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​眠れる雪山の岩魚

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予報通りならば午後からは快晴のはずだった。

しかし、時間の経過とともにどんよりとした雲が空を覆うようになり

やがて雪がちらつき始めた。

積雪が未だに確認できる谷を突き進む。

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木々にはクマの爪痕らしきものが生々しく残っていたが

遡行は止まらない。

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しばらく進むと相方が岩魚を掛けるが

痛恨のフックアウト。

その数分後、

私もランディング直前にバラす。

―釣れないときはこんなものだ。

その後も岩魚の魚影は確認できたが、

寸前のところで食わない、といった場面が多く見られた。

寒の戻りが原因なのかもしれないが

この日は特に魚の動きが鈍く感じた。

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やがて人間止めの滝に辿り着く。

ジャンケンに勝利した相方が一通り打つが

反応は無い。

私にバトンタッチ。

厳しいだろうと思いながらも、

私はサイドクロス気味にミノーを打ち込んでいった。

4~5投目ぐらいだっただろうか。

手元に根掛かりのような感触が伝わってきた。

―買ったばかりのルアーなのに、やってしまった。

仕方なしにロッドを軽く煽ってみる。

すると根掛かりしたはずの箇所がゴツゴツと動き始めた。

―根掛かりじゃない、魚だ!

すかさずリールを巻き、ラインテンションを保つ。

ドラグがうなり、キリキリとラインが放出される。

―でかい!

夢中で寄せて、なんとかキャッチ。

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いい面構え。

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ヒットルアーは、AR-HDミノー HS。

雪が激しくなり、滝を巻く元気もなかったので

これにて納竿。




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別日。

春の陽気に誘われて、この日も谷へ。

前回は増水の関係で遡行が厳しく

大敗北を喫した因縁の谷でもある。

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この日は好感触のAR-HDミノー HSを手に、入渓した。

すると、前回同様に

同じポイントから岩魚がルアーを観にやって来る。

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しかし、なかなか食い切れない様子だ。

―レンジではなく、単純にルアーサイズの問題か。

ミノーは諦め、スピナーにチェンジする。

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シングルバーブレスに換装した、AR-Sの2gである。

すると2~3投目で難なくキャッチ。

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スピナーの選択は正解だった。

―前回の苦労は何だったのか。

夕刻が迫っていたのでテンポ良く釣り上がって行く。

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狭くキャストがしずらい上に、

水中にも木の枝などの障害物が張り巡らされているこの沢。

それでも水深がある程度確保されているようなところには

大概イワナが付いていた。

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遡行を続けていくと谷は険しくなっていき、

山も深くなって不気味な雰囲気を醸し出すようになってきた。

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単独での源流釣行。

イケイケで遡行を続け、ふと我に返ると急に心細くなるときがある。

虫の知らせのような、そんなものを感じたことも過去にある。

恐怖は徐々に広がり、私の心を支配しつつあった。

この谷の、その先を見てみたかったが

もう一人の私がこの場から立ち去りたいと願っていた。

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―帰ろう。

クマの出現に怯えながら、私はそそくさと退渓した。

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一人で山に入ったときに

たまに訪れる得体のしれない恐怖感。

これは身を守るために、人が持って生まれた本能なのかもしれない。

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