イギリスのパイクフィッシング7

  • ジャンル:釣行記
ここ2日ほど、どうもパイクたちの調子が悪い。パイクという魚の活性は、オンとオフがかなり明確なスイッチで切り替えられているよう。いまは休止期に入ったような感触。


今日の朝はポイントを変えて上流部を3時間ほど釣りあがってみた。しかし対岸ギリギリから手前まで、5メートルおきに探ってみるのだが、沈黙が続く。


これまで何度もバイトを出しているポイントでも音沙汰なく、残念ながら一昨日昨日に続き、またしても朝のゲームはノーバイトに終わった。ビッグベイトにもスピナーベイトにもジャークベイトにも反応なし。


どうもこの渋さはただごとではない。活性が高い日とあまりにも状況が違う。何しろチェイスひとつないのだから、明らかにパイクが活性の低いインターバルに入っている確信が深まる。しかしこうなると難しい。


魚は絶対にいるはずだし、こういうコンディションでも出せるようなメソッドがきっとあるのだろうが、まだ見えていない。いくつかの推測はできるけど、それは次回検証してみよう。


明日の帰国を前に、昼間は買い物を中心にブラブラ過ごす。ランチもいつものパブで。おばあちゃんにお別れを言いにいく。またきっと来年来ると思うよと。






ここでの最後のランチはマッシュルームストロガノフ。美味かった。




今回はパーチの方がかなり消化不良なので、爆釣ポイントのさらに上流、さらに下流と足を運んでみたが、やはりカスリもせず。バイトも少ないし、出てくるのは豆サイズばかり。。

こんなのや、





こんなの......





これじゃあねぇ。。まるで小鮒釣り。


さらに進んでいったところ、間の悪いことにベンチに座っている老夫婦の目の前で根掛かりをさせてしまった。外すのにちょっと手間取ってしまったので老夫婦に謝る。

「目の前でごめんなさい」
「いやいや、気にしないで。釣れたかい?」
「それが、なかなか苦戦してますよ」
「何を狙ってるの?」
「いまはパーチを狙ってて、去年は良かったんだけど、今年はイマイチですね」
「そうか、昔は沢山釣れたけどね。幸運を。」
「ありがとう。お話中に邪魔をしてすみませんでした」

僕がそう言うと、おじいちゃんは
「Don't worry. You catch it, we eat it.」
と笑ってくれたので、
「I'll do my best for you」
と言ってその場をあとにした。


だが、この後も状況は変わらず苦戦。正直かなり長い距離を歩いたが、パーチがまとまってたまっている場所はついに見つからなかった。いい型のパーチはまたもお預けとなってしまった。

この日は夕方の釣りはお休み。
明日帰国を前に、いよいよ早朝ラストゲーム。ここまでのんびりとやってきたが、連日の釣りでかなり学習しているので、ラストゲームには現段階での経験の全てを賭けて挑んでみるつもり。



つづく

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