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▼ 西伊豆ライトタックル五目2015
かねてからの計画通り、4/15,16にかけて西伊豆まで遠征してきました。
西伊豆は20年ほど前、足繁く通ったポイントです。景色がよく、温泉があり、飯が旨い、つまり釣り以外でも満足度の高いフィールドなんですねw
今回も釣友の楽園さん、そしてシリーズ初参加、楽園さんと同じく私の高校時代の同級生のSさんも参加です。この男、良く釣れた船のキス釣り大会ですらつまらないと言い放った者ですが、本当に苦行のようなオカッパリの釣りをすることができるのでしょうか?
狙いは終盤のデカメバル、そしてアオリイカ、さらに本命として昨年11月に結果が出たアジなんですが、いろんな不安を抱えつつ出撃です。さて結果はいかに!
早朝から張り切りすぎると毎回ロクなことがないので、今回はゆっくり出かけます。楽園さんが9:00amに拙宅に来ました。私の車に乗り替えてS氏の家までたどり着いたのが9:30am。そして出発です。平日の中途半端なこの時間、たいして混雑することもなく…途中沼津で晩酌の酒や小物を買い込んだりしながら、12:30頃に戸田に到着しました。途中天気予報のとおり、雨がぱらついてどうなることかと思いましたが、大崩れすることなく、何となく良い予感しかないままたどり着いたわけです…

途中の展望台からの一枚。雲っています。でも雨の心配はなさそう。
まずは飯ですね、私も20年近く前からこの界隈で釣りをする時に利用していた食堂のうち、いくつかは閉店してしまったようですが、その中で相変わらず元気に営業していた店に入って海鮮丼などを頂きつつ海の様子を眺めます。予報に反して海は穏やかだな~…
これならどうにでも釣りになるだろうと、余裕を見せたのがいけなかったのか、私たちがタックルをセットし始めたその直後からとてつもない強風が吹き荒れます。基本的には南西の方角から、推定8~9m/sの強風。しかも方向が一定せず、なぜか背後から吹いたと思ったら突然真正面の風に変わったりします。


しばし釣りができそうな風裏を探して彷徨う私たち。でも行く先々で風が正面から吹いてきます…これは風のコリドーですね…山に囲まれている戸田湾は、主に西の強風にさらされるとそれを山が受け止めて逃げ場のなくなった風が回り込む…なのでどのポジションに移動しても無間地獄のように強風に苛まれるのでしたorz
まあそうは言っても、外海側の状況はもっと酷いことになていて、到底釣りができる状態ではなかったわけです。しかし少なくとも湾内で釣りが出来るというのは、この日奇跡的だったかも。
そんなわけで日頃の鬱憤を晴らすべく張り切って釣りをしたわけですが…

日没近くまで風が強いです…したがって外海側は荒れすぎて目的の一つであるゴロタメバルは危険すぎて到底出来ようがなく…アオリイカについては数投試みるも強風でアタリが取れないどころかキャストすらおぼつかづ…

日が沈む頃…穏やかになるどころかますます海が荒れてきて、岸壁で釣っていると潮を被るほどorz
そんなわけで、楽園さんがネンブツダイを一尾釣っただけで、ほかの者は完全不発orz
私はヒットどころかバイト一つ得ることなくこの日の釣りを終了しました。なんとも情けない結果ですorz
そそくさと宿へと移動するのでした。
さてここまで釣れないと楽しみは飯なんです。今回お邪魔した『山田園』は戸田で宿泊する時の定番と化してきました。何しろ食物の量が多いので、普段食べきれないカニはいらないので地元の魚などを中心にお願いしますとわがままを言ったら…

前菜としてこれだけ出てきました。
赤海老(深海海老)の塩焼き、サザエつぼ焼き、ホタテバター焼き、もずく、オニオンスライス、香の物…今回も前半から飛ばします!

メジナの手頃なのが手に入ったとのことで煮付けを出していただきました。蟹の代わりかな…手頃どころか、40cm以上の体長なので、食いごたえありすぎです。これは食後にワインのつまみにいただきました。

っで、舟盛り!
近海魚中心。中央のイサキ、カンパチ、カツオ、アジ、ビンチョウマグロ、赤エビ。甘エビ、そして本マグロ。オッサンの三人には食いきれません!

カサゴの唐揚げ!
今回のこの料理は特別に美味しい!三人とも絶賛。こうした地場の魚が食べることが出来るのは幸せです。

そして焼き蛤。
この他にご飯と味噌汁が供されたわけですが、ご飯を食ったのは私だけ。ほかの二人はおかずも食いきれずに撃沈でした。
量は少なめでお願いしたのですが…今回も多すぎでした。次回は本当に量を控えてもらわんと…
その後は三人で昔話に花が咲き、飲んだくれたことは言うまでもありません。でも一昨年前の反省から、0:00頃には爆睡です^^
さて、一応私たちはアングラーですので、翌朝は早いのです。なので早朝から宿の飯を食っているわけにもいかず、5:00amには起き出して釣りに出かけるわけです。 なかなか起き上がろうとしないS氏をたたき起こしつつ出発!

昨日の荒天が嘘のように穏やかな海。本日はもらったも同然…というのが甘くて、タックルをセットしている最中に風が強まり、結局推定7~8m/sの強風が吹き荒れることになります。しかし真正面から吹くことはなく、海が穏やかなことは幸い。
そんな中で何度かポイントを移動します。そして全体的に水深のあるこの漁港の中で、比較的水深の浅い箇所を探っていた時、この釣行で初めてバイトらしいバイトが出ました。表層から中層にかけてのスイミングでは全く結果が出なかったので、ボトムを意識して釣ります。浅いと言っても3mくらいの水深があるこの場所では、ジグヘッド1.3g+アジング用ソフトルアーでは、風に煽られたラインスラック含めて50~80カウントでやっと着底が確認される状態。おそらくその前に着底していて、風によるラインスラックでジグヘッドがナチュラルスライドしていますね…
そんな中、ボトムノックを感じながらボトムバンピング的な釣り方をしていると、コツッ!という明らかに生命感を伴ったバイト!

メバルでした^^
この魚、湘南あたりで釣っている魚の方がよっぽど大きいと思われる推定12cm。しかしそれと違うのは体の色が金ぴかなこと!
こんなメバルは湘南界隈では見かけたことがないですね!その美しさにしばしうっとり^^
しかし強風の中では釣りづらい。幸い真正面から吹かないので何とか釣りになるのですが、どの方向から風が吹いてもラインスラックが出てバイトを取りにくい。なるべくロッドティップを下げて海面上のラインが風の抵抗を受けることを避けつつ、シェイクとフォールに意識を集中させてバイトを待ちます。するとフォール後の着底を感じたあとのステイでコソリという明らかに生命感を伴ったバイト。ここでロッドティップで誘うとさらに大きなアタリが伝わります。ここでスウィープにフッキング。ヒットしました!
こいつはなかなかの重量で、しかもトルクのある引き方をします。大型のカサゴかあるいはメバルか…

ミノカサゴでした!初めて釣った!

こうして見ると実に美しい魚ですね。これが強い毒を持っているとは!美しいものには毒があるとはよく言ったもの。こんなものが堤防から釣れてしまうとは、西伊豆のポテンシャル恐るべし!近くにいた楽園さん曰く、「こんなものスキューバダイビングで観察する魚ですぞ!」ということで、地元の漁師さんにも「危ねえから気をつけるヅラ!」と注意を受けたこの魚は、写真を撮り、おっかなびっくりフックをペンチで外し、海にお帰りになっていただきました。観賞魚として高く売れたかな…と思うも後の祭り…
その後も爆釣ではありませんが、ポツポツバイトがあります。岸壁を浚渫した時に入れたと思しき捨石がゴロゴロ入っているこの界隈で、ボトムを釣っていればきっと出会うことができる定番のゲスト…

カサゴくんもやっぱり顔を見せてくれます^^
はっきり言って小さいです。推定12cm。でも20年くらい前から通い始めたここ西伊豆において、カサゴくんはいつも腕の上がらない私に釣れてくれました。それは大変ありがたいことで、カサゴのメソッドを中心にいろんな応用を覚えていったものです。

そしてやはり定番のゲストアナハゼくん。アナハゼといえば最初のひとのしだけで全く抵抗せずに上がってくるものですが、こいつはよく抵抗しました。一瞬別の魚を釣ったかと思った。推定15cm。

さらに立て続けにカサゴを追加。12,3cm^^;
ここまでは小さい魚ばかりとは言え順調に釣っていました。小さくても釣れれば楽しい。
ところが日が高くなってきた9:00am頃からぴたりとバイトが出なくなりました。同じ場所を叩きすぎたか…というわけで移動。岬の先端付近にあるこの界隈では一級ポイントと言われる場所が何故か空いていたので陣取りますが…やはり強風にやられてまともにキャストする事が出来ず。仕方なしにエギングタックルにシーライドをぶら下げて大遠投し続けるも当然不発。S氏は近くの郷土資料館の見学に行ってしまいました。この男、やっぱりやる気がありません。

この日は良く晴れました。しかしちょっと霞が掛かっています。遠く富士山が見えますが、霞に隠れて空と同化しているかのようです。
12:00pm、S氏はバスに乗って先に帰るとのことで再びバス停近くまで移動。ついにS氏はバイト一つ得ることなくお帰りになりました。きっと釣りが嫌いになったことでしょう。
ここで私と楽園さんは昼飯を食うことに。『さかなや 魚清』です。

「焼き魚定食(1500円/税別)」

これは深海魚のユメカサゴだそうです。身がプリっとして美味しい。
この店はこの界隈の飲食店同様駿河湾名物の高足ガニを食べることができます。

店の中央にある生簀には高足ガニが沢山!足一本1500円からいただくことができるそうです。丸ごといただくのは貧乏人の私にはお金がかかりすぎるけど、小分けにして頂けるなら一度くらい食べてみようかという気になりました。
さて飯食って腹いっぱいになったところで、まだ釣りをしていない箇所をランガンです。なるべく風が通らない場所を求めてさまようわけですが、どこで釣っても強風また強風orz
それでも丹念にボトムを探っていると…

再びカサゴゲット。こいつはちょっとまともなサイズで20cmほど。
かつて西伊豆ではもっと大きなカサゴがそこここで釣れたものですが、すっかり大型の魚は釣れなくなりました。小さな魚は是非リリースしてあげてください。
最終的には朝一番良かったポイントに戻ってしまいました。ボトムを丹念に誘うと非常に小さいが明快なバイトが出ます。しかし魚が小さいのかなかなかヒットに持ち込めません。これはどうやらベラのようです。楽園さんは大きなベラを釣り上げましたが、私はソフトルアーを囓られてばかりorz
何度かソフトルアーを交換しつつ、再びボトムを探ります。この界隈では比較的浅いポイントとは言え水深は3m~5mはあります。軽量ジグヘッドではただでさえボトムを取るまでに時間がかかるのに、強風にラインが煽られてなかなか着底できません。非常にスローな釣りになりますが、しっかりとボトムを取っていると結果が出ます。またしても非常に小さいですが明確なバイトが出ました。何度か食い込んでいる感触があったところでスウィープにロッドを煽るとヒット!コイツもなかなか良いファイトをしてくれます。ラインはポリエステルの1.6LB。無理はできません。ドラグを鳴かされつつ浮かせた魚は…

またしてもミノカサゴでした!
朝一と同じか所で釣れましたので、ここはミノカサゴの巣になっているのでしょうか?何れにしてもこんな浅い場所にミノカサゴが棲んでいるとは驚き。さすが西伊豆の海。珍しい魚が釣れます。

そしていよいよ日が傾いてゆき…

日没を迎えようとしています。
今回釣行の最大の目的の一つであるアジングの時間がやってきました。すっかり日が暮れると常夜灯が海面を照らして明暗を作ります。そんなか所を中心に打って行きます。
ここまで私は四目を達成しています。ここでアジを釣れば五目達成の大団円なわけです。薄明るいうちは中層のリトリーブには全く反応しませんでした。なのでボトムを探るわけですがベラやフグなどにつつかれるだけでアジらしい反応はありません。しかしあたりが真っ暗になり、常夜灯による明暗がはっきりし始めた頃、それまでとは明らかに違うツンッ!という繊細なバイトが出始めました。アジか?
そこでできるだけボトムを切り過ぎないように、縦の軽いジャークを3回くらい入れてフォール。この時ラインを張らず緩めずくらいのイメージで探っていると同じようなバイト、手首だけで軽く煽るとついにヒット!
…
…
…

ネンブツダイデツカorz
しかしこれで五目達成です( ̄◇ ̄;)
なんと情けない^^;

その後もネンブツダイだけは高活性で、表層付近のリトリーブでも簡単に釣れました。しかしアジからの反応は皆無でorz
20:00、翌日の仕事のことを考えてここで撤収。
満を持して出かけた今回の西伊豆釣行でしたが、なんとも情けない釣果に終わってしまいました。またしばらく忙しくなります。次回釣行はおそらく6月になってしまうと思いますが、再び遠征してリベンジを果たしたいです。
【Tackle Data:Eging】
Rod :Major Craft/KGE 862M
Reel :Shimano/Sephia CI4+ C3000SDH
Line :PE#0.6
Leader:Fluoro carbon 8LB
Lure :餌木3.5寸
【Tackle Data:Ajing】
Rod :Angler’s Republic/PALMS ELUA PASS-69
Reel :Shimano/11TWINPOWER 1000PGS
Line :Polyester 730g(♯0.4)
Leader:Fluoro carbon 4LB
Lure :34/MEDUSA 2.8inch
34/Octpas 1.8inch&1.3inch
34/FISHLIKE 1.5inch
34/Chimerabaite 2.0inch
TICT/U.S.B spiralclaw 1.8inch
Jig head/0.5~1.3g
西伊豆は20年ほど前、足繁く通ったポイントです。景色がよく、温泉があり、飯が旨い、つまり釣り以外でも満足度の高いフィールドなんですねw
今回も釣友の楽園さん、そしてシリーズ初参加、楽園さんと同じく私の高校時代の同級生のSさんも参加です。この男、良く釣れた船のキス釣り大会ですらつまらないと言い放った者ですが、本当に苦行のようなオカッパリの釣りをすることができるのでしょうか?
狙いは終盤のデカメバル、そしてアオリイカ、さらに本命として昨年11月に結果が出たアジなんですが、いろんな不安を抱えつつ出撃です。さて結果はいかに!
早朝から張り切りすぎると毎回ロクなことがないので、今回はゆっくり出かけます。楽園さんが9:00amに拙宅に来ました。私の車に乗り替えてS氏の家までたどり着いたのが9:30am。そして出発です。平日の中途半端なこの時間、たいして混雑することもなく…途中沼津で晩酌の酒や小物を買い込んだりしながら、12:30頃に戸田に到着しました。途中天気予報のとおり、雨がぱらついてどうなることかと思いましたが、大崩れすることなく、何となく良い予感しかないままたどり着いたわけです…

途中の展望台からの一枚。雲っています。でも雨の心配はなさそう。
まずは飯ですね、私も20年近く前からこの界隈で釣りをする時に利用していた食堂のうち、いくつかは閉店してしまったようですが、その中で相変わらず元気に営業していた店に入って海鮮丼などを頂きつつ海の様子を眺めます。予報に反して海は穏やかだな~…
これならどうにでも釣りになるだろうと、余裕を見せたのがいけなかったのか、私たちがタックルをセットし始めたその直後からとてつもない強風が吹き荒れます。基本的には南西の方角から、推定8~9m/sの強風。しかも方向が一定せず、なぜか背後から吹いたと思ったら突然真正面の風に変わったりします。


しばし釣りができそうな風裏を探して彷徨う私たち。でも行く先々で風が正面から吹いてきます…これは風のコリドーですね…山に囲まれている戸田湾は、主に西の強風にさらされるとそれを山が受け止めて逃げ場のなくなった風が回り込む…なのでどのポジションに移動しても無間地獄のように強風に苛まれるのでしたorz
まあそうは言っても、外海側の状況はもっと酷いことになていて、到底釣りができる状態ではなかったわけです。しかし少なくとも湾内で釣りが出来るというのは、この日奇跡的だったかも。
そんなわけで日頃の鬱憤を晴らすべく張り切って釣りをしたわけですが…

日没近くまで風が強いです…したがって外海側は荒れすぎて目的の一つであるゴロタメバルは危険すぎて到底出来ようがなく…アオリイカについては数投試みるも強風でアタリが取れないどころかキャストすらおぼつかづ…

日が沈む頃…穏やかになるどころかますます海が荒れてきて、岸壁で釣っていると潮を被るほどorz
そんなわけで、楽園さんがネンブツダイを一尾釣っただけで、ほかの者は完全不発orz
私はヒットどころかバイト一つ得ることなくこの日の釣りを終了しました。なんとも情けない結果ですorz
そそくさと宿へと移動するのでした。
さてここまで釣れないと楽しみは飯なんです。今回お邪魔した『山田園』は戸田で宿泊する時の定番と化してきました。何しろ食物の量が多いので、普段食べきれないカニはいらないので地元の魚などを中心にお願いしますとわがままを言ったら…

前菜としてこれだけ出てきました。
赤海老(深海海老)の塩焼き、サザエつぼ焼き、ホタテバター焼き、もずく、オニオンスライス、香の物…今回も前半から飛ばします!

メジナの手頃なのが手に入ったとのことで煮付けを出していただきました。蟹の代わりかな…手頃どころか、40cm以上の体長なので、食いごたえありすぎです。これは食後にワインのつまみにいただきました。

っで、舟盛り!
近海魚中心。中央のイサキ、カンパチ、カツオ、アジ、ビンチョウマグロ、赤エビ。甘エビ、そして本マグロ。オッサンの三人には食いきれません!

カサゴの唐揚げ!
今回のこの料理は特別に美味しい!三人とも絶賛。こうした地場の魚が食べることが出来るのは幸せです。

そして焼き蛤。
この他にご飯と味噌汁が供されたわけですが、ご飯を食ったのは私だけ。ほかの二人はおかずも食いきれずに撃沈でした。
量は少なめでお願いしたのですが…今回も多すぎでした。次回は本当に量を控えてもらわんと…
その後は三人で昔話に花が咲き、飲んだくれたことは言うまでもありません。でも一昨年前の反省から、0:00頃には爆睡です^^
さて、一応私たちはアングラーですので、翌朝は早いのです。なので早朝から宿の飯を食っているわけにもいかず、5:00amには起き出して釣りに出かけるわけです。 なかなか起き上がろうとしないS氏をたたき起こしつつ出発!

昨日の荒天が嘘のように穏やかな海。本日はもらったも同然…というのが甘くて、タックルをセットしている最中に風が強まり、結局推定7~8m/sの強風が吹き荒れることになります。しかし真正面から吹くことはなく、海が穏やかなことは幸い。
そんな中で何度かポイントを移動します。そして全体的に水深のあるこの漁港の中で、比較的水深の浅い箇所を探っていた時、この釣行で初めてバイトらしいバイトが出ました。表層から中層にかけてのスイミングでは全く結果が出なかったので、ボトムを意識して釣ります。浅いと言っても3mくらいの水深があるこの場所では、ジグヘッド1.3g+アジング用ソフトルアーでは、風に煽られたラインスラック含めて50~80カウントでやっと着底が確認される状態。おそらくその前に着底していて、風によるラインスラックでジグヘッドがナチュラルスライドしていますね…
そんな中、ボトムノックを感じながらボトムバンピング的な釣り方をしていると、コツッ!という明らかに生命感を伴ったバイト!

メバルでした^^
この魚、湘南あたりで釣っている魚の方がよっぽど大きいと思われる推定12cm。しかしそれと違うのは体の色が金ぴかなこと!
こんなメバルは湘南界隈では見かけたことがないですね!その美しさにしばしうっとり^^
しかし強風の中では釣りづらい。幸い真正面から吹かないので何とか釣りになるのですが、どの方向から風が吹いてもラインスラックが出てバイトを取りにくい。なるべくロッドティップを下げて海面上のラインが風の抵抗を受けることを避けつつ、シェイクとフォールに意識を集中させてバイトを待ちます。するとフォール後の着底を感じたあとのステイでコソリという明らかに生命感を伴ったバイト。ここでロッドティップで誘うとさらに大きなアタリが伝わります。ここでスウィープにフッキング。ヒットしました!
こいつはなかなかの重量で、しかもトルクのある引き方をします。大型のカサゴかあるいはメバルか…

ミノカサゴでした!初めて釣った!

こうして見ると実に美しい魚ですね。これが強い毒を持っているとは!美しいものには毒があるとはよく言ったもの。こんなものが堤防から釣れてしまうとは、西伊豆のポテンシャル恐るべし!近くにいた楽園さん曰く、「こんなものスキューバダイビングで観察する魚ですぞ!」ということで、地元の漁師さんにも「危ねえから気をつけるヅラ!」と注意を受けたこの魚は、写真を撮り、おっかなびっくりフックをペンチで外し、海にお帰りになっていただきました。観賞魚として高く売れたかな…と思うも後の祭り…
その後も爆釣ではありませんが、ポツポツバイトがあります。岸壁を浚渫した時に入れたと思しき捨石がゴロゴロ入っているこの界隈で、ボトムを釣っていればきっと出会うことができる定番のゲスト…

カサゴくんもやっぱり顔を見せてくれます^^
はっきり言って小さいです。推定12cm。でも20年くらい前から通い始めたここ西伊豆において、カサゴくんはいつも腕の上がらない私に釣れてくれました。それは大変ありがたいことで、カサゴのメソッドを中心にいろんな応用を覚えていったものです。

そしてやはり定番のゲストアナハゼくん。アナハゼといえば最初のひとのしだけで全く抵抗せずに上がってくるものですが、こいつはよく抵抗しました。一瞬別の魚を釣ったかと思った。推定15cm。

さらに立て続けにカサゴを追加。12,3cm^^;
ここまでは小さい魚ばかりとは言え順調に釣っていました。小さくても釣れれば楽しい。
ところが日が高くなってきた9:00am頃からぴたりとバイトが出なくなりました。同じ場所を叩きすぎたか…というわけで移動。岬の先端付近にあるこの界隈では一級ポイントと言われる場所が何故か空いていたので陣取りますが…やはり強風にやられてまともにキャストする事が出来ず。仕方なしにエギングタックルにシーライドをぶら下げて大遠投し続けるも当然不発。S氏は近くの郷土資料館の見学に行ってしまいました。この男、やっぱりやる気がありません。

この日は良く晴れました。しかしちょっと霞が掛かっています。遠く富士山が見えますが、霞に隠れて空と同化しているかのようです。
12:00pm、S氏はバスに乗って先に帰るとのことで再びバス停近くまで移動。ついにS氏はバイト一つ得ることなくお帰りになりました。きっと釣りが嫌いになったことでしょう。
ここで私と楽園さんは昼飯を食うことに。『さかなや 魚清』です。

「焼き魚定食(1500円/税別)」

これは深海魚のユメカサゴだそうです。身がプリっとして美味しい。
この店はこの界隈の飲食店同様駿河湾名物の高足ガニを食べることができます。

店の中央にある生簀には高足ガニが沢山!足一本1500円からいただくことができるそうです。丸ごといただくのは貧乏人の私にはお金がかかりすぎるけど、小分けにして頂けるなら一度くらい食べてみようかという気になりました。
【店データ】
『さかなや 魚清』
住所:静岡県沼津市戸田580
電話:0558-94-2114
定休:不定休
時間:10:00-20:00(LO.19:00)
さて飯食って腹いっぱいになったところで、まだ釣りをしていない箇所をランガンです。なるべく風が通らない場所を求めてさまようわけですが、どこで釣っても強風また強風orz
それでも丹念にボトムを探っていると…

再びカサゴゲット。こいつはちょっとまともなサイズで20cmほど。
かつて西伊豆ではもっと大きなカサゴがそこここで釣れたものですが、すっかり大型の魚は釣れなくなりました。小さな魚は是非リリースしてあげてください。
最終的には朝一番良かったポイントに戻ってしまいました。ボトムを丹念に誘うと非常に小さいが明快なバイトが出ます。しかし魚が小さいのかなかなかヒットに持ち込めません。これはどうやらベラのようです。楽園さんは大きなベラを釣り上げましたが、私はソフトルアーを囓られてばかりorz
何度かソフトルアーを交換しつつ、再びボトムを探ります。この界隈では比較的浅いポイントとは言え水深は3m~5mはあります。軽量ジグヘッドではただでさえボトムを取るまでに時間がかかるのに、強風にラインが煽られてなかなか着底できません。非常にスローな釣りになりますが、しっかりとボトムを取っていると結果が出ます。またしても非常に小さいですが明確なバイトが出ました。何度か食い込んでいる感触があったところでスウィープにロッドを煽るとヒット!コイツもなかなか良いファイトをしてくれます。ラインはポリエステルの1.6LB。無理はできません。ドラグを鳴かされつつ浮かせた魚は…

またしてもミノカサゴでした!
朝一と同じか所で釣れましたので、ここはミノカサゴの巣になっているのでしょうか?何れにしてもこんな浅い場所にミノカサゴが棲んでいるとは驚き。さすが西伊豆の海。珍しい魚が釣れます。

そしていよいよ日が傾いてゆき…

日没を迎えようとしています。
今回釣行の最大の目的の一つであるアジングの時間がやってきました。すっかり日が暮れると常夜灯が海面を照らして明暗を作ります。そんなか所を中心に打って行きます。
ここまで私は四目を達成しています。ここでアジを釣れば五目達成の大団円なわけです。薄明るいうちは中層のリトリーブには全く反応しませんでした。なのでボトムを探るわけですがベラやフグなどにつつかれるだけでアジらしい反応はありません。しかしあたりが真っ暗になり、常夜灯による明暗がはっきりし始めた頃、それまでとは明らかに違うツンッ!という繊細なバイトが出始めました。アジか?
そこでできるだけボトムを切り過ぎないように、縦の軽いジャークを3回くらい入れてフォール。この時ラインを張らず緩めずくらいのイメージで探っていると同じようなバイト、手首だけで軽く煽るとついにヒット!
…
…
…

ネンブツダイデツカorz
しかしこれで五目達成です( ̄◇ ̄;)
なんと情けない^^;

その後もネンブツダイだけは高活性で、表層付近のリトリーブでも簡単に釣れました。しかしアジからの反応は皆無でorz
20:00、翌日の仕事のことを考えてここで撤収。
満を持して出かけた今回の西伊豆釣行でしたが、なんとも情けない釣果に終わってしまいました。またしばらく忙しくなります。次回釣行はおそらく6月になってしまうと思いますが、再び遠征してリベンジを果たしたいです。
【Tackle Data:Eging】
Rod :Major Craft/KGE 862M
Reel :Shimano/Sephia CI4+ C3000SDH
Line :PE#0.6
Leader:Fluoro carbon 8LB
Lure :餌木3.5寸
【Tackle Data:Ajing】
Rod :Angler’s Republic/PALMS ELUA PASS-69
Reel :Shimano/11TWINPOWER 1000PGS
Line :Polyester 730g(♯0.4)
Leader:Fluoro carbon 4LB
Lure :34/MEDUSA 2.8inch
34/Octpas 1.8inch&1.3inch
34/FISHLIKE 1.5inch
34/Chimerabaite 2.0inch
TICT/U.S.B spiralclaw 1.8inch
Jig head/0.5~1.3g
- 2015年4月19日
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