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木曽三川シーバス増井

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木曽川、揖斐川、長良川からなる木曽三川でシーバスを1年中ウェーディングで狙っています。 木曽三川は広いので新規ポイント開拓に苦労しますが、新規ポイントで釣れた時は最高です!! 毎回80アップ(ランカー)狙って釣行しています。 いつかはメーターシーバス釣ります。

80アップを選んで釣る方法 解説編


今回は前々回のブログ

80アップを選んで釣る方法 実釣編

こちらで最後に書かせて頂いた「解説編」です。

解説編ですが、まさかの今回も宣言して80アップを釣る事が出来たので実釣と合わせての解説です。



この日は10cmと言わず、20cm以上のアユ、ボラ等のベイト探しも兼ねてポイントをセレクトしました

風は強い南東の風で下げの流れとケンカして、流れがだらだらになってしまうので上げを中心に狙います。

三重県北中部の河川では南東の風が吹くと、大体どこでもこの現象が起こります。

ポイントに到着したのが下げ止まり1時間前でした。

すると先行者さんがいらっしゃいました。


アングラーさん「おっ!!久しぶり!!」

増井「あぁぁぁ!!お久しぶりです!!元気してました?」


この先行者さんは秋のハイシーズンだけシーバスをされて、他はバスをされてみえる方で、毎年秋に数回このポイントでお会いするアングラーさんでした。

木曽三川には毎年夏のウナギの季節にお会いする、おじいちゃんもいたりして、年に数回しかお会いする事はありませんが・・・

「おぉ!!今年も会えたか!!来年はわし死んどるかもしれんでな!!ワハハハハハハ~!!」と突っ込みにくい挨拶をしてくれますが(笑)

こういう出会いもいいな・・・と毎回思います。


アングラーさんに状況をお聞きすると夕マヅメから河川を2本ポイント5か所ランガンしてきたけどノーバイトで、このポイントには2時間前から撃っているも、ここもノーバイトみたいです・・・


アングラーさん「ボラはおるけどデカすぎるし、平和そうにピョンピョン飛んどるわ・・・」

増井「今日の風だと上げ勝負じゃないです?」

アングラーさん「シーバスこんなデカいボラ喰わんやろ?」

増井「このボラ探しに来たんですけど・・・(笑)」

アングラーさん「嘘ついたらあかんで~」

増井「釣れないかも知れませんが、釣れたらそこそこデカいし太いです!!」

「こういう時はガンガン巻いてルアーからデカい波動出したら喰ってくれる事もあります!!」

そうですアユは確認出来ませんでしたが、20~30cm位のボラが沢山群れていました!!

私の釣行エリアの三重県北部では20~30cmのボラはなかなかベイトにはならないと思ってみえるアングラーさんが多いのですが下のブログ(お食事中の方はご注意を・・・)でも


自分の釣りを貫き通した3日間!!

ポイントは今回と違いますが、67cmのシーバスなのに26cmのボラを喰っています。

確かに数は出ませんが、出たら太いです。

ワクワクです!!


ここで今回のポイントです。

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アングラーさんもノーバイトだったし、流れもだらだらだし、釣れる気がしません・・・

でもシャローの細かい水深を計る為と、シャローとディープのブレイクラインにいるかも?と思い、上からブーツ120、スネコン130S、ショアラインシャイナー120F-SSR、お魚君5号(プロト)ノード150S、フライヤー175、ショアラインシャイナーバーティス140F、ブローウィン140S、
ブローウィン165F(プロト)と探っていくもノーバイト・・・

ただブローウィン140Sでボラの下を通せて、更にブレイクのエッジをかすめる事が出来るとわかりました。

そうこうしていると下げが完全に終わり、流れが完全に止まり、すぐに南東の風に押されるように上げ潮も効いて来ました。

すると今まで全体にいたボラが急に私の立っているシャローの上や、ブレイクラインに集まって来ました。


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増井「これ待ってたんです!!このタイミング口使うかもわかんないですよ!!」

アングラーさん「嘘やろ・・・?(笑)」

増井「本当ですって・・・(笑)もうひとつ何か重なれば太い奴出そうです!!」


下流方向を見ると、下流からこちらに向かって潮目がドンドン近づいて来ます!!


増井「いちかばちか、あの潮目がこのブレイクに当たるまで待ちます!!」

増井「合わさってくれたら太いの一撃で狙います。」



・・・

・・・

・・・

重なりました!!


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潮目の形は少し違いますが大体こんな感じで潮目がブレイクに当たりました!!

ドキドキです!!


増井「一撃で決めます!!」

アングラーさん「はいはい・・・(笑)」



ルアーはブローウィン140S

カラーはボトムに馴染むようにベイトはボラですがアユをセレクトしました。

1投目・・・

Ⓐに立って、ⓐにブローウィン140Sを落とし、ルアーがボラに埋もれずしっかり波動を出す為に、リールのハンドルをグリグリ巻いて、①に通りかかった時・・・







「ガンッ!!」






増井「喰いましたよ!!」

アングラーさん「嘘やろ!!?」




「グングングングン!!」


デカい奴独特の幅の広い、水中でのヘッドシェイク!!


増井「デカいです!!」


ヘッドシェイクが終わったら、次は一気に走ります!!



「ギイィィィィィィィィィィィィ!!」


止まりません!!


次は水面を飛び出してのエラ洗い!!



「ガシャガシャガシャ!!」


頭しか出てない!!



アングラーさん「めちゃくちゃデカくないか?」

増井「90あるかも知れないです!!」

何度も走られながらも、やっとウェーディングネットに入る距離まで近づいて来ます・・・


増井「デカいです!!いやっ!!太いです!!」




「ギイィィィィィィィィィィ!!」


こっちの気持ちを察したように、また反転して走ります!!

かなり慎重にやり取りしたので3分くらいは掛かったでしょうか・・・


最後の突っ込みを何とかかわして・・・



獲った!!




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いい顔つきです!!





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太いです!!


写真で伝わりますかね・・・

体高も凄かったですが、コイツは筋肉も凄く幅がめちゃくちゃ広かったです!!


アングラーさん「本当に凄いな!!デカいな!!太いな!!本当に言った通りに釣るし!!(笑)」

増井「ありがとうございます!!ウェイトでは自己記録だと思うので計ってみます!!」

増井「7kg弱あります!!」

アングラーさん「マジで!!?」

増井「もう1回計ってみます!!やっぱり7kg弱ありま・・・」




「バキッ!!!」



・・・

・・・

・・・


私のリーズナブルなフィッシュグリップのネジの部分が壊れました・・・(笑)


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私のフィッシュグリップは正確ではないので正式ではありませんが、今までの記録は長さは94.8cmの5.6kgとウェイトは89cmの5.9kgだったのでおそらく自己記録更新です!!


サイズは自己記録には届きませんでしたが、今まで釣ったシーバスの中で一番引きました!!

久しぶりにドキドキしたファイトでした!!

久しぶりに魚を釣って興奮しました!! 




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ブローウィン!140S アユ





さあ!!

ここからです!!



こんなことがあるのか。

ありえないでしょ・・・

80アップを選んで釣る方法 実釣編

上の3回のブログ

そして今回と過去に4回、人の前で宣言して80アップを釣っています。


これには共通点があります。

本当にある程度、狙って釣れるのです。

いえ!!狙わないとなかなか釣れないのです。

伊勢湾奥で釣りをされてみえる方は皆さん感じてみえるでしょうが、70アップですらなかなか難しいエリアです。

実際私も70アップを釣るのに5年、80アップを釣るのに6年も掛かりました。

しかも、その当時は今よりネットでの情報は出ていませんでしたし、このエリアで情報を発信している人は、ほとんどいませんでしたので、自分がやっていることが正しいのか、間違っているのかも、わかりませんでした。

しかし70アップを何本か釣った時に、ルアーサイズを下げない、沖ではなく岸際を狙う、ピンを釣る、流さずに巻いてルアーからの波動をしっかり出してデカいベイトを演出するという事を意識する事によって今まで全然釣れなかった70アップがコンスタントに釣れるようになりました。

詳しくは下のブログに書かせて頂いています。


http://www.fimosw.com/u/noedge?blog_tag_id=cw4epcrdffs2

書かせて頂いたのは約2年半前ですが、今もやっていることは一緒ですので参考にして頂けると嬉しいです。

フィッシングショーでも「この方法を試したら今まで釣れなかった70アップが釣れました!!」という嬉しいお言葉を沢山頂きますので、確かだと思います。


更に更にです!!

ここから進化し、80アップを選んで釣りやすい方法がわかってきました。

それを今回、書かせて頂きます。

それは前々回のブログの最後に書かせて頂いた

「超一級ポイントを撃っているから」です。


「超一級ポイント」とは・・・

地形変化プラス水の変化が重なった所です。

地形変化プラス水の変化が重なった「時」と言った方がいいのかも知れません。


少しづつ書かせて頂きます。


下の図は河川の下げで橋の明かりが活きているポイントです。


オレンジの四角はライトだと思って下さい。

クロスにキャストした場合、大きく考えると、下の様にルアーは帰って来ると思います。


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しかしラインをよく観察すると下の図の様になっているのを経験された事はありませんか?

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これは、川の下げの大まかな流れですが・・・

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細かく見ると、実はこうなっていると思います。

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川の流れは1つではなく色んな水の集合体であると考えています。

もっと言うと・・・

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流れも1方向ではないと考えています。

更に更に・・・

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前回のブログのYouTubeで「ブレイク目じゃなく流れの変化による潮目ですね。」と言っているシーンがあるのですが、そういう流れの変化による潮目は②のような所に出来ます。

そして①は・・・


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この図の様にⓐという水とⓑという水がぶつかり「水の壁」みたいな物を作り出していると考えています。この「水の壁」はリトリーブの感覚でも探す事が出来ます。


やっぱりシーバスが大好きです!!

ここで書かせて頂いている「もわっ」としたところです。


「水の壁」・・・

「壁」・・・

そうです!!

これもストラクチャーと同じと考えています。

「同じと考えています。」と偉そうに言っていますが、これは下のブログ


BLUE IGNITER 「青い着火装置」


こちらで上宮さんから頂いたアドバイスです。

自分の中で理解して、ある程度結果を出して証明してから・・・と思っていたら8か月も掛かってしまいました・・・



さあ最後です。

「超一級ポイント」についてです。

宣言して80アップを釣っているポイントは・・・




こんなことがあるのか。

ここでは干潮時に下見した者が知る赤い丸のピン。




ありえないでしょ・・・

ここでは葦、陸、シャロー、ディープが重なったポイント。




80アップを選んで釣る方法 実釣編

ここでは10cm位のイナッコが絡み、流れが効いているテトラ。



そして今回はボラが脅えて溜まるブレイクです。


その一級のポイントに上で書かせて頂いた「水の壁」が更に加わった一瞬だけ「一級ポイント」が「超一級ポイント」になると考えています。

ありとあらゆる条件が重なった一瞬だけ「超一級ポイント」が出来るのです。

その一瞬を狙ってキャストしているので、80アップを宣言して釣る事が出来ているのです。

ただポイントに着いて、一瞬を待ってずっとキャストしない訳ではなく、地形を把握したり、ベストなレンジのルアーを探したりしながら普通に釣りをしています。

ただ私と一緒に釣りをした事がある方は気付いているかも知れませんが、ずっとキョロキョロしています。

それは目に見える潮目の様な水の変化を探しているからです。

そしてその変化を見付け、ドンドン近づいて来て、自分が狙っているピンに重なると思えばキャストを止めます。

待った結果、残念ながら重ならない事もあります(笑)

でも狙わないとなかなか釣れません。


これが80アップを狙って釣る方法の全てです。


毎回このパターンではないですが、最初の80アップを釣るのに6年掛かった私が、今年現時点でハイシーズン前にも関わらず、すでに6本の80アップと出会えています。



他のエリアからすれば、たった6匹かよ・・・と思われるかも知れませんが、伊勢湾奥は本当にサイズは厳しいエリアです。

そんな厳しいエリアでも6本獲れているので、全国的にも通用すると思っています。

少しでも参考になれば嬉しいですし、また来年のフィッシングショーで皆様から

「あの方法試したら本当に80アップ釣れました!!」というお声を頂ければ更に嬉しいです。

また、何かわかり次第、全て書かせて頂きたいと思います。

長いブログを最後までご覧頂きありがとうございました。




 

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