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今年は湾奥シャローで秋を迎えよう

  • ジャンル:style-攻略法
湾奥ウェーディングでのランカーハンティングに、トコトンこだわっていたのは6年ほど前。
 
旧江戸川と三番瀬。
この二つの広大なシャローは、本当に色々な事を教えてくれた。
 
ひたすら歩き、地形と風の関係を体に覚えさせ、たくさんのスズキと出会うことが出来た。
葛西サーフから始まった自分のウェーディングが、あの年に1つの区切り迎えたのはまぎれも無い事実だった。
 
事実、以降の湾奥の釣りは、在る意味でその再現でしかない。
「釣れる釣り」を繰り返すより、自分の知りたい釣りを探す旅が好きだ。
 
だけど、そんなのは実は、アングラーの思いあがりでしかない。
解ったつもりでも、見えたのは移り変わる環境の変化のほんの一部でしかない。
 
だからやはり秋になると、あの場所では必ずキャストを繰り返してきた。
 
しかし去年の秋。
あの忌々しい震災で様変わりしたシャローへ、どうしても喜び勇んで向かう事ができなかった。
遠征が忙しかったのは事実だが、それ以上に「気が乗らない」と言うのが本音だった。
 
それでも数回は釣りに行ったのだが、そういう気持ちの冷え方を見抜かれたように、湾奥のシャローは良い答えを返してくる事はなかった。
 
そしてあっという間に冬になり、春が来た。
フィッシングショーなどのイベントが一段楽した頃・・・
無性に湾奥のシャローへ行きたくなった。
 
早春のシャローには、産卵を終えた早い固体が帰ってくる場所が在る
それをバチのタイミングではなく、上げの一瞬でかすめ獲る釣り。
コモスリ95のフックチューンをしたやつをアップに入れ、動くか動かないかの速度で巻くと、「コフッ」と食ってくるのは全部デカイ魚だった。
 
それは本当に偶然見つけた釣りで、いまだにあのメジャーなシャローで誰一人とバッティングする事無く、自分の中で暖めていた釣り。
 
おかげで物凄く自分のスキルをあげる事ができたと思う。
手付かずの魚はアングラーを育てる。
 
強い北東風が差し込むある中潮、あの魚たちは返ってきて居るだろうかと思い、一人で深夜のシャローに立った。
干潮からの上げ。
 
気配が出るまではロッドを振らず、小さな牡蠣の塊の上でバランスをとりながら、その時を待った。
 
オープンウォータを前に、風が作る左後ろからさす流れが、航路へと流れ込む。
下げ残りのように見えるが、じつは深い航路の中は上げの潮が作る流れが発生している。
 
秋はへそこへバイブレーションを入れればスズキが食ってくるが、この早春は魚が少なく反応は薄い。
むしろ場荒れさせずにシャローへ水が溢れ出すのを待つほうが良い。
 
30分なのか、1時間なのかは解らないが、やがて水位が上がり出し、背中に背負ったタモが後ろへ引っ張られる頃にそれが始まった。
 
一瞬のモジリがかなり先で起きる。
このシャローは地震で30cm地盤が下がった。
 
例年ならそのモジリの位置に立てていたが、今年はフルキャストでは届かない。
ルアーケースを覗きこむと、コモスリ95とスーサンとゴッツォ。
迷わずゴッツォをキャストしたが、やはりこの釣りでは強すぎるのか、触っていくだけで針掛りする事が無かった。
 
数分後、人が居れない水位となり、航路沿いに戻った。
 
今年も夏が過ぎ、秋が来た。
周りの話しでは「サイズが出ない」とか「秋の魚が入らない」との声が聞こえる。
 
確かに地方の釣りをしていても、渇水は大きなファクターかも知れない。
でも、やはりスズキはスズキで、なんとなくの動きをして居る事は間違いない。
 
今年は久し振りに秋の釣りを、湾奥シャローでやろうかと思う。
6年前のような釣りはしないだろうが、そういう気持ちにさせてくれたのが、春の魚だったことは間違いが無い。
 
もう一度探すのも悪くないよね。
 
 

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