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▼ ルアー開発日記⑩ 実釣
- ジャンル:仕事
前回のサンプル全滅に傷心し、翌日ハルシオンシステムへ。
以前の、リップが付いてない成型品(Tゼロと呼ぶ)に自家製リップをつけた時は、ボディー単体の水の受け流しだけを確認していましたが、今回のブランク(T1)からは量産と同じ内部構造(でも試作)を導入しています。
NGだったのは、物凄く単純な理由。
「内部構造の重さが予想以上に影響したため、フロントの加重がまったく掛からない」と言う事でした。
ルアーアクションを決めていく上では、初歩の初歩である空気室とウェイトのバランス。
今回のアクションの変化は、ボディーの形状や重さではなく、「リップ形状と内部構造による重さ及び空気室の変化」という明確な変化点が見られます。
バラツキの多いウッドのルアーだと、この時点で「ひょっとしてボディーの比重が・・・」なんて悩みも一瞬浮かびますが、樹脂製の強みは「金型と材料と成形条件が変わらなければ物は一緒」と言う事。
ゆえに、ウッドでバラツキの少ないルアーを作ってる人を尊敬しますが(笑)
さて、前回のトライでは調子に乗って4×2セットほど、同じウェイトの物を作ってしまいました。
「これで行けるだろう」と言う怠慢ですね(涙)
結果、貴重なテストブランクを6個も無駄にしました。
(異なる重量の2個はテストとして意味が在るから、ムダはそれと同じものを作ってしまった6個です)
まぁ、カラー決めのサンプルに回すからいいけど。。。
天の声で「まぁ、ほぼみんな、同じ事やりますねw」と聞こえたとか聞こえなかったとか(爆)
で、さっそく次のウェイトサンプルを作製しました。
今回は慎重に5個w
すべて異なる仕様。
探したいのは、以前の自作リップで出たアクション+αの動きを出せるウェイトバランス。
で、その結果の飛距離。
ソコが見えれば、調整の幅の中でリップをいじる事も視野に入ってきます。
ちゃちゃっと色も塗って、翌日はボートシーバス。

カラスさんのお友達が船長で、以前からお誘いいただいてました♪
去年から開発に手を付け、やっとフィールドで魚に投げれる日が来ました。
いや~、長かったなぁ。。。
が・・・
しかし・・・
「え?シーバスやるんですか?激シブですよ。まったく居ませんw」と出船前から(笑)
まぁそれでも、ルアーアクション見れればそれで良いので、予定どうりに出船となりました。
エリアは港湾部なのですが、私はあまりコッチのエリアに来た事が無かったので、初めてのフィールドの景色を楽しみながらクルージング。
途中で何箇所か在る「1ヶ月前は入れ食いでしたが・・・」のポイントをなめて行きますが、やはりシーバスの反応は在りません。
まぁ、釣果はあんまり気にしてないので、サンプルルアーをとっかえひっかえしながらスイムテストを淡々と。
今回のサンプル、大まかに変更したウェイトバランスが正解だったようです。
きちんとアクションも出ましたし、プラスアルファーで物凄く良い部分も出た。
が、マイナスの部分もちゃんと出た(笑)
タマ~に10cmの今年生まれたセイゴが追いかけてきてきますが、針に掛けることも無くスルーです。
やがて岸壁に台船が数艇泊まっているエリアへ。
今回持ってきた6個のルアーの内で、「まぁコレかな?」と言うのが2個に絞れたのでその1つをキャスト。
(まぁ全部使えるレベルだけど・・・)
ポチャっと際に落とし、フルキャスト先でのアクションの感度を少し気にしながらリーリングすると・・・
あれ?
なんかヒットしましたw
まぁ、ルアーですから釣れるのは当たり前なのですが、やっぱり開発製品のファーストフィッシュは嬉しいものですね♪
慎重にファイト(つうか、サンプルでラインブレイクとかマジしゃれにならん)してネットランディング。
さぁ、写真を・・・と思ったら、前回の水族館の時のままで、望遠レンズが付いていやがられます。。。
せっかく一眼持ってきたのに、これじゃぁ船のハジから撮っても入りきらねぇよ(涙)
とりあえず、カラスさんのカメラで撮ってもらいました。

ガッツリ居付きの真っ黒君。
何気に港湾ではソコソコのサイズ♪

う~ん、ルアーが綺麗に撮れるアングルが・・・
なんてやってるその間に、カラスさんもゲット♪

ルアーは月虫。
で、カラスさんの魚の写真を撮った後に、あれこれカメラの設定を弄ってみる。
私はフラッシュを焚いた画が好きではないので、その場で感度と露出をけっこう弄るのです。
自分のカメラなら慣れてるから直ぐできるけど、初めてのカメラだからちょっと難しい。
しかしあんまり魚を弱らすのも嫌なので、適当に数枚撮って画像を確認せずにリリース。
まぁ、何枚かは使える写真撮れただろうと。
その後も数箇所、ピンを回ったけどまったく魚の反応なし。
シーバスってほんと、居る居ないがはっきりしているから面白い。
船長と話して、外の水が入る場所へ・・・
がしかし・・・
南西の風ボーボーでヒラスズキ状態(笑)
カラスさんはNシコ沈めてちょっと反応があるらしいが、なんせ船を止めるどころではない状態なので、ひと流ししてお終いにしました。
釣果は悪かったけど、ルアーアクションも見れたし船長さんともたくさん話せたし、とっても楽しい釣りでした♪
カラスさん、船長、ありがとうございました。
次回は黒アナゴでもwww
いやいや良かった。
これで「このルアー、渋い状況で口を使わせられます!」とか言う気にはなれないし、まだまだな部分がみえたけど、やっぱり手塩をかけてるルアーでのファーストフィッシュは素直に嬉しいですね♪
で、翌日にカラスさんからメール。
「工藤さんが撮った写真、全部写ってないですよw」
どうやら動画になってたらしい(汗)
あらら、やっちゃったよw
おしまい
- 2012年9月10日
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途方もない作業と葛藤ご苦労様(笑)
最終モデルが楽しみですな~色んな意味で♪
ゆなじろう
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