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▼ 話題のアユイングに挑戦!
- ジャンル:釣行記
- (湘南, アユ, フレッシュウォーター, 青物, 料理, ショアキャスティング)
私、いよいよ今月末から毎年恒例の超繁忙期に入ります。ここで夏の釣りをラストスパート!と行きたいところでしたが、大雨が降るは海は荒れるはでなかなかまともに釣りが出来ませんorz
そんな中、極楽とんぼさんを誘って湘南の海に出かけてきました。狙いは小型青物。やっとワカシが本格的に接岸し始めたそうなのですが、日によって釣果のばらつきが相当に激しいようです。しかし土日ともなると海岸線にアングラーがずらりと並んで入る隙間もないほどなのだそうです。
この日は午前中に私用があったので午後からの出撃となりました。こんな時間では満員御礼で入れないかな…と海岸線に到着すると…意外にも、そんなに凄まじい人出ではないですね。タックルをセットしながらアングラーの様子を見ていると、誰も釣れていない。釣果に波があるということは、もしかしたら悪い日に当たってしまったのか?せっかくの休日なのに(´;ω;`)
最初は7~10gくらいのメタルジグをセットして可能な限り遠投していましたが、全く反応がありません。そこでBREADEN/Metalmaru 13にローテーション。周りが釣れないので自分も釣れる気がしなくなってきました。かなり適当に投げて適当にただ巻き。
毎度本当に不思議なのは、こんな風に釣れる気がしなくなった時に限ってバイトが出るものです。ルアーが飛距離の1/4くらい戻ったあたりで突然根掛りみたいな感覚。ロッドを縦に煽って聞き合わせをしてみると、沖に向かって疾走します。緩めに設定したドラグが鳴きます。いったんドラグを締め込んで落ち着いて対処。手前側にシモリが入っているのでそこを慎重にかわしてピックアップ。

手尺で測って23㎝くらいのワカシでした。おおっ!いきなり本命が釣れた!この調子なら今日は爆釣ではないか!?と言うことで、遅れて合流すると言っていた極楽とんぼさんに「釣れてる!」メッセージを入れておきました。ところが連発はしません。しかし湘南の基本はこんなもの。過剰な期待はしてはいけないのです。
結局極楽とんぼさんと合流するまでに何度かのバイトがあり、最初の魚含めて3尾ゲットしました。その後極楽とんぼさんと合流した時間以降は潮が効かなくなり、食いが渋くなりました。この時久しぶりにお会いした餌釣り師は弓角でワカシを狙っていましたが、ポツリポツリと仕留めていましたので、魚がいないわけではなさそう。極小の弓角には食ってくるということは、極小のベイトを追っていたのかもしれませんね。

その後、先日シーバスが釣れたサーフに移動してみるも全くバイトが出ず…



夏の空ですね…
そんなわけでこの日の釣りは終了。中途半端な釣果でしたが、何とか3尾釣ることが出来ました。
【Tackle Data】
Rod :SMITH/BAYLINER BL-702ML/MK
YAMAGA Blanks/Blue Current Ⅲ 82
Reel :Shimano/19Vanquish C2500SHG
Line :PE#0.6
Leader:Fluoro carbon 6LB
Lure :SMITH/D-CONTACT50
SMITH/D-CONCEPT48 MD
SMITH/D-CONTACTⅡ50
SMITH/D-CONTACT63
SMITH/D-CONTACTⅡ63
SMITH/AKM48
SMITH/WAVY 50S
Jackson/Pin tail tune 6
Jackson/Trout Tune HW
TACKLE HOUSE/Buffet DORAS BUDR43
TACKLE HOUSE/SHORES TYLOMINNOW
TACKLE HOUSE/SHORES Pencil Popper
BREADEN/Metalmaru 13
JACKALL/BIGBACKER Fit MINNOW 60
PALMS/BitArts Degree
DAIWA/T.D. Salt Pencils
Bassday/CRYSTAL POPPER 55S
Bassday/CRYSTAL POPPER 30S
TIEMCO/Red Pepper Micro
Megabass/MAKIPPA 7g,10g
そして後日。近所の相模川に行ってきました。表題の“アユイング”に初挑戦です。最近何かと話題のこの釣り。You-tubeなどでも紹介されていて、最近大盛り上がりなのだとか。先日極楽とんぼさんが初挑戦したそうで、1尾釣れたそうです。他のアングラーはもっと釣れていたそうなので、真面目に狙えばきっと釣れるはず!と極楽とんぼさんから誘われておりました。
実は私、元々はこの釣りにそれほど積極的だったわけではありません。ルアーは本来フィッシュイーターの食性に由来する釣り。アユのルアー釣りってどうなのかな…と懐疑的でありました。しかし先述の通り、最近私が釣りに行こうとすると海が荒れるのです。この日もそうでした。それなら、雨による大増水でもなければ釣りができるであろう川の釣りを久しぶりにやってみるか!と言うわけで、早速出かけたのでした。
とは言えこの日も午後からでした。午前中に雑用を済ませて、午後一番で釣具店へ向かいます。しっかり“アユイング”コーナーが出来上がっているのには驚きました。
いくつかのメーカーがアユ専用のルアーを出していましたが、この釣りを続けるかどうかはこの日の釣果次第。あまり沢山購入してもタックルボックスの肥やしになってしまう恐れがあったので、流れの強い瀬でもバタつきが少なそうなスリムなタイプのルアーを一個だけ購入。フックは…良く分からなかったので伝統的なちらし鉤ではなくて4本碇鉤にしてみました。この店では漁券も購入。アユはウグイ、オイカワ、フナなどと同じ漁券で、相模川水系の一日券は1500円です。
ロッドはYAMAGA Blanks/Blue Current Ⅲ 82。ロッドティップが敏感に入る、メバルでも使う長尺タイプの万能竿で、このロッドは購入して大正解でした。実に汎用性が高い。リールやラインのセッティングは、完全にいつも護岸でメバルを釣る時のものを流用しています。

河川敷の駐車スペースに車を停め、タックルをセットしていると草の上を跳ねる昆虫が…ショウリョウバッタの終齢幼虫のようですね。いや~、夏本番ですね。
遅れて参入するという極楽とんぼさんに先立って、私は実釣開始です。ポイントが良く分からないのだけど、アユが苔を食う仕草を演出するにはボトムノックが基本だと考えて、水深があるポイントよりも瀬を探します。You-tubeの動画でも確認しましたが、想像通り基本はダウンクロスの釣りでした。ルアーを泳がせるというよりも、石に付く苔をついばむように演出するのが良いと判断しました。っで、動画で確認すると、かなり浅い場所でもヒットしていました。これは意外。やる気のあるやつは酸素量が豊富で新鮮な苔が着きやすい場所に入ってくるのですね。
河原に出ると、平日だというのに多くの人が釣っていて驚きました。ほとんどの人が瀬に集中して並んでいます。なるほど皆さん、動画などで釣り方を確認済みのようで。
私も他のアングラーから距離が取れる位置に入って実釣開始。この日はサーフの釣りと同じように、上はラッシュガードにTシャツ、下もラッシュガードに海パンといういで立ち。水の中に立ちこんで釣り始めます。こんな釣りをしていると童心に帰りますね。子供の頃はよくこの界隈で釣りをしていました。真夏にはこの日のように川の中に立ちこんで、ハヤやヤマベを釣ったものです。
きっと動画で見たようには簡単に釣れないだろうという予想の通り、なかなかアタリが出ません。周りのアングラーも、なかなか釣れません。しかし向かい岸から釣っていたアングラーがポツポツ釣れているのが見えます。魚はいることは居るのでしょう。しかし土日ともなると恐るべき数のアングラーが、この限定された“アユイング”区間に殺到するそうなので、相当にスレてますね。
ボトムノックを基本とするため、少々クロス気味のダウンにキャストし、ドリフトさせながらボトムに到達させます。っで、予想通り根掛りが頻発します。しかし瀬で釣っていると流れが強いので、フローティングのルアーを使っていれば、ロッドを煽ってゆっくり曲げ、その瞬間にロッドを倒してテンションを抜くと大体外れます。そんなことを何度か繰り返している時でした。かなり手前側で根掛りし、先の要領で外した途端にまた根掛りのような感触。ロッドをゆっくり煽ると、川底に突っ込もうとします。なんとヒットしていた!こいつなかなか良い引きしてくれます!

初めてなので慌てる慌てる^^;へっぴり腰で取り込みつつ、あたふたと玉網を構え、何とかゲットしました。落ち着いて写真を撮っている余裕なんてありません。必死です^^;
手尺で測ったら20㎝オーバーの立派なアユでした!スイカのような独特の香り。初めての釣行で釣れました!というより釣れてしまった^^;とりあえず晩酌のネタは仕込みました^^
その後極楽とんぼさんと合流するも、全くバイトが無くなります。根掛りが続きましたが、外したら何か絡んでいます…ってアユ用のルアーが釣れた!ラッキー^^…しかし調子に乗るとろくなことがなく、さっき購入したルアーを完全にスタックさせ、ラインにテンションを掛けたらふっと軽くなったので外れたのかと思ったら、メインラインが切れていましたorz…大きなシモリでも沈んでいたのかorz
仕方なくリーダーを入れ直し、先ほど拾ったルアーを使うことにします。私が買ったやつより一回り大きいルアーで、色が派手で凄く目立つもの。こいつが後ほど良い仕事することになるとは…。

ボトムを引いているので、淡水産のハゼが掛かってしまうことがよくあります。これはチチブかヌマチチブでしょうか。
そしてあっという間に夕方になり、いつの間にか周りのアングラーの数が少なくなっていき、ついには私達だけになりました。極楽とんぼさんと並んで釣ります。するとミスキャストでルアーが浅すぎる方へ流れた時、根掛りしないようにロッドを立てて手前までリトリーブしてくると、派手カラーなのでルアーが良く見えます。そこへ突然突っ込んでくる魚の影が!ガツンッ!という衝撃とともにヒットしました!

20㎝弱くらいの奇麗なアユでした!脂鰭が赤く染まっています。それにしてもこんなに凄いスピードで突っ込んでくるとは知りませんでした。結構離れた位置からアタックしてきましたので、アユが設定している縄張りの範囲は予想以上に広いようです。先ほど釣った魚に比べてはっきりとアタックシーンが見れたことと、ヒットの瞬間の衝撃が予想以上に強く、なかなか楽しいではありませんか!
そして間もなく日没時間を迎えようという頃、そろそろ引き上げようかと相談していると、ダウンクロスで瀬尻の流れが太いところにルアーをステイさせているところに突然ガツンッ!と当たって来ました。間違いなく魚のアタリ。流れが強いのでバラすのが怖いですが、アユ用の鉤って良く出来たもので、スレ鉤なのに滅多なことではバレません。

これはちょうど20㎝くらいのアユでした。予想以上に良い型が揃って驚き。


最後にまたチチブの仲間が釣れました。

夏の空ですね…

相模川は水鳥の楽園でもあります。この日も沢山のサギやカワセミの姿を見ました。サギはじっとたたずんで気配を消して、突然足元に群れる魚にくちばしを差し出します。器用に魚を捉える姿を何度も見ることが出来ました。
ネット動画で配信されていたようには釣れませんでしたし、周りの方も爆釣している人は皆無でした。恐らく人が殺到してすっかりアユがスレているのだと思います。しかし冷たい水の中に足を突っ込んで釣りをするのは、子供の頃のことを思い出してなかなか楽しいものです。私にとっては、海が荒れた日の夏の釣りとして、今後も取り組んでいきたいと思います。この日は貴重な経験になりました。
【Tackle Data】
Rod :YAMAGA Blanks/Blue Current Ⅲ 82
Reel :Shimano/20TWINPOWER C2000S
Line :PE#0.3
Leader:Fluoro carbon 4LB
Lure :DAIWA/AYUING 94SF・110SF
《料理編》
さてここからは、釣ったアユの食味レビューとなります。

クーラーに川の水を汲み、保冷材で冷やして魚を入れて帰りました。驚いたことに、最後に釣った魚2尾(下の2尾)はシンクにあけた時にはまだ生きていました。アユって意外に生命力があるのかも。
1尾は塩焼き、2尾は鮎飯にしてみました。

鮎飯に使ったのは写真下の2尾。こいつをボールの水の中でぬめりを軽く取り、フンをひねり出したら塩をし、グリルで焼きます。

塩焼きになったアユを炊きます。
調味料は米一合に対して醤油大さじ1、味醂大さじ1/2、酒大さじ3/4程度。そこに昆布を入れて、アユを米の上に乗せます。炊いている最中から凄くいい匂い^^

炊きあがり!
このアユをバットに取り上げ、頭と骨、鰭を外して身をほぐし、再び窯の中に入れて和えます。好みでミルで挽いた胡椒を振りかけても良いそうです。

塩焼きは、鰭が焦げちゃいました^^;
こげないように塩を強く絡めたつもりでしたが、足りなかったようです。
アユの塩焼きの食べ方と言えば、箸で身を叩いて頭から背骨を抜き取るやり方が通な食べ方ではないかと思いますが、私あれが出来ないんです。まどろっこしくなってかぶりついちゃうんですよね^^;
私の場合、背骨を除いてほとんど食べちゃいます。頭もいきます。もちろん腸も食べちゃいますが、苔を食んでいるので、ついでに砂も飲み込んでいるのでしょうか?ガリッ!としたものに当たることがありますので、気になる人は腸は除きながら食べた方が良さそうです。
いや~、これは旨いですね。日本酒が欲しかった^^

鮎飯と茗荷の味噌汁。
鮎飯って美味しい!鯛飯のような魚を炊き込んだご飯はその旨味が良くご飯に行き渡ってとても美味しいですが、アユはまた絶品!臭みが少なく、上品な味。今回は調味料の配分、水の量、炊き加減などほぼ完ぺきにできました。茗荷の味噌汁と良く合います。ついでに大葉があればもっと良かった。

鮎茶漬け。
残ったご飯をお茶漬けにしてみました。きっと味が薄くなるだろうと、市販のお茶漬け海苔を使いましたが、今度は塩分が強すぎた^^;
出汁だけでいただき、柴漬けなどと一緒に食べた方が良かったかな…。しかし食べて美味しいのもアユの良いところですね。
さて、いよいよ繁忙期に突入します。恐らく例年通り10月半ばまで休みなしになります。それまでの間はレポはお休みになります。また10月から書き始める予定です。それまでの間、皆さんのレポを読んで癒されたいと思います。
そんな中、極楽とんぼさんを誘って湘南の海に出かけてきました。狙いは小型青物。やっとワカシが本格的に接岸し始めたそうなのですが、日によって釣果のばらつきが相当に激しいようです。しかし土日ともなると海岸線にアングラーがずらりと並んで入る隙間もないほどなのだそうです。
この日は午前中に私用があったので午後からの出撃となりました。こんな時間では満員御礼で入れないかな…と海岸線に到着すると…意外にも、そんなに凄まじい人出ではないですね。タックルをセットしながらアングラーの様子を見ていると、誰も釣れていない。釣果に波があるということは、もしかしたら悪い日に当たってしまったのか?せっかくの休日なのに(´;ω;`)
最初は7~10gくらいのメタルジグをセットして可能な限り遠投していましたが、全く反応がありません。そこでBREADEN/Metalmaru 13にローテーション。周りが釣れないので自分も釣れる気がしなくなってきました。かなり適当に投げて適当にただ巻き。
毎度本当に不思議なのは、こんな風に釣れる気がしなくなった時に限ってバイトが出るものです。ルアーが飛距離の1/4くらい戻ったあたりで突然根掛りみたいな感覚。ロッドを縦に煽って聞き合わせをしてみると、沖に向かって疾走します。緩めに設定したドラグが鳴きます。いったんドラグを締め込んで落ち着いて対処。手前側にシモリが入っているのでそこを慎重にかわしてピックアップ。

手尺で測って23㎝くらいのワカシでした。おおっ!いきなり本命が釣れた!この調子なら今日は爆釣ではないか!?と言うことで、遅れて合流すると言っていた極楽とんぼさんに「釣れてる!」メッセージを入れておきました。ところが連発はしません。しかし湘南の基本はこんなもの。過剰な期待はしてはいけないのです。
結局極楽とんぼさんと合流するまでに何度かのバイトがあり、最初の魚含めて3尾ゲットしました。その後極楽とんぼさんと合流した時間以降は潮が効かなくなり、食いが渋くなりました。この時久しぶりにお会いした餌釣り師は弓角でワカシを狙っていましたが、ポツリポツリと仕留めていましたので、魚がいないわけではなさそう。極小の弓角には食ってくるということは、極小のベイトを追っていたのかもしれませんね。

その後、先日シーバスが釣れたサーフに移動してみるも全くバイトが出ず…



夏の空ですね…
そんなわけでこの日の釣りは終了。中途半端な釣果でしたが、何とか3尾釣ることが出来ました。
【Tackle Data】
Rod :SMITH/BAYLINER BL-702ML/MK
YAMAGA Blanks/Blue Current Ⅲ 82
Reel :Shimano/19Vanquish C2500SHG
Line :PE#0.6
Leader:Fluoro carbon 6LB
Lure :SMITH/D-CONTACT50
SMITH/D-CONCEPT48 MD
SMITH/D-CONTACTⅡ50
SMITH/D-CONTACT63
SMITH/D-CONTACTⅡ63
SMITH/AKM48
SMITH/WAVY 50S
Jackson/Pin tail tune 6
Jackson/Trout Tune HW
TACKLE HOUSE/Buffet DORAS BUDR43
TACKLE HOUSE/SHORES TYLOMINNOW
TACKLE HOUSE/SHORES Pencil Popper
BREADEN/Metalmaru 13
JACKALL/BIGBACKER Fit MINNOW 60
PALMS/BitArts Degree
DAIWA/T.D. Salt Pencils
Bassday/CRYSTAL POPPER 55S
Bassday/CRYSTAL POPPER 30S
TIEMCO/Red Pepper Micro
Megabass/MAKIPPA 7g,10g
そして後日。近所の相模川に行ってきました。表題の“アユイング”に初挑戦です。最近何かと話題のこの釣り。You-tubeなどでも紹介されていて、最近大盛り上がりなのだとか。先日極楽とんぼさんが初挑戦したそうで、1尾釣れたそうです。他のアングラーはもっと釣れていたそうなので、真面目に狙えばきっと釣れるはず!と極楽とんぼさんから誘われておりました。
実は私、元々はこの釣りにそれほど積極的だったわけではありません。ルアーは本来フィッシュイーターの食性に由来する釣り。アユのルアー釣りってどうなのかな…と懐疑的でありました。しかし先述の通り、最近私が釣りに行こうとすると海が荒れるのです。この日もそうでした。それなら、雨による大増水でもなければ釣りができるであろう川の釣りを久しぶりにやってみるか!と言うわけで、早速出かけたのでした。
とは言えこの日も午後からでした。午前中に雑用を済ませて、午後一番で釣具店へ向かいます。しっかり“アユイング”コーナーが出来上がっているのには驚きました。
いくつかのメーカーがアユ専用のルアーを出していましたが、この釣りを続けるかどうかはこの日の釣果次第。あまり沢山購入してもタックルボックスの肥やしになってしまう恐れがあったので、流れの強い瀬でもバタつきが少なそうなスリムなタイプのルアーを一個だけ購入。フックは…良く分からなかったので伝統的なちらし鉤ではなくて4本碇鉤にしてみました。この店では漁券も購入。アユはウグイ、オイカワ、フナなどと同じ漁券で、相模川水系の一日券は1500円です。
ロッドはYAMAGA Blanks/Blue Current Ⅲ 82。ロッドティップが敏感に入る、メバルでも使う長尺タイプの万能竿で、このロッドは購入して大正解でした。実に汎用性が高い。リールやラインのセッティングは、完全にいつも護岸でメバルを釣る時のものを流用しています。

河川敷の駐車スペースに車を停め、タックルをセットしていると草の上を跳ねる昆虫が…ショウリョウバッタの終齢幼虫のようですね。いや~、夏本番ですね。
遅れて参入するという極楽とんぼさんに先立って、私は実釣開始です。ポイントが良く分からないのだけど、アユが苔を食う仕草を演出するにはボトムノックが基本だと考えて、水深があるポイントよりも瀬を探します。You-tubeの動画でも確認しましたが、想像通り基本はダウンクロスの釣りでした。ルアーを泳がせるというよりも、石に付く苔をついばむように演出するのが良いと判断しました。っで、動画で確認すると、かなり浅い場所でもヒットしていました。これは意外。やる気のあるやつは酸素量が豊富で新鮮な苔が着きやすい場所に入ってくるのですね。
河原に出ると、平日だというのに多くの人が釣っていて驚きました。ほとんどの人が瀬に集中して並んでいます。なるほど皆さん、動画などで釣り方を確認済みのようで。
私も他のアングラーから距離が取れる位置に入って実釣開始。この日はサーフの釣りと同じように、上はラッシュガードにTシャツ、下もラッシュガードに海パンといういで立ち。水の中に立ちこんで釣り始めます。こんな釣りをしていると童心に帰りますね。子供の頃はよくこの界隈で釣りをしていました。真夏にはこの日のように川の中に立ちこんで、ハヤやヤマベを釣ったものです。
きっと動画で見たようには簡単に釣れないだろうという予想の通り、なかなかアタリが出ません。周りのアングラーも、なかなか釣れません。しかし向かい岸から釣っていたアングラーがポツポツ釣れているのが見えます。魚はいることは居るのでしょう。しかし土日ともなると恐るべき数のアングラーが、この限定された“アユイング”区間に殺到するそうなので、相当にスレてますね。
ボトムノックを基本とするため、少々クロス気味のダウンにキャストし、ドリフトさせながらボトムに到達させます。っで、予想通り根掛りが頻発します。しかし瀬で釣っていると流れが強いので、フローティングのルアーを使っていれば、ロッドを煽ってゆっくり曲げ、その瞬間にロッドを倒してテンションを抜くと大体外れます。そんなことを何度か繰り返している時でした。かなり手前側で根掛りし、先の要領で外した途端にまた根掛りのような感触。ロッドをゆっくり煽ると、川底に突っ込もうとします。なんとヒットしていた!こいつなかなか良い引きしてくれます!

初めてなので慌てる慌てる^^;へっぴり腰で取り込みつつ、あたふたと玉網を構え、何とかゲットしました。落ち着いて写真を撮っている余裕なんてありません。必死です^^;
手尺で測ったら20㎝オーバーの立派なアユでした!スイカのような独特の香り。初めての釣行で釣れました!というより釣れてしまった^^;とりあえず晩酌のネタは仕込みました^^
その後極楽とんぼさんと合流するも、全くバイトが無くなります。根掛りが続きましたが、外したら何か絡んでいます…ってアユ用のルアーが釣れた!ラッキー^^…しかし調子に乗るとろくなことがなく、さっき購入したルアーを完全にスタックさせ、ラインにテンションを掛けたらふっと軽くなったので外れたのかと思ったら、メインラインが切れていましたorz…大きなシモリでも沈んでいたのかorz
仕方なくリーダーを入れ直し、先ほど拾ったルアーを使うことにします。私が買ったやつより一回り大きいルアーで、色が派手で凄く目立つもの。こいつが後ほど良い仕事することになるとは…。

ボトムを引いているので、淡水産のハゼが掛かってしまうことがよくあります。これはチチブかヌマチチブでしょうか。
そしてあっという間に夕方になり、いつの間にか周りのアングラーの数が少なくなっていき、ついには私達だけになりました。極楽とんぼさんと並んで釣ります。するとミスキャストでルアーが浅すぎる方へ流れた時、根掛りしないようにロッドを立てて手前までリトリーブしてくると、派手カラーなのでルアーが良く見えます。そこへ突然突っ込んでくる魚の影が!ガツンッ!という衝撃とともにヒットしました!

20㎝弱くらいの奇麗なアユでした!脂鰭が赤く染まっています。それにしてもこんなに凄いスピードで突っ込んでくるとは知りませんでした。結構離れた位置からアタックしてきましたので、アユが設定している縄張りの範囲は予想以上に広いようです。先ほど釣った魚に比べてはっきりとアタックシーンが見れたことと、ヒットの瞬間の衝撃が予想以上に強く、なかなか楽しいではありませんか!
そして間もなく日没時間を迎えようという頃、そろそろ引き上げようかと相談していると、ダウンクロスで瀬尻の流れが太いところにルアーをステイさせているところに突然ガツンッ!と当たって来ました。間違いなく魚のアタリ。流れが強いのでバラすのが怖いですが、アユ用の鉤って良く出来たもので、スレ鉤なのに滅多なことではバレません。

これはちょうど20㎝くらいのアユでした。予想以上に良い型が揃って驚き。


最後にまたチチブの仲間が釣れました。

夏の空ですね…

相模川は水鳥の楽園でもあります。この日も沢山のサギやカワセミの姿を見ました。サギはじっとたたずんで気配を消して、突然足元に群れる魚にくちばしを差し出します。器用に魚を捉える姿を何度も見ることが出来ました。
ネット動画で配信されていたようには釣れませんでしたし、周りの方も爆釣している人は皆無でした。恐らく人が殺到してすっかりアユがスレているのだと思います。しかし冷たい水の中に足を突っ込んで釣りをするのは、子供の頃のことを思い出してなかなか楽しいものです。私にとっては、海が荒れた日の夏の釣りとして、今後も取り組んでいきたいと思います。この日は貴重な経験になりました。
【Tackle Data】
Rod :YAMAGA Blanks/Blue Current Ⅲ 82
Reel :Shimano/20TWINPOWER C2000S
Line :PE#0.3
Leader:Fluoro carbon 4LB
Lure :DAIWA/AYUING 94SF・110SF
《料理編》
さてここからは、釣ったアユの食味レビューとなります。

クーラーに川の水を汲み、保冷材で冷やして魚を入れて帰りました。驚いたことに、最後に釣った魚2尾(下の2尾)はシンクにあけた時にはまだ生きていました。アユって意外に生命力があるのかも。
1尾は塩焼き、2尾は鮎飯にしてみました。

鮎飯に使ったのは写真下の2尾。こいつをボールの水の中でぬめりを軽く取り、フンをひねり出したら塩をし、グリルで焼きます。

塩焼きになったアユを炊きます。
調味料は米一合に対して醤油大さじ1、味醂大さじ1/2、酒大さじ3/4程度。そこに昆布を入れて、アユを米の上に乗せます。炊いている最中から凄くいい匂い^^

炊きあがり!
このアユをバットに取り上げ、頭と骨、鰭を外して身をほぐし、再び窯の中に入れて和えます。好みでミルで挽いた胡椒を振りかけても良いそうです。

塩焼きは、鰭が焦げちゃいました^^;
こげないように塩を強く絡めたつもりでしたが、足りなかったようです。
アユの塩焼きの食べ方と言えば、箸で身を叩いて頭から背骨を抜き取るやり方が通な食べ方ではないかと思いますが、私あれが出来ないんです。まどろっこしくなってかぶりついちゃうんですよね^^;
私の場合、背骨を除いてほとんど食べちゃいます。頭もいきます。もちろん腸も食べちゃいますが、苔を食んでいるので、ついでに砂も飲み込んでいるのでしょうか?ガリッ!としたものに当たることがありますので、気になる人は腸は除きながら食べた方が良さそうです。
いや~、これは旨いですね。日本酒が欲しかった^^

鮎飯と茗荷の味噌汁。
鮎飯って美味しい!鯛飯のような魚を炊き込んだご飯はその旨味が良くご飯に行き渡ってとても美味しいですが、アユはまた絶品!臭みが少なく、上品な味。今回は調味料の配分、水の量、炊き加減などほぼ完ぺきにできました。茗荷の味噌汁と良く合います。ついでに大葉があればもっと良かった。

鮎茶漬け。
残ったご飯をお茶漬けにしてみました。きっと味が薄くなるだろうと、市販のお茶漬け海苔を使いましたが、今度は塩分が強すぎた^^;
出汁だけでいただき、柴漬けなどと一緒に食べた方が良かったかな…。しかし食べて美味しいのもアユの良いところですね。
さて、いよいよ繁忙期に突入します。恐らく例年通り10月半ばまで休みなしになります。それまでの間はレポはお休みになります。また10月から書き始める予定です。それまでの間、皆さんのレポを読んで癒されたいと思います。
- 2022年7月21日
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