゃぁ悲劇ですな。
私は逆に、自分の中でルールを作って、状況にしたがって勝手にやる方法にしました。
だから、たぶん安全確認とかも人より多かったかもしれませんが、減点にはなりません。
ただの開き直りとも言いますが。。。
で、かなり順調に行きました。
救助もバッチリ♪
蛇行だの滑走だのは、なぜか他の船が妙に目の前に現れるという、微妙にやりにくい状態でしたが・・・
その都度、審査官に「やり過ごしますか?」と聞いたら、「ちょっと待とう」「先に行っちゃおう」と指示をくれました。
コレが車の一発免許なら確実にシカトされて、数秒後に「はい、今日の試験は中止で~す。ちゃんと覚えてきてね~」とか言われますからねぇ。
で、あぁ、こりゃぁ何とかなったな~と思っていたのですが、最後にやらかしました。
油断大敵というか・・・
着岸で思いっきり失敗しました。
行き足(蛇足で進む分)の判断ミスで桟橋にヒット(笑)
「やり直します」と言う事で、確認してバックして「はい、どうぞ」と言われてやったのですが、なんかうまく行かないのです。
風もボーボーでしたが、理由はそんなことではなく、根本的な舵きり時の取り回しが下手というか。
心当たりはあるっちゃあるんです。
船外機と船内外機の違いですね。
まぁ、シーバスやるなら、この操船技術修得は必須ですから、もうちょっと頑張らねばいかんです。
その後の機関系の確認や係留も問題なく出来ました。
でもなぁ・・・
かなりショックです。
ひょっとして、実技で落ちる5%の人になっちゃったのかなぁ。。。
試験が終り、ぼーぜんとしながら首都高をゆっくり走って帰りました。
結果は一週間後の木曜日。
嫌だなぁ~、落ちてたら。
すんげぇ笑われちゃいそう。
ちなみに、小型船舶免許(2級1級合わせて)の合格率はかなり高く、90%近くあるそうです。
でも、それは、勉強しなくても受かる人が90%では在りません。
特に1級は、それぞれに程度の差は在ると思いますが、勉強しなかったら絶対に受かりませんね。
よく、「大丈夫だよ~、絶対受かるから」とは言いますが、あれは受かった人の話です(笑)
逆に、勉強すれば、これほど確実に合格できる「国家試験」ってのも、かなり珍しいとはいえます。
それは、設問を含めて、「覚えれば良い」だけであり「理解するのが難しい」という内容が無いからかもしれません。
と、まぁ、ここまでは試験の翌日に書きました。
現在かなりガッカリしております。
昨日まで禁酒(ビールは含まず)していたのですが、今夜はやけ酒です(泣)
と、思ったら、両方足しても水割り1杯にしかならない。
ちくしょ~酒まで俺をバカにしやがって(←一度言ってみたかったw)
合格するまでこの文章は封印だ(爆)
で、先ほど、マリーナより電話あり。
「今日、免許の合否発表だよ~」
船舶免許の正式な合格発表は、講習を受けたマリーナへ来るのです。
え?
来週じゃないんですか?
「いや、今日だよ。 う~ん・・・・やっぱり一級はもう少しじっくり勉強したほうが良かったかなぁ。さすがに時間短すぎたんだね~」
えぇ~?
学科試験で落ちたんですか?
自己採点では何とかセーフだったんですけど(冷汗)
「う~ん・・・ 受験番号、5番だよね? 答案用紙に名前とかちゃんと書いた?」
え、えぇ、まぁ、試験官に言われた通りのことはちゃんとやりましたが。。。
ダメでしたかぁ(泣)
マジで重い空気が3分。
マジで重い空気が3分。
「うそだよ~ん♪OKOK、ちゃんと受かってるよ~www」
はぁ?
はぁ?
ま、まさか、受講生全員にそのイタズラやってるんですか(滝汗)
油断していて、まんまと引っかかりました。。。
油断していて、まんまと引っかかりました。。。
と、言う事で、なんとか1級小型船舶操縦士免許に合格しました♪
もう当分勉強したくない。
しかし、これでやっと、アレができるようになるなぁ。
ちょっとやりたい釣りがあったんだよね。
ヒヒヒヒ!
- 2011年5月15日
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