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科学的に考えるベイトリールの巻き感度

本日は釣りお休み!

先日のアンタレスDCMDのハンドル交換について、もう少し書いてみたいと思います。
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今回、ハンドルを45mm→42mmにしました。
何故巻き感度が良くなったかを考察して行きたいと思います。


皆さんは、このように穴に糸を通すときどのようにしますか?
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*爪が汚いのは職場でちょっとお絵描きしたせい。
ごめんなさい。


多分、こうしますよね?
kmn3htk8oxeospeoaukv_361_480-e882bb0c.jpg

こうはしないはず!!
9fye938o8iky36rrpiv2_361_480-fcd81be4.jpg

何故ですか?(笑
そう!1枚目の方が指先が安定するからです!

「中枢部の安定は巧緻作業を安定化させる」
脇を閉めて、肘を体幹に当てて固定した方が、指先の巧緻性(細かな動きの正確性)が向上するのです。
これは、科学的に示されているヒトの性質です!

・手指の巧緻性は体幹の安定性と密接に関係する
(描画特徴と運筆動作の発達的傾向. 池田ら, 日本発達系作業療法学会誌第4巻第1号)
・運動時間(T)が目標までの距離(A)/目標の幅(W) の対数に比例する
(Fitts PM:The information capacity of the human motor system in controlling the amplitude of move- ment. J Exp Psychol 1954)

つまり、ハンドル長を短くすると、肘が固定された状態で手首の動きを使って(支点が肩ではなく、肘となる事で指先と視点の距離が短くなり)リーリング出来るので、正確性が向上し巻き感度が向上するのではないかと考えています。


上記の参考文献には、ギア比がXGでなければならないヒントも隠されていますので、それについてはまた今度まとめたいと思います。


PS:
ygeerz564e862z4h5o57_300_310-c3603c80.jpg
これは、運動学という教科書に書かれているペンフィールドの脳地図です。
人差し指と、親指の感覚を感じる脳ミソの範囲が大きく、より感覚を重要視されている部分だ!という事が示されています。

さらに、人の感覚には、肌触りと言われる表在感覚と、関節の動き具合を感知する深部感覚があります。

リーリングの重さを感じるのは回した時の抵抗感...
つまり、関節の動き具合を感じています。
面白いことに、ヒトの深部感覚を脳へ伝える経路は、振動覚という「コツ、ブルブル、ドン」というインパクトを感じ、脳へ伝える経路と同じと言われています。
何故、手首でのリーリング(肘が固定された状態)が巻き感度を向上させるかのヒントはここにあります。
次回、感覚については詳しく書こうと思います。

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