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真空音鳴り響く川で

  • ジャンル:釣行記
上流開拓、少し目先を変えて柳瀬川を見てみようかと。
 
さて、良く聞かれるのが、「その辺って潮位変動は在るのですか?」という質問。
 
大潮の上げで下流をフタをされると、河口から遠く離れたこの場所でも水位変動は起きる。
ただしそれは、1時間以上のタイムラグがあり、さらに上流での降雨量が大きく影響する
 
だから、「潮の影響で水位差はあるけど降雨量での水位変動のほうが大きい」という場所。
また、インターセクションから数kmいくと完全にタイドの影響が出なくなる。
それは流域高低差を見れば明らかで、ちょうどこの埼玉県の志木市辺りは太古の海岸線なのである。
 
ただし、江戸時代の物流のために整備された新河岸川と、自然河川を治水工事で護岸整備された柳瀬川では多少事情は異なる。
 
十数年前にアザラシ新河岸川を選んで川越まで行ったのは、そういうことも在るのではないかと思う。
 
 
さて、本日のタイドグラフでは、晴海で18:00満潮。
 
新河岸川とのインターセクションからすぐの場所に在る、落差数十cmの堰が水没するタイミングを狙いたいので、20時を目処に現場へ入った。
 
離れた場所に車を止め、二つの河川を橋の上から見る。
新河岸は太くトロリと流れ、柳瀬川はやや速い流れ。
 
先日聞いた話ではここ数年、河川改良の目的で柳瀬川の上流にある街で、大量に砂利をまいてるらしい。
底質を改善して汚臭を消すのだとか。
 
しかしその砂利は大雨が出るたびに下流の志木市に流され、結果として柳瀬川を著しく浅い川に変えてしまった。
その集大成が、この新河岸川のインターセクションとなる。
 
15年ほど前にブラックバス開拓で足を運んだ頃と、ずいぶん川の様子が変わったなぁ・・・と思っていたのは、そういうことだった。
東上線下の堰も昔はもっと高さがあったけど、下に砂利が堆積して堰としての威厳はもはや無い。
 
そして・・・
だから鮎がそっちに寄っていたのかと・・・
 
先日コメントで戴いた黒目川。
あそこも鮎が多い川になった。
理由はなんとなく知っているが、柳瀬川よりもよっぽど健全で魚も多いと思う。
 
ただ、短いんだよね。
 
ちょっと条件変わると抜けちゃうイメージ。
逆にソコをつかめば、明らかに新河岸上流よりも一時的に入る魚は多いかと。
 
なんかそういう雰囲気の川、あったなぁ。
あ、相模川かww
 
 
テコテコと柳瀬川に入る。
土手を降り堰下へ行こうと思ったら、アングラーが一人いて、しきりにルアーをキャストしていた。
 
ありゃ、珍しい。
 
ポツポツと雨が降り出している。
 
水位は予想通り、堰が水没して良い感じ。
この1時間後には一気に下げ気配が出ると思うので、まぁタイミングは良かったけど人が居るとは思わなかった。
 
声をかけたら、ナマズ狙いだそうで、シーバス狙ってると言ったら怒られたw
「ココは川だ!居るわけねぇだろ」と。
 
うんうん、いないと思っててくれ(笑)
 
下流に入って良いですか?と聞くと、快く返事を戴けたので、100mほど下のシャロー(もはや新河岸川)に入った。
 
今日は柳瀬川、諦めるか。
 
 
クロスからダウンでミノーを操る川の釣りと、後ろを向いて冠水しているベジテーションへのショートピッチの釣りをしながら下流へ釣り下る。
 
ダウンに入ったところでセイゴがヒット。
寄せてすぐにバレた。
 
この川の開拓を始めてすぐだったら、どれだけ嬉しかったかと思う。
アングラーは1つずつ夢をなくしていくもんなのか。
 
しばらくすると雨が激しくなってきた。
この流域の護岸された河川は、突然水位が上がるので非常に神経を使う。
 
もう下げ時合いに入って良い時間なのに、いっこうに水位は下がらないくせに、流速はどんどん上がってきた。
下げの量に対し、上流からの供給量がバランスを取っている状態。
 
もっと降れば水位は上昇し、エスケープゾーンが無いこの場所は釣りにならない。
そのレベルを気にしながら、雨音に耳を澄ましてキャストをする。
 
どうやら上流のアングラーも帰った様だ。
 
 
強まる雨脚で距離が落ちるルアーの軌道を見て、ちょっと厳しいなぁ・・・
 
と、思ってたとき・・・
 
 
パシ~ン!
 
 
ん?
 
今の音、上流か?
 
 
タバコへ火をつけ、しばらく気配を消す。
 
辺りには生命感があふれているが、あの音の主ではない。
 
 
雨が川面へ付ける跡は、あっという間に大きなうねりとなる。
 
ウェーディングジャケットの耳の部分を少し開き、上流へ意識を集中させた。
 
 
パッシ~ン!!
 
また真空音が聞こえ、確信的に上流へ体を向けた。
 
 
タバコの火は消えかかってる。
 
 
 
かなり遠い。
方向的には堰の辺り。
 
 
が、コレはチャンス。
行かない手は無いだろ!
 
 
増水寸前だから、たぶん残り時間は15分。
川をエッチラホッチらと登る。
 
強くなる流れに備えベジテーションに頭を突っ込んでいる大小様々な魚が逃げるが、今はそれよりもあの堰下だ。
 
 
 
かなり流れはキツイが、水の中を歩いている時にもたまに音が聞こえる。
 
まだ間に合うか?!
 
 
 
数分後に汗だくで到着。
 

 
 
雨が一瞬やんだ。
 
これで水面が見やすくなる。
 
超チャンスだ!!
 
 
 
体を少し沈め、低い視線にして目を凝らす。
 
さぁ何処だ。
 
 
パシ~ン!!
 
 
 
っく!
 
音は聞こえるのに、波紋が見えない。
 
 
橋の明かりが在るので、水面に出れば絶対に見えるはず。
 
 
しかし、また数分後には、同じ音が聞こえるが、波紋が出ない。
 
焦りが出る。
 
なんで?
 
 
音の方向は間違いない。
しかし雨がまた激しく降り始めた。
 
 
定点捕食の魚が居るに違いない。
とりあえず、水に埋まった堰が作る、流れの変化を狙う。
 
アップで上流へ入れ、ココ!と言う場所を流すが、反応は無い。
 
 
違うのか?
 
しかし、やはり数分に一回はパシ~ン!と良い音がする。
 
 
まさか堰の上か?
 
そう思って橋の向こうへ視線を上げ、目を凝らす。
 
 
 
そして見えた!
 
 
 
 
 
 
 
あ、ぁれ・・・
 
ひょっとして、捕食音じゃなく、ゴルフ練習場の音?
 


 
恐ろしく良いインパクトの客が1人居るみたい(涙)
 
 
そういえば、相模川河口でよく聞く音だ。。。
 
 
 
橋の上をパトカーが通り、お巡りさんがチラ見をしていく。
 
水位が一気に上がり、今日の釣りを諦めた。
 
 
 
 
車に戻り、携帯を見ると、仲間が何所何処へ行ったとか、釣れたとか、今何してる?なんてのをメールでやり取りしていたが、その内の一人が「雨降ってるから釣りは行かず、これからゴルフ練習場へ行く」と書いていた。
 
 
殺意が沸いたねw

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