そんなこんなで、無事に「筆おろし」（笑）と「入魂」ができたレッドラインプレミアム87L。

使い込まないと見えてこない性能もあるんでしょうけど、まずはファーストインプレッションを書こうと思います。

何事も第一印象って大切ですからねぇ

それでは、行ってみよう！


①キャスティング性能

これは、素晴らしいですね。

軽量ルアーもストレスなく飛ばせるし、飛距離も出ます。


変なねじれもなく、ロッドの曲がりもスムーズで、思ったところに投げやすいし、ライナーでも通常のキャストでも問題なし。

私の特技である、違うところを見ながら目標に投げる！？という、まるでロナウジーニョのノールックパスみたいな「ノールックキャスト（笑）」をしても視線を戻すとだいたいその位置に飛んでいました。

まあ、違うところっていうのはフィールドを見渡して、モジッたりライズした場所を探しているんだけどね

話は戻りますけど、違和感があったのがキャスト時のグリップ部分のしなり。

私は右投げなので、左手は投げる時にグリップのバット部分に添えます。

右手の押しとともに左手を手前にグッと引き込んで投げるんす。

で、このロッドだとグニャっと左手にしなりを感じるのですよ。

セパレートグリップの宿命かもしれませんけど、それは慣れるしかないのでしょうね。


あと、20g超のルアーもへたらずに気持ちよく投げれました。

1ozくらいのバイブとかは投げなかったけど、意外にキャスト出来るルアーの範囲も広いのではないでしょうか。


あと一回だけでしたが、例の「ブヒュイーン」という音がして、近くにボトンとルアーが落ちました。

一体なんなんでしょうね。頼むよ、Kガイド（笑）


トップガイドの口径が小さくて、リーダーの結び目が当たる感覚があったので、嫌な予感はしてたんですけど。

こうなったら、トップガイドだけもう少し口径の大きいものに代えてやろうかなぁなんて思ったり。




②アクション性能

これも秀逸。

軽量だし、ティップも適度にハリがあるので思ったように動かしやすいし、グリップエンドが腕や袖にあたりにくいので、トィッチやジャークなどもやりやすかったですね。

もっともクロステージと比較したら、グリップ長は余り変わらなかったんすよ。

ということは、ロッドが軽量なために「いつもより腕を伸ばしてアクションつけられたため」というのが真相かもしれません。

もっともリールが重めの98ステラですから、今の300g前後のリールだとタックルの総重量がもっと軽くなるし、より先重心になるでしょうから、ティップを下げた状態でのアクションは更にやりやすくなるかもしれません。



③感度

うーん、これは微妙な感じでした。

店の天井で試した時は良好でしたが、フィールドではイマイチ、ブルブル感が伝わりにくかった。

アタリもクロステージと比べても、抜群に分かりやすいという感じはしなかったし。

まあ、同じ日に試したワケじゃないので魚の状態も違うでしょうし、ショックリーダーを変更したことも影響しているでしょうから、ひとえにはクロステージと比較は出来ないと思っていますけど。

シンペン使用時には、ロッドが軽量になったことやティップが柔らかくなったことから、引いている（というか、ロッドが引っ張られている）抵抗が多めに感じられたので、前よりは集中力が続くと思いますね。



④フッキング性能

ハリがあるとは言え、そこはLアクションですからハジクような感じはしませんでしたね。

クロステージでハジク感じが多く、それよりワンランク下の柔らかさが欲しかったので、正解だったと思います。

ただ、Gクラフトのオートマティップから比べると、1.5ランクぐらい硬い分だけノリは悪いはずです。

バチ抜け時やもっと低活性の時に答えが見えてくると思いますので、今後の課題でしょう。


⑤いなし性能

いなしというか、Lアクションのティップとベリーが負けちゃってるというか（笑）

リフト性能も影響するでしょうけど、もう少し粘りがあって、魚の突然の動きにあわせてスッと入る感じの方が好みかなぁ。


⑥リフト性能

魚が元気だったとはいえ、50cmちょいのフッコや中くらいのボラに、流れが余りない中で、もてあそばれましたからねぇ。

Gクラフトは流れにのられた60アップのスズキでも、弱らせつつ楽々主導権を握れたことを思うと、アイリス87Lで大型シーバスを取るのは結構大変かもしれません。

Lアクションなんだからしょうがないじゃん!　と言われてしまえば、それまでだけど（笑）


とわいえ、フッコクラスと遊ぶにはもってこいなので、そういう風に割り切って遊ぶには楽しいでしょう。

フィールドA・Dや秋口のB・Cで大物を狙うには、ML以上のパワーが欲しいところですが、レッドラインプレミアムシリーズで大丈夫か？とちょっと心配になってしまった・・・



なんやかんやと書いてみたものの、非常に好印象なファーストインプレッションでした


私がバス・トラウト用にいまだ持っている、大昔のシマノのスコーピオンのパックロッドに感じが似てたりして（笑）

シマノのX状のラッピング製法と同じく、レッドラインもX状のカーボン巻きが施されていますから、似ているのかなぁなんて思ったり。


最後にカラーですけど、基本的に私は「黒＆赤」って、私の身の回りのものはほとんど持ってないんすよ。

でも、趣味は別。

ゴルフなんぞの時には、赤色はどっかに入れてるし（笑）


98ステラは「ブルーシルバー＆メタリックブラック」なので、ロッドとの見た目がイマイチあわないんだよなぁ。


「黒＆赤」が基調になっているレッドラインにあいそうなリールというと、やっぱ「アレ」しかないですかねぇ（笑）