メバルが釣れた。


いや、確かにメバルを釣りに行ったのだが正直釣れるとは思っていなかった。
週末のひまつぶし
言い換えるならば惰性である。


風は爆風、波は確か１ｍ前後か
（我がホーム知多では波が１ｍを超すとほぼ釣りにならないことが多い）
それに付随し海水は巻き上げられた砂で白く濁っていた。


10分、いや20分ほどだろうか。
遠くの海面が盛り上がり岸際で崩れるのを俯瞰して観察していたのは

「こりゃ釣れねえな」

呟いてしまうほどには状況は悪く、立ち位置を決めた後もついに好転することはなかった。




案の定抵抗感の薄いルアー達はことごとく波にさらわれてしまい釣りになりゃしない。


春の知多に欠かせないドーバー46SSのがまだ釣りになるであろうよ。




しかし最強のドーバーでさえ波間にもまれ上手く水を噛んでくれない。


寄せる波と引き波が起こる数秒間の間に起こる空白のタイミング

インテ6.4ULに引き波とは違う違和感

「まさかのバイト？」

ささっと投げて帰ろうという考えはこの時点で頭から消え去った


にわかには信じがたいがごちゃごちゃになる足元の海藻にメバルがついている。
ということは大切なのは投げるタイミングとそこに置いておける時間だろう


投げるタイミングを遅くしてみるとピンで波にもまれてしまう。
そこでもう一つのリップ付きミノー「K-太38SP」に交換する。

ドーバーより水を掴むからラフウォーターでかつアップという状況で留める能力が強い。


沖の波をみて崩れ落ち着く直前にルアーを放つ。
飛距離にして15mほど。
波間に着水を隠しリップを使って潜航させる。

先ほどより存在感を伝えるルアーを海藻の横に置いた瞬間

コッと

違和感がバイトに変わった。











まさか釣れるとは、、、



わずかに可能性のあるエリアに立ち取りあえずロッドを振った
現場からの思いがけない情報をもとに釣りを組み立てた。


そうか、この状況でもメバルは釣れるんだ。



かわいいメバルだけどね。

tackle date
ロッド : fishman Beams inte6.4UL
リール : シマノ アルデバランBFS
ライン : 山豊テグス PEライトゲームホワイト
リーダー : 山豊テグス フロロショックリーダー
ルアー : ima K-太38sp

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