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干潟開拓の基礎知識と基本

  • ジャンル:日記/一般
淡々と次の潮周りを狙っています。
 
川の影響が少ないこの干潟で、潮周り的に大きな流れを作るのは大潮です。
干潟は潮位が下がる事で、強い流れが発生します。
 
大きな平皿を深い海のそこから浮上させると、その平面度が均一ならば360度の方向へ水は流れます。
では、そのサラを2度ほど南へ傾ければどうなるか。
真南の対極にある真北からは水はこぼれず、西と東を結んだ線よりも南側で水はこぼれていきます。
 
これが一つのスタンダードな「干潟で水が動く理由」と捉えます。
そこに2つの要素。
 
・面が凸凹ならばどうなるか
・風が吹けばどうなるか
 
水は低いところに集まります。
逆に言えば高いところから先に無くなっていくのです。
 
水は思いのほか、風に流されます。
そのものが動くのではなく、流れる方向が変わっていきます。
 
一見はなだらかで遠浅の地形である湾奥のこの干潟には、人工的に溝が3本縦に掘られています。
浮き上がる皿の水はこの「最も深い溝」に流れ込み、それが太い流れとなって潮位変動とともに外へ向かっていきます。
 
恐らく、同じ潮位変動(満潮~干潮の潮位変動)があったとしても、それが6時間ではなく12時間(ありえませんが)で在ったなら、そこまでの強い流れはできないと言う事です。
また、干潟の地形が複雑になるほど、潮位変動に対して水が外に行く速度にずれも生じます。
これは世界でもまれな、非常に複雑な形状を持つ「東京港湾部」を見れば解ります。
あのエリアは全てシャローです。
そこに人工的に3次元方向の壁を作りました。
 
でも、その話はまた今度。
今回は干潟の話し。
 
私が大好きなこの湾奥の干潟。
実は3本の深い溝は全てスポット的ですが、ウェーディングが可能です。
しかし、距離と時間の関係で、同じ潮周りでのランガンはまず不可能な関係であり、人気のあるエリアなので、先行者との関係でこの溝はすぐに人で埋まってしまうと言う事実もあります。
 
昔からこの干潟で良く言われるのは、「でかいの狙うならシャロー」と言う言葉。
これは私の記録の中では真実でもあります。
しかし、あえて下げで一言付けたすなら、溝に落ち込むスリットがあるシャローです。
それを地形変化と言いたくなるときもあれば、流れの強弱と言いたくなる時もあります。
 
ただの砂漠で出すのではないと言う事です。
航路に並んで沖にキャストするのは確かに釣れます。
干潟に居た大小様々な魚が落ちていくのを小規模回遊とするなら、それはアリかもしれません。
しかし、デカイのはシャローでした。
 
ここが「狙って行くところ」と、「数を釣る中に混ぜる」の明確な差でした。
地形と風と潮位差から、「今日はどこが一番良いのか」を導くのです。
 
湾全体の魚の動きも大事ですが、今はミクロに狙う話し。
何故干潟には「良いシャロー」と「悪いシャロー」が存在するのか。
そして「実はそこに立つ事がNGなのではないか」と言う事実。
 
フルキャストの距離と、地形変化が生み出す流れの芯をすり合わせると、アングラーが「釣り易い」と言う理由で集結するその丘は、私にとっては貴重なヒットポイントでもあるのです。
 
これに気が付いたのが3年前。
対策は「人が入れない水位で入る」でした。
 
しかし今は、その水位でアタックする人も増えました。
ウェーダーギリギリ水位で手前の微妙なスリットを渡れば、その丘に立てることを多くの人が知ってしまっています。
じゃぁそれ以上の潮位で行けば・・・と思い、ドライスーツでアタックしたのですが、その潮位ではまだそこは美味しくないという事を知りました。
水位が高くて、まだそこに魚は集まらないのです。
 
そこから「アングラーが入っていない場所」を探す旅を始めました。
厳密に言えば、アングラーが気付いてなく、さらに私の狙いの邪魔にならない場所です。
3本の確信的に発生する太い幹に注ぐ、枝葉を一本ずつ確認する作業であり、かなり大変でしたが幾つかの「潮位限定でのヒットポイント」を見つけました。
 
2年は楽しませてもらいました。
それほど多く釣れる訳ではないのですが、行けばそれなりに良い魚と合うことが出来ました。
驚いたのはそのヒットエリアの狭さでしたが、それはとても楽しい事実です。
 
今年のウェーディング講習会で私の講習を受講した生徒さんには、その中の本命場所をコソッと教えましたね。
良い魚、出してください。
誰からも聞くこともなく自分で見つけた狭いピンですが、結果が出たからもう良いのです。
 
そして淡々と、今シーズン狙っていた新しい場所。
去年の冬にマクロな視点へ移して見つけた、たぶん誰もやってないウェーディングポイント。
 
やっと見つけた、このエリアでは初の人からのプレッシャーに解放された場所。
今年はここでピンを見つける作業をしていました。
歩き、歩き、チンしてまた歩き。
 
次の大潮、潮位差199cm。
注目するのは、どこまで下げるかではなく、どこまで上がるのか。
願わくば、午前中に強烈な南風が吹き、18時からの北東風。
 
ここまでは予測。
答え合わせはその時に。
ダメならダメでも良い。
また1年掛けて次を探せば良いのです。
 
あ、答え知っていても言わないで下さい。
様々な要素をくみ上げて、僅かに見えた光へ愚直に向かうのが楽しいのです。
 
しかし、釣果を決める一番の要素は別のところにあります。
 
 
それは、嫁はんがその日に釣りに行かせてくれるか(爆)
これ、開拓以前に釣り人の基本。。。
 
現在、大潮前後の釣行日数確保の為に、おとなしく仕事をしている日々でございます。
 
【お知らせ】
 
APEC開催に伴い、横浜近郊の海岸線は立入りが大きく規制されています。
こういう時こそ、反社会的発言を控えませんか?
釣りできないのは辛いかもしれませんが、ちょっとだけ我慢しましょう。
釣り人のモラルUPを願います。
 
ソルト&ストリームに記事が掲載されています。
立ち読みばかりしてないで、たまには買ってください(笑)
 
先日船橋航路で、レアフォースのブルーブルーを無くしました。
思い出の詰まった、とても大切にしていたルアーです(泣)
拾った方居ましたらご一報下さい。
 
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