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魂のリフレイン

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  • (野球)

今シーズン、中日球団に課せられた最大の使命が監督、コーチ、そして選手の年棒を大幅に減らすことだったのは間違いない。

もちろん実際の金額が表に出ているわけではないが、一説によると5億円を超えていたとも言われる落合監督の年棒に加え、相場の倍と言われたコーチ陣の給与、それに8年連続Aクラスに入り、うち4度の優勝となった選手の給与も当然それに見合ったものになっていたはずである。

それを実行するために重要なポイントは、いわゆる費用対効果に劣るベテランの冷遇、若手の抜擢、そして何より優勝しないことが最も効果的であるのは言うまでもない。球団経営がボランティアや慈善事業でない以上、企業としては当然の判断で、収入の柱となる観客動員数が横ばいならこの判断は正しい企業努力と言えるだろう。

しかしその反面、金銭的なことよりもっと大事なもの、落合のように「自分のために野球をやれ」と選手にハッパをかけ、その将来まで考えて育成に取り組めるような首脳陣が昨季ごっそりいなくなってしまったのは、長い目で見れば選手達自身にとってだけでなく、球団にとっても大きな損失だったのではないだろうか。

そして昨日、今季の首脳陣の中でそこまで考えて選手と接することができた権藤投手コーチの退団が決定した。落合監督無き後、強力投手陣を有するドラゴンズにあって、それを一人で支えていたと言っても過言ではない彼の首を中日球団は容赦なく切り捨てた。

これではドラゴンズに未来はないし、自分自身も球団に対して完全に未練が無くなった。だが、それでも8年間応援し続けたファンとして一言いわせてもらいたい。


甦れ!落合ドラゴンズの魂よ!


落合ドラゴンズ対ジャイアンツ、落合ドラゴンズ対ヤクルト、想像しただけで胸が躍る。落合が監督を続けていれば、きっと今年のジャイアンツの強力布陣に対しても一歩も譲らなかったと思う。少なくとも6月末の3連敗や8月末の天王山決戦で負け越すようなことには絶対にならなかったはずだ。彼が監督をしていた時は、自分たちより強い敵に劣勢を強いられても、何とかしてくれるのではないか?そんな希望を常に抱かせてくれた。

この年になって、色々な角度から野球を見るようになると、ファンに夢を与える存在としてのプロ野球球団と、球団経営の観点から見え隠れする金銭的な裏事情の矛盾にどうしても直面する。だからと言って、いつも犠牲になるのはファンだ、などというつもりも毛頭ない。

だが一人のファンとして、いつの日か落合監督が彼を望むファン、そして選手達のところに還って来て欲しいと、心から思う。

 

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