海の中は春めいてきて刻々と変化が続く日々。

近頃の横浜港湾部では風向きや気温が日によってバラバラで釣果もバラつきが見えてきました。


そしてより顕著になってきたのが潮の動き。

日によって潮が効く時とダラダラな時があり、タイミングを合わせるのが難しい。

特に下げ潮ではベイトの気配すら感じない事があり、当然シーバスも居なくなってしまったのかのごとくチェイスもバイトもないことが度々。

最近ほんとに小魚の群れを見ていない。(-.-;)



では上げ潮はどうなのかというと・・・。

それなりにベイトが流れ入ってくるのか岸際でボイルしてたり稚魚サイズのベイトの姿もちらほら見かけたりと生命感が違う。

干潮からの上げ始めの潮の動きも激流並。

明らかに下げ潮のそれとは違う。


冬場は下げ潮がガンガン効くと良型の回遊が多く、釣果は断然上げよりも下げ有利でしたが近頃は逆転。

やはり春の潮は上げ潮がキーポイントですね。

豆サイズが多いですがシーバスの反応も良く、連発することも多々あります。








掛かったシーバスをライト照らして観察していると吐き出すのは数センチのアミや稚魚。

やっぱり極小サイズのベイトがメインの様子。

これなら場所によってはシーバスタックルで狙うより、メバルタックルなどのライトなタックルで挑むのもアリかもしれません。


せっかくなのでライトタックルの話でも。


今の時期、ストラクチャーや根回りが絡むエリアではロッドはシナプスの90SM-2にリールはエクスセンスLB3000HGM。
ラインはPE0.8号にリーダー16lbか20lb。

コレを選択したのは状況によって色々なルアーを使うことができるから。
バイブレーションからワームまでオールマイティーに使いこなすなら今の時期はこの1タックルでなんとかなります。




遠投よりも手前のピンを狙うような釣りで更にシンペンやワームを使うなら、よりライトな86SML-2にロッドをチェンジ。


アミやバチ特有の吸い込みバイトが多いなら断然ライトなタックルに分があります。

さらに小型のバチや稚魚を捕食している時のようなマイクロベイトパターンの釣りではよりライトなタックルも有効です。
通常のシーバスタックルよりもさらに繊細なティップが必要と感じる時はソリッドティップはあまり好みではないのでチューブラティップのメバルロッドやクロダイロッドを使ってますがターゲットが小型主体の小河川に限ります。





大型が時に混じるようなエリアでは流石にメバルロッドでは辛いですね。（シーバスではないですが、前に鯉を掛けた時は泣きそうになりました。）(＞人＜;)

ほとんどの場合キャストするルアーによってロッドを使い分ける程度ですがリールやラインの番手を落とすだけでもかなり変わります。
それでも10lb以下のタックルはシーバス相手には使いません。
逆にいうと10lbもあればなんとか取り込めるタックルバランスに仕上げています。

ラインに関してはフォールで食わせるような釣りでは丸飲みされることも考えてメインラインは細くしてもリーダーは太くします。（16lb～20lb）

反対にスローリトリーブで食わせるような釣りではメインラインもリーダーも細くして小型のルアーの動きを最大限生かすようにセッティングし、ロッドは感度重視のもので皮一枚のフッキングを心がけるようにしています。（10lb～12lb)

今のところこのセッティングで切られた経験はないのでロッドやドラグに助けられているのでしょう。

タックルバランスが如何に重要かという点で書きましたがもちろんストラクチャー周りや根ズレを想定するような場合はライトタックルはオススメできません。

都市型小河川や運河などのフラットなエリアでドラグを最大限使い、ライトなタックルでも対応できる場所に限っての話ですので勘違いしないようにお願いします。

（レギュラーサイズは40cm前後のライトシーバスゲームで60cm以上はランカーサイズとお考えください。）

食わせるのが難しいとされる20cm以下のシーバスをターゲットとするならさらなる冒険も必要かもしれませんが、これ以上は反則ということで手は出さないようにしましょう。（爆）