念願のヒラスズキを獲る為、"諦めるな。粘れ。やり尽くせ"

  • ジャンル:日記/一般
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※一度投稿しましたが、誤字脱字と勢いで書き過ぎて何言ってんのこれ?って自分でも思う所があったので修正して再投稿です。





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やっとログが書けます。
最後のログから2ヶ月くらい経ったでしょうか。

その間、ロックショアでのヒラスズキをメインに
川やその他諸々で釣行を重ねておりました。



色々出向いて釣れた魚は.....川での小さいニゴイ1匹。





悲しくなる.....








今年は磯ヒラをどうしても獲りたく、
休日はとりあえず磯、磯、磯、気晴らしサーフ、川
でまた磯

こんな日程で過ごしていました。



広大なフィールドのサーフを中心にやっていた自分

行くたびに変わる状況。ポイントも曖昧
そこで"魚を探す釣り"をしていた今までとは裏腹に

"サラシ"というヒラスズキ釣りに重要な限られたポイントから
更に己が立ち、キャストできる場所を探す"ポイントを探す釣り"に変わる

これは経験が浅すぎる自分には非常に厳しい。
直ぐに打つ手が無くなり途方に暮れる事も屡々。


"サラシ打ち"と言葉では簡単であるが、
未経験者が実際磯に立つと
「これが......サラシ?」
「これは......サラシ?」
「どのタイミングでキャストする?」
「どのタイミングでルアー通す?」

結局のところ、よく分からず。
"やり切った"と自分に言い聞かせて帰路に立つ。

これは兼ねてから思う自分の悪い癖。
"やり切った"と思うだけで結局は"諦めている"

"なんだかよくわからないし"

その一言でその場を後にする。
獲れたかもしれない魚を何十とも逃している事だろう。






自分と正反対。
日々、釣行共にするいつもの友人。

彼は決して"諦めない人"
と、いうより諦めが悪い。悪すぎる。
粘りに粘り、釣れるまで、自分が納得するまで
諦めずにひたすらやり続ける。


同じ場所で1〜2時間は普通に投げ倒す。
長い時は3時間。4時間なんて事も。
そこまでやって、やっと彼は"やり切った"と言う。


彼のこのスタイルが自分との釣果に差をつけている事は
前々から気づいていた。




警戒心が高い事で有名なヒラスズキ。
サラシとルアーを通すタイミングを間違えれば
最悪、その場はスレ、ルアーに反応しなくなるなんて聞いたりもする。

そんな場所でも彼は何十発と同じ場所にルアーを打ち込む。
(ヒラスズキのセオリーとはかけ離れているのは承知)


しかし結果
4回ともにした磯ヒラ釣行で
外道もいえども2回目で磯マル、磯ヒラメ
そして3回目に最初の場所でヒラメ、
最後のポイントでとうとうヒラスズキを引き摺り出した。



友人がヒラスズキを獲った時、
自分は何もかも上手くいかない事に対し全てを投げ出し、
ひたすらに竿を振り続ける彼を見ていただけだった。

彼がヒラスズキを獲ったのは
自分がその日の釣りを諦めてから約30〜40分後くらいの出来事だった。



結局どれだけやるか、やれるかが鍵なのか。
わからない分、どれだけやり尽くせるかどうかなのか。


その日までの磯ヒラ釣行は
根掛かりを恐れ
ルアーロストを恐れ
わからない事をそのままに
何投かして反応無ければ魚がいないと判断して
やり切ったと自分に言い聞かせていた。



諦めない事に関しては気持ち次第だろつ。
しかし、"粘る" "やり尽くす"には
それなりのしっかりとした準備が必要な事に気付く。



根掛かりをしないにはどうしたらいい
ルアーロストを回避するにはどうしたらいい
これらを恐れて
求めるレンジにしっかりとルアーを通せているか
たった数投で何が分かるのか

根がかりしても針を曲げて回収できる
高切れしない、強いノットを組めるようにしよう
ライン管理をしっかりしよう
求めるレンジにルアーを通せるように
地形を自分なりに考え読もう


そんな自分の中途半端な心を一新して

自身のノットを一から見直す。
自宅のドアに糸をくくりつけて、ノットの強度テストを敢行。

賃貸のドアを破壊できるんじゃないかというくらいの
ノットを取得。(大袈裟)

どんな場所でも一通り対応出来るよう、
大小タイプ様々なルアーをケースに詰め

これでもかというくらい
夢に出てきてうなされるくらい動画を見漁って

先日、6回目に挑んだ。




夜明けとともにエントリー。
風、波の条件は今までに比べたら好条件。
しかし、肝心のベイトが皆無....


いや、諦めない。
キャストしたルアーが見えるくらいの明るさになったので開始。
1投1投丁寧に。タイミング見計らって

.......出ない。


しかし、諦めない。いつもと違う今日の自分。
何たって今日は強靭なノットを組んでいる。
荒磯を攻めに攻めてやる。
何たって今日は諦めない粘りやり尽くす心得がある。
些細な事で心は折れない。


この場所から捻り出してやろうと意識を切り替える。
ありったけのルアーを同ポイントへ集中砲火。

....出ない。そりゃそうだろう。
ここで冷静になる。場所を変えよう。




初めて来る場所にエントリー。
ミノーバイブワームを繰り返し通すが、出ない。
ポイントは今までの釣行からしても絶好であろう場所。
なぜ出ないのか。まぁいい。ここは今後に期待。



いつもならここで諦め帰宅するが、
もう一度最初の場所にエントリーし、集中砲火。



.....出ない。

表層からボトムまで探る。
表層ふらふら→ボトム付近から表層に向かってふらふら→またその逆
をイメージして通すが、反応無し。
終いにはボトムズル引き。これは出るわけない。

キャスト練習になったと前向きに捉えて、次のポイントへ。


陽は完全に上りきり、
まずめの時間はとうに終わっていた。


時間的にもここを最後にしよう。
以前、友人が初めてヒラスズキを出した場所。


ポイントをスレさせないよう、
3〜5投毎に投げる場所を変える。

投げる場所を変える。
誘い方は
表層ふらふら→ボトム付近から表層に向かってふらふら
を、交互に。

3投目。中層ふらふら→表層ふらふらで誘う。
足元までワームを引き摺る。ヘッドが水面から顔を出す。

ピックアップ寸前。がっつりよそ見中。
ルアー回収の為に立てたロッドが海の方へ傾く。


脊髄反射で合わせる。同時に魚が水面から全部出た。
勿論、サイズが無いのは直ぐに分かった。



















ひ、ヒラだぁぁぁぁ‼︎




















..............ち、ちっせぇ。
(比較:サイレントアサシン120)



か、可愛い。
荒磯の王者とも言われるヒラスズキ。
これじゃ王子様だ。


とりあえずサイズが無いので
早めにルアーを取ってタイドプールにポイ。
蘇生を試みる。






と、冷静に
ヒラスズキはヒラスズキ。
憧れに憧れ、
荒磯に心を折られ、泣く程欲しかった魚だ。

荒波に負けないくらい、喜びのあまりに叫ぶ。

幸いにも周囲にアングラーどころか地域住人が居なかった。





釣り開始から5時間後の出来事。
前回はこの時間経過の時には他の場所でサーフをやっていた。


ヒラスズキの狙い方からはかけ離れている。
しかし、"諦めない" "粘る" "やり尽くす"

直接言葉で交わした事はないが
一番身近で切磋琢磨した友人のスタイルに
"魚を釣る為のヒント"が合ったような気がした。


どの釣りもまだまだわからない事だらけ。
この潮回りだからここに行けば、
こんな地形だから、ここにルアー通せば、
この時期にはこのルアーで、

こう言い切れない限り
魚を獲る為、釣りを知る為に

やり尽くして
僅かながらにヒントを得ていくしかないようです。


日々、精進。







前回の釣行時に
とても珍しい生き物を発見したので
追加として載せておきます。

場所は千葉でした。















蒼い天使 アオミノウミウシ


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