伝説の魚 3
この先だと赤木SAか。
最近は高速道路のSAの充実っぷりが凄まじい。
路線各地の名物料理やお土産もあるので便利っていえば便利だけど、 目的地へ着く前に山地のものを食べれてしまうというのも、 ちょっと味気ないような気もする。
昔散々通った(仕事でね)沼田ICを過ぎた頃には、 フロントガラスを叩く雨も量を増してきた。
タバコを吸うために空ける窓から、 雨が滴り降りて車内へ入って来る。
昔から服が濡れる事がとっても嫌いな性格なので、 しばらくタバコを我慢してのドライブ。
小出ICを降りてガソリンをいれ、 コンビニに寄ったところで運転を変わった。
ここ新潟から福島方面へ山中へ分け入っていく。
リザーバー最奥にあるバックウォーターは、 尾瀬への入り口ともなる。
数々のトンネルは、 1つ抜ける度に別世界への入り口のように感じ、 初めてのフィールドへの期待感が膨らむ。
途中、 数台の走り屋が長いトンネルのストレート部で抜いていったっが、 FRのライトウェイトスポーツじゃ、 この路面ではかなり厳しいと思うような路面の荒れっぷり。
実際に事故も多いとの事で、 早くフィールドへつきたい気持ちを抑えて慎重に山を駆け上る。
やがてトンネルの中に交差点が現れ、 右折して抜けると谷あいの道へでた。
この雰囲気、何処のリザーバーも変わらない。
時間はすでに2時半を回っている。
予定では早くついて車中で少し寝れれば・・・ なんて言っていたが、この時間ではすでにその余裕は無いなと。
でも、30分寝る。
その間にタケさんは、 宿へ挨拶をしに行ったり駐車スペースを探しにいったりと、 ちょこちょこと車を動かすが、それでも意地で寝る(笑)
空が白む頃に起こされた。
さぁ準備。

今回は解らない事だらけで準備をして来た。
タックルの最終確認を済ませて、 宿の送迎でボート乗り場へと向かう。

車から下ろされた場所は、湖に注ぐ河川中流あたりの湖岸道路。
ここから減水リザーバー特有の岩肌を、 たくさんの荷物と一緒に降りていく。

この手の斜面降下は、昔から散々にやってきた。
ウェーディングシューズのグリップ力も問題なく、 一度も手を突くことなく湖面へ。

ここからが始まり。
だけど、釣り旅の面白さは、ココまでが80%
出船し、まずはキャスティングの釣りをする為に、 中流域の岬に絡むシャローフラットへ船を入れた。
その横を何艇もが、フルスロットルで本湖へ向かうのを見た。
みんなレイクトローリングのロッドを持っているので、 きっと銀山の大物狙い常連組みか。
誰もが朝マズメを狙いに、それぞれの釣りを展開する。
こちらはこちらでゆっくりと楽しむ事に。
風が出てきたので、朽木へ係留しキャスティングで幅広く狙う。
ブレイク、スタンプ、そして岸際に出来た濁りとクリアのライン。
それらを考慮しつつ、 まずは急遽作ってきたハンドメイドミノーのアクションと距離のチ ェック。
そして大事なアイ調整。
その様子を見ていたタケさんが、「お、そのルアー、 良いじゃないですか♪」と。
この釣りの理解度が高いアングラーからのこの言葉は、 素直に嬉しいなと思うのと同時に、釣れる気が一気にわきあがる。
釣り人、そんなモンでしょう(笑
何回かのチェイスを確認し、やがてタケさんにヒット。

初めてみた銀山の岩魚がデッキに横たわり、 その美しさに心を奪われる。
ヒットルアーはRマジックオリジナルのハンドメイド。
その数分後。

ブレイクから飛び出しミノーを咥えたのが見えた。
嬉しい初銀山の岩魚。
ついでにこのミノーの初キャッチ♪
その後もちょこちょこと同じシャローフラットの上で位置を変えな がら、2人で着実にヒットを重ねていく。
ルアーはタピオス(改)や月虫、 チキチータバンビなどのローテーションを繰り返し、 なんとなくこの場所のパターンが見えてきた。
途中で数艇が船を入れてきたが、 ヒットする様子も無く短時間で去っていく。
その数分後に、またヒットがある。
たぶん、 解禁直後から恐ろしくプレッシャーが掛かっているのではないかな と。
特に湖上を走るボートプレッシャーは、 相当な物のような気がする。
数本を追加し、本湖へ向かった。
続く