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▼ イギリスのパイクフィッシング 6
- ジャンル:釣行記
本日も朝から出撃。まだ暗い人通りのない街を、歩いてポイントまで向かう。道端に寝ている人も多く、薄暗い街灯の下には酔っ払いになぎ倒された自転車が散乱していて、ちょっと不気味だ。

実際は写真よりもたいぶ暗い感じ。
朝イチ、きょうはベイトタックルを選択。エスドライブでアップ、クロス、ダウンと広く探っていく。イギリスの川や運河の多くは流れがあまり強くない。どちらかというと止水に近いところも多く、流すような釣りよりも、巻いたり動かす釣りになる。
この時期はときおり雨が降るが、強い流れを作るほどのまとまった雨になることは多くない。もちろん雨が1日中降っている日も時にはあって、多少の流れが出ることもあるけれど、この時期はどちらかというと晴天続きだ。晴天を基本に、1日に何度か曇ったり雨が降ったり、雷が鳴ったり、照り返しで暑くなったり、涼しくなったり。晴れているのに急に大粒のシャワーになり、20秒ぐらいでまたカラッと晴れるなんてこともある。イギリスは「1日の中に四季がある」と言われるほど天候がコロコロ変わる。四季というのは少し大袈裟だと思うけど。
メインで狙っている川筋は1.5キロほどの流域で、そのなかに本命ポイントが数カ所あるのだが、この日もなかなかバイトが出ない。XT610-4Cの扱いにも慣れてきて、まあまあいいところを通しているつもりなのだが、期待に反して音沙汰がない。
途中でエスドライブからスピナーベイトに変えてレンジをいろいろ探ってみるが、水面からボトム、流れ込みや壁際、ブッシュの下やウィードの間など、どこを探ってもバイトがない。魚は間違いなくいるのだけど。
もともとパイクは広く泳ぎまわるような魚ではないが、きょうはボトムや物陰にへばりついて、石のように動かないモードのよう。
原因の1つはおそらく気温。昨日の夜はかなり冷え込んだので、水温もかなり下がっているはず。パイクは冷水を好むが、急激な水温低下はあまり良くない感触。そして検証中だが、多分理由はもう1つある。
だいぶ明るくなってさらに釣り下っていくと、突然自転車で通りかかった人が、険しい顔で声をかけてくる。
「おい、あんた。ここは釣り禁止だぞ!」
急に大声をかけられたのでビックリしたが、やはり今年も出たかという感じ。ここが釣り禁止なんて初耳だ。この人は絶対に適当なこと言ってる。。
「え?そうは思わないけど」
「そのロックから上の橋までは釣り禁止だ。橋の左側に表示があっただろうが!」
かなり険しい表情と強い口調だ。
「マジで?確認してみるよ(とりあえず、ひとまずやり過ごそう)」
「ちゃんと先にチェックしろよ!!」
そう言うと、その50歳くらいのおっさんは、そのまま自転車で走り去っていった。
たしかJenkins氏から聞いた話だったと思うが、主に中国人や東欧人が魚を持って帰ってしまうらしく、自分がルールを守っていてもこうした排他的な言動を向けてくる人からの騒音を受けることは少なくない。こちらはアジア人なので同じように見られてしまうのだろう。
昨年のこと。ランニングで通りかかったおばちゃんが走るのをやめて、じーっとこちらを見ていることがあった。しばらく見られてるなーと思っていたら、急にスタスタと近寄ってきて、あなたライセンス持ってるわけ?と、もの凄く疑った顔で聞かれたことがあった。
こういうことが面倒だったので、今年はライセンスをネームプレートに入れて首からぶら下げておくことに。そのためか、今年はライセンスについて言われることはなかった。
でもこういう面倒な野次はイギリスではなかなか避けては通れないし、覚悟しておかなければならないことだと思う。ほとんどはニコニコしながら好意的な声をかけてくれる人なんだが、何日か釣りをしていると、時々こうした面倒なのがやってくる。
もちろん、万が一にも彼の言う通り釣り禁止のエリアに指定されているなんてことがあるといけないし、もし本当に違反となるといろいろ面倒なので、ちゃんとレギュレーションのチェックは必要。日本のように釣り人が沢山いるわけでもないし、海外では釣り場ごとにルールが違うことは珍しいことではない。
カナダではライセンスを買うときにレギュレーションの冊子をくれるので、とてもわかりやすいし、その細かさから管理体制の凄さもわかる。カナダはライセンスも高いが、釣り場は素晴らしい。
イギリスの場合は特にそういう冊子もなく、ネットのページも結構わかりにくかったりする。
いずれにしろ海外のレギュレーションはすごく細かったりするから、よく確認する必要がある。こちらは異邦人で、郷に入れば郷に従えの精神は第一だ。
そのため念のため、おっさんの言っていた場所にそんな表示が本当にないか、もう一度くまなくチェックした。だがやはりそのようなものは見当たらず。むしろ釣りするならライセンスが必要だよという表示があるだけだった。

結局この朝は全体をくまなく探るがノーバイト。なんとなく集中できなかったこともあるが、ここから先は状況的にも少しシビアな展開になりそうな予感もする。
昼は昨年パーチパラダイスだった支流へ向かう。昨年は小さいのから大きいやつまで、本当によく釣れたポイント。鬱蒼とした森の中をゆっくりと走る流れ。
ここは全体に超シャローで、水深は1メートルもない。しかもボトムに藻の塊が生えているので、引けるのは水面から50㎝程度。藻の間に隠れたパーチがいればルアーに飛び出してくる。
しかしランガンを繰り返すが、今年はなかなかパーチが溜まっているポイントがない。たまにチャブが釣れてくるが、パーチはほとんどあたらない。どうしたのだろう。
結局釣れてもマメサイズばかりなので、あきらめてホテルへ。夕方はまた本流に戻ることにした。
夕方の釣りは釣り上がることに。基本釣り上がっても釣り下ってもそれほど変わりはないのだが、集中的に攻めたいポイントをどの時間帯に持ってくるかの問題。
だが、夕方の釣りでもやはりなかなかバイトが出ない。きょうは1日パイクは低活性のようだ。こういうときどうすればいいのだろうか。
とりあえずいかにもというポイントからあえてズラし、アピールの大きなルアーで竿抜けになっていそうなところ、少しでもフレッシュなポイントを念入りに探る。やはりビッグベイトのサルモスライダーをチョイス。水面をスラロームしながら引き波を立ててくる。引き波というより水を攪拌する力が強いルアー。
すると後半、キャストしづらいブッシュの下を通してきたサルモスライダーのピックアップ寸前に、ゴボッとようやくの水面バイト。

相変わらず型は出ないが、こんな渋い日には嬉しい一本だ。
数人のギャラリーが拍手をしてくれる。こういう温かいコミュニケーションもイギリスでは多い。
丁寧にリリースしているとタイミング良くというか、悪くというか、なんとまたまた通りかかる朝の自転車おじさん。そしてやはり吠える!
「おい、お前!ここは釣り禁止だと言っただろう!!」
「いや、あんたが釣り禁止だって言うから表示を探したけれど、どこにもないじゃないか。あんたの言った通り、橋の左側もチェックしたけどそんな表示はないよ」
「ないわけないだろ!」
「橋の左手に表示はない。それに念のためネットでも調べたけど、ここは釣りが許可されてるよ。上の橋からロックまでのエリアは、手前の岸の釣りが許可されてる。いまそのページを見せるよ」
そう言ってスマホをとりだそうとすると、おっさん
「お前、絶対に有罪だ!罰金だぞ!」
と言い捨ててさっさと走り去っていった。
やれやれ。今度会ったらどう言い返すか準備しておいてよかった。
日も暮れかけている。とりあえずきょうも型も見られたことだし、いい時間なので、今日の釣りはこの辺までかな。

実際は写真よりもたいぶ暗い感じ。
朝イチ、きょうはベイトタックルを選択。エスドライブでアップ、クロス、ダウンと広く探っていく。イギリスの川や運河の多くは流れがあまり強くない。どちらかというと止水に近いところも多く、流すような釣りよりも、巻いたり動かす釣りになる。
この時期はときおり雨が降るが、強い流れを作るほどのまとまった雨になることは多くない。もちろん雨が1日中降っている日も時にはあって、多少の流れが出ることもあるけれど、この時期はどちらかというと晴天続きだ。晴天を基本に、1日に何度か曇ったり雨が降ったり、雷が鳴ったり、照り返しで暑くなったり、涼しくなったり。晴れているのに急に大粒のシャワーになり、20秒ぐらいでまたカラッと晴れるなんてこともある。イギリスは「1日の中に四季がある」と言われるほど天候がコロコロ変わる。四季というのは少し大袈裟だと思うけど。
メインで狙っている川筋は1.5キロほどの流域で、そのなかに本命ポイントが数カ所あるのだが、この日もなかなかバイトが出ない。XT610-4Cの扱いにも慣れてきて、まあまあいいところを通しているつもりなのだが、期待に反して音沙汰がない。
途中でエスドライブからスピナーベイトに変えてレンジをいろいろ探ってみるが、水面からボトム、流れ込みや壁際、ブッシュの下やウィードの間など、どこを探ってもバイトがない。魚は間違いなくいるのだけど。
もともとパイクは広く泳ぎまわるような魚ではないが、きょうはボトムや物陰にへばりついて、石のように動かないモードのよう。
原因の1つはおそらく気温。昨日の夜はかなり冷え込んだので、水温もかなり下がっているはず。パイクは冷水を好むが、急激な水温低下はあまり良くない感触。そして検証中だが、多分理由はもう1つある。
だいぶ明るくなってさらに釣り下っていくと、突然自転車で通りかかった人が、険しい顔で声をかけてくる。
「おい、あんた。ここは釣り禁止だぞ!」
急に大声をかけられたのでビックリしたが、やはり今年も出たかという感じ。ここが釣り禁止なんて初耳だ。この人は絶対に適当なこと言ってる。。
「え?そうは思わないけど」
「そのロックから上の橋までは釣り禁止だ。橋の左側に表示があっただろうが!」
かなり険しい表情と強い口調だ。
「マジで?確認してみるよ(とりあえず、ひとまずやり過ごそう)」
「ちゃんと先にチェックしろよ!!」
そう言うと、その50歳くらいのおっさんは、そのまま自転車で走り去っていった。
たしかJenkins氏から聞いた話だったと思うが、主に中国人や東欧人が魚を持って帰ってしまうらしく、自分がルールを守っていてもこうした排他的な言動を向けてくる人からの騒音を受けることは少なくない。こちらはアジア人なので同じように見られてしまうのだろう。
昨年のこと。ランニングで通りかかったおばちゃんが走るのをやめて、じーっとこちらを見ていることがあった。しばらく見られてるなーと思っていたら、急にスタスタと近寄ってきて、あなたライセンス持ってるわけ?と、もの凄く疑った顔で聞かれたことがあった。
こういうことが面倒だったので、今年はライセンスをネームプレートに入れて首からぶら下げておくことに。そのためか、今年はライセンスについて言われることはなかった。
でもこういう面倒な野次はイギリスではなかなか避けては通れないし、覚悟しておかなければならないことだと思う。ほとんどはニコニコしながら好意的な声をかけてくれる人なんだが、何日か釣りをしていると、時々こうした面倒なのがやってくる。
もちろん、万が一にも彼の言う通り釣り禁止のエリアに指定されているなんてことがあるといけないし、もし本当に違反となるといろいろ面倒なので、ちゃんとレギュレーションのチェックは必要。日本のように釣り人が沢山いるわけでもないし、海外では釣り場ごとにルールが違うことは珍しいことではない。
カナダではライセンスを買うときにレギュレーションの冊子をくれるので、とてもわかりやすいし、その細かさから管理体制の凄さもわかる。カナダはライセンスも高いが、釣り場は素晴らしい。
イギリスの場合は特にそういう冊子もなく、ネットのページも結構わかりにくかったりする。
いずれにしろ海外のレギュレーションはすごく細かったりするから、よく確認する必要がある。こちらは異邦人で、郷に入れば郷に従えの精神は第一だ。
そのため念のため、おっさんの言っていた場所にそんな表示が本当にないか、もう一度くまなくチェックした。だがやはりそのようなものは見当たらず。むしろ釣りするならライセンスが必要だよという表示があるだけだった。

結局この朝は全体をくまなく探るがノーバイト。なんとなく集中できなかったこともあるが、ここから先は状況的にも少しシビアな展開になりそうな予感もする。
昼は昨年パーチパラダイスだった支流へ向かう。昨年は小さいのから大きいやつまで、本当によく釣れたポイント。鬱蒼とした森の中をゆっくりと走る流れ。
ここは全体に超シャローで、水深は1メートルもない。しかもボトムに藻の塊が生えているので、引けるのは水面から50㎝程度。藻の間に隠れたパーチがいればルアーに飛び出してくる。
しかしランガンを繰り返すが、今年はなかなかパーチが溜まっているポイントがない。たまにチャブが釣れてくるが、パーチはほとんどあたらない。どうしたのだろう。
結局釣れてもマメサイズばかりなので、あきらめてホテルへ。夕方はまた本流に戻ることにした。
夕方の釣りは釣り上がることに。基本釣り上がっても釣り下ってもそれほど変わりはないのだが、集中的に攻めたいポイントをどの時間帯に持ってくるかの問題。
だが、夕方の釣りでもやはりなかなかバイトが出ない。きょうは1日パイクは低活性のようだ。こういうときどうすればいいのだろうか。
とりあえずいかにもというポイントからあえてズラし、アピールの大きなルアーで竿抜けになっていそうなところ、少しでもフレッシュなポイントを念入りに探る。やはりビッグベイトのサルモスライダーをチョイス。水面をスラロームしながら引き波を立ててくる。引き波というより水を攪拌する力が強いルアー。
すると後半、キャストしづらいブッシュの下を通してきたサルモスライダーのピックアップ寸前に、ゴボッとようやくの水面バイト。

相変わらず型は出ないが、こんな渋い日には嬉しい一本だ。
数人のギャラリーが拍手をしてくれる。こういう温かいコミュニケーションもイギリスでは多い。
丁寧にリリースしているとタイミング良くというか、悪くというか、なんとまたまた通りかかる朝の自転車おじさん。そしてやはり吠える!
「おい、お前!ここは釣り禁止だと言っただろう!!」
「いや、あんたが釣り禁止だって言うから表示を探したけれど、どこにもないじゃないか。あんたの言った通り、橋の左側もチェックしたけどそんな表示はないよ」
「ないわけないだろ!」
「橋の左手に表示はない。それに念のためネットでも調べたけど、ここは釣りが許可されてるよ。上の橋からロックまでのエリアは、手前の岸の釣りが許可されてる。いまそのページを見せるよ」
そう言ってスマホをとりだそうとすると、おっさん
「お前、絶対に有罪だ!罰金だぞ!」
と言い捨ててさっさと走り去っていった。
やれやれ。今度会ったらどう言い返すか準備しておいてよかった。
日も暮れかけている。とりあえずきょうも型も見られたことだし、いい時間なので、今日の釣りはこの辺までかな。
- 2019年9月6日
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