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村岡昌憲

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9月23日   T.S.S.T.最終戦 その2

 
2006年9月23日 -T.S.S.T.最終戦-  その2

 
 




 
 
 
 

 
 
ライトに気付いたか、スズキが最後の抵抗で沖に向かって泳ぎ出す。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ロッドを返して一度回そうとした時に、テンションが抜ける。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
※△○っ!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
声にならない叫び声をあげる。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
痛恨!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
思わず膝を着いてがっくし。
 
でもまだ魚はいる。
 
すぐに気を取り直して、また風を読む。
 
 
 
 
 
 
 
でも態度をはっきりさせない風に、待ちきれずに、フルキャスト。
 
3投目、ジャーキングの直後に、ラインスラッグを通してバイトを感じる。
 
そのままラインが張るのを待って、アワセをたたき込む。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
さっきと同じぐらいの強烈な絞り込みに、風の中でもネオンナイトのきしみ音が聞こえる
 
 
 
 
 
絶対に獲る!!!絶対獲るぞ!!
 
 
 
 
 
自分に言い聞かせるため、そして祈る気持ちが、魚に向かって叫ばせる。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ファイトは完璧だった。
 
魚の頭の向き、フッキングの位置、スズキの状態、いつの間にか全て把握している自分がいた。
 
この凄まじい感覚で釣りをしていた頃がある。
 
懐かしい気分と、ネオンナイトの完成度の高さに改めて感心する。
 
 
 
 
 
スタミナ切れの気配すらさせなかったスズキが、体中の酸素を使い切ったように、息を吐き出して動きを止めた。
 
 
 
 
 
気を引き締め直して、一気に寄せていく。
 
 
 
 
 
 
 
波打ち際まで来た魚は80センチを超えるだろうかというサイズ。
 
X-110SWは口の横、しっかりと3本フッキングしている。
 
 
 
リーダーを持ってズリ上げるのは難しい重さだった。
 
 
 
 
 
ハンドランディングしかない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
慎重に魚の気配を見ながら、リーダーを持って、ハンドランディングの体制に入る。
 
 
 
 
 
 
 
魚が重い頭を一振りする。
 
 
 
 
 
水面を叩いたしぶきが顔にかかる。
 
 
 
 
 
次の瞬間、魚の姿が無かった。
 
 
 
 
 
リーダーを持つ左手の軽さに、そしてぶらぶらと揺れるX-110SWに、何が起きたのか悟った。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
あり得ない。   言葉も出ない。
 
 
 
 
 
切れそうな気持ちを引きずって、波の来ないところに上がってしゃがみ込む。
 
X-110SWを見るとフックが延びたり折れていたり。
 
リーダーのチェックはしきりにしていたが、全然、フックのチェックをしていなかった。
 
あり得なくない。単なるミスだった。
 
 
 
冷静なつもりで冷静ではなかった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
5分ほど呆然としていた。
 
191cmである。十分じゃないか。胸を張って帰ろう。
 
そういう想いが頭を支配していたが、やっぱりあきらめきれない性分なんである。
 
 
 
 
 
 
 
このまま終われないだろ。






まだ2時間近くあるじゃないか。
 
 
 
 
 
 
 
疲れ切って重い体をなだめるように、もう一度、荒れた海に向かい直す。
 
 
 
 
 
 
 
ところが、もう魚は出なかった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
一番最初の払い出しのところへ戻る。
 
そこで1時間弱。
 
15分に1本ペースで、ポツポツと釣れる展開に、ワンキャストごとに気持ちを励ましながら、海に向かった。
 
 
 
 
 
体中が疲れ切って悲鳴を上げている。
 
 
 
でももう少し。そんな気持ちで風に向かってキャストし、ジャーキングを繰り返した。
 
 
 
 
 
 
 
4本目の50センチ級は少し大きかった。
 
 


57センチ。1cmのサイズアップで192cm。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
もう、これでいいだろう。
 
 
 
 
 
 
 
今日の釣りを終えることにした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
会場に戻るとまだ誰もいない。
 
1時間残してウェイインである。
 
疲れて少し寝る。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
結果は優勝だった。
 
嬉しい気持ちはなく、悔しい優勝でもあった。
 
でも2位と1cm差という偶然が、自分の最後の粘りを無駄なものではなかったんだと思わせてくれた。
 
そして、自分の実力はまだ通用するんだという何よりの結果に、胸を張ってやっていこうという気持ちになれたのである。
 
 
 
 
 
 
 
反省点はいっぱいある。
 
9時間、超本気の釣りを持続できなかったこと。
 
冷静さを失ったこと。
 
準備やシミュレーション不足。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
でも、楽しかった。
 
 
 
 
 
この釣りの道は長い。
 
が、こんなにも楽しい道はない。
 
また歩いていこうじゃないか、と。
 
 






 
 
使用タックル
 
ロッド   アピア 風神ゼータ83Lネオンナイト
リール   ダイワ セルテート2500Rカスタム
ライン   東レ シーバスPE 1号
プラグ   グース125F
      メガバス X-80SW・X-110SW
ゴミ   
 
   

 
 
 

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