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▼ ロッド開発 Tulala 91スピニング
- ジャンル:釣り具インプレ
開発中のロッドに、名前が入った。

やっとここまで来たなぁ・・・という感じ。
Tulala Staccato 91 Straw setting
以前リリースした89の「ロッドは曲がってなんぼ」というコンセプトは踏襲しつつ、ウェーディング以外の釣りでも使いやすいように「ちょっと長く、ちょっと強く」したスタンダードシーバスロッド。
例によって、ストローク量(入り量)とボトム(止まる位置)に徹底的に拘った。
ウェーディングモデルで作った89より、魚を止めるときのロッドのタメが効く。
また、キャストウェイトも20g付近と89より重めで、ブレのおさまりも早めに設定したことで、ストローガイドセッティングと相まってキャストフィールは格段に向上している。
ロッドの開発はメーカー毎に色々なやり方があると思うけど、私がTulalaでやらせてもらっているやり方は使用目的が最優先。
そこに合わせてあれこれやりながら、最終的なスペックやらなんやらが決まってくる。
だから、91という長さも(仮)で始まるだけであり、短かったら92になるかも知れないしその逆もまたあり得る。
一般的な強さの表記であるL(ライト)とかML(ミディアムライト)とかM(ミディアム)とかも、最初から「これで出します」という指示はない。
だから、プロトロッドに名前(表記)が入るって事は、そういう右往左往する段階を終えた証(あかし)だと思っている。
ベイトロッド開発と被っていたこともあり、自分が不器用なせいで少し遅れぎみになっちゃったけど、やっとブランクが確定するところまでこれた。
あとはコスメと若干のガイド調整レベル。
(実はこれがまだ大変なのだがw)
残念ながら年内発売に間に合わないのが確定したけど、それは発売時期よりも大事な事を優先したのだから仕方がない。
あくまでも、「自分が欲しいロッドを作る」という部分からブレないのが、Tulalaの竿の良いところだと思う。
もちろんマーケティングという面では正解とは言い難い(笑)
だけど、「マーケティングだけが正義」っていうのはちょっと寂しいと思うんだよね。
より多く売ることは商売として確かに大事なんだけど、その正義にのみ支配されたら「どこのメーカーも同じような竿しか出さない」って事になるだろうし、そう言う世界観が趣味である釣りの世界を支配してしまったら、果たしてそれで面白いのだろうか・・・という思いがある。
もちろん大切だし大変な事なんだけどね、多くの人が欲しいというものを理解して売るってのは。
ただ、大衆的に売れるためだけを目的とした音楽と一緒で、「お前らはこれで良いんだろ?」という目線だけは嫌なんだよなぁ。
ロッドもそうだしルアーもそう。
その作り手の思いが乗っている道具って、クセはあるかも知れないけど心に響く味わいの様なものがにじみ出る。
それが大衆的ではないとしても、もしくはたまたま大衆的になった物であろうと。
もちろん、解かってもらえるための努力はするけど、自分にもユーザーにも嘘はつきたくはないものだ。
まぁ何にせよここまで来れたのは、Tulalaの設計者が根気良く付き合ってくれたから。
そしてそういう開発チャンスを与えてくれた、メーカーにへ本当に感謝。

やっとここまで来たなぁ・・・という感じ。
Tulala Staccato 91 Straw setting
以前リリースした89の「ロッドは曲がってなんぼ」というコンセプトは踏襲しつつ、ウェーディング以外の釣りでも使いやすいように「ちょっと長く、ちょっと強く」したスタンダードシーバスロッド。
例によって、ストローク量(入り量)とボトム(止まる位置)に徹底的に拘った。
ウェーディングモデルで作った89より、魚を止めるときのロッドのタメが効く。
また、キャストウェイトも20g付近と89より重めで、ブレのおさまりも早めに設定したことで、ストローガイドセッティングと相まってキャストフィールは格段に向上している。
ロッドの開発はメーカー毎に色々なやり方があると思うけど、私がTulalaでやらせてもらっているやり方は使用目的が最優先。
そこに合わせてあれこれやりながら、最終的なスペックやらなんやらが決まってくる。
だから、91という長さも(仮)で始まるだけであり、短かったら92になるかも知れないしその逆もまたあり得る。
一般的な強さの表記であるL(ライト)とかML(ミディアムライト)とかM(ミディアム)とかも、最初から「これで出します」という指示はない。
だから、プロトロッドに名前(表記)が入るって事は、そういう右往左往する段階を終えた証(あかし)だと思っている。
ベイトロッド開発と被っていたこともあり、自分が不器用なせいで少し遅れぎみになっちゃったけど、やっとブランクが確定するところまでこれた。
あとはコスメと若干のガイド調整レベル。
(実はこれがまだ大変なのだがw)
残念ながら年内発売に間に合わないのが確定したけど、それは発売時期よりも大事な事を優先したのだから仕方がない。
あくまでも、「自分が欲しいロッドを作る」という部分からブレないのが、Tulalaの竿の良いところだと思う。
もちろんマーケティングという面では正解とは言い難い(笑)
だけど、「マーケティングだけが正義」っていうのはちょっと寂しいと思うんだよね。
より多く売ることは商売として確かに大事なんだけど、その正義にのみ支配されたら「どこのメーカーも同じような竿しか出さない」って事になるだろうし、そう言う世界観が趣味である釣りの世界を支配してしまったら、果たしてそれで面白いのだろうか・・・という思いがある。
もちろん大切だし大変な事なんだけどね、多くの人が欲しいというものを理解して売るってのは。
ただ、大衆的に売れるためだけを目的とした音楽と一緒で、「お前らはこれで良いんだろ?」という目線だけは嫌なんだよなぁ。
ロッドもそうだしルアーもそう。
その作り手の思いが乗っている道具って、クセはあるかも知れないけど心に響く味わいの様なものがにじみ出る。
それが大衆的ではないとしても、もしくはたまたま大衆的になった物であろうと。
もちろん、解かってもらえるための努力はするけど、自分にもユーザーにも嘘はつきたくはないものだ。
まぁ何にせよここまで来れたのは、Tulalaの設計者が根気良く付き合ってくれたから。
そしてそういう開発チャンスを与えてくれた、メーカーにへ本当に感謝。
- 2020年5月29日
- コメント(1)
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大手のメーカーとモノづくりしてる人の話を聞く度に、工藤さんの開発の話を思い出すんですよ(苦笑)。
タックルを常に4~5セット持ち込み、投げるブツや釣り方によってロッドを持ち替えるボート専業者としては、尖ったロッドが好きなんすよね。
この釣り以外は役立たないけど、あの釣りにはピッタリ、みたいな(笑)。
taka1028
神奈川県