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▼ 鮗の話とちょっとだけ鱸の話を
- ジャンル:釣行記
先日熊本シーバスパーティの終わった夜にひっそりと行われた一人シーバスパーティin広島も大盛況のまま幕を閉じて、なんとか2本魚を釣り上げる事ができた訳ですが。


この時はまだサッパがメインベイトであって、少し前なら中々ランカーは出にくいし、食いも浅かったのですが、ちょうどこの頃くらいから雨が降って水温が下がったりしてコノシロを意識するシーバスも増えてきてしっかりルアーを咥えてくれるようになって、サイズも出やすくなり、そこそこうまくハマったかなという釣行でした。


ヒットルアーはともにジョイクロ178F
今年は否応にも無く河川にはコノシロが多くて、8月頃にはすでに河川を回遊する姿が見られました。僕がシーバスフィッシングにがっつりのめり込んだ4年前はまだギリ、コノシロが市内河川に多く入る年で、多少はコノシロ付きを堪能できたんですが、それから去年までの3年間は夏の大雨などの影響もあってか河川に入ってくるコノシロの群れがほぼ皆無で中々広島の元々のコノシロパターンの大爆発のポテンシャルを感じられませんでした。
今年はそんな3年間を払拭するような4年ぶりのコノシロ祭りになりつつある市内河川です。
この日は長潮、釣りに出た時点で干潮潮止まりまで3時間程度。一つ目のポイントは魚からの反応はあるものの、キャッチする事はできず…
干潮までの時間的に次のポイントが最後になるので、なるべく干潮近くても川の流れの残っている河川からある橋をチョイス。コノシロはいる事はわかっていたので、干潮潮止まり前にあるであろう時合いがある事を祈って…
ポイントに入ると川の流れはまだ少し残っていたのでなんとかなりそう。コノシロも橋と平行に右往左往して両護岸付近に差し掛かると群れが順番に方向転換するのでその度に護岸の水面がモワモワしています。
狙っていくのは橋脚の際に付いているであろうシーバス。
ジョイクロ178Fをセットしてキャスト。
着水したら橋脚にラインが接触しない様に注意しながらなるべく脚のそばをかすらせるようにラインをコントロールしていきます。
橋の遠いところから徐々に近づいて立ち位置を少しずつ変えながらキャストしていきます。
反応が無いまま橋の真下付近まできてしまい、ルアーを上流にアップでキャストしてルアーを流れに乗せて、ラインはスラックを回収する程度でジョイクロがどんぶらこっこと流れてきます。
橋脚をかすって橋の影に入った瞬間だったでしょうか。
ズンッと鈍くルアーの止まるような感触があったので、反射的に軽くアワセをいれるとヒット。
ゴポゴポゴポとデカいやつ特有の顔だけ出して首を振るようなエラ洗いの音が橋の下の暗闇で響きます。
橋脚のこっち側なので脚に巻かれる心配はありませんが手前はカケアガリで浅くなっているので少し潜られると何かしらにラインが接触する可能性があるので危険。
なるべく魚を浮かせるように意識して巻いてくると水面にギラっと見えた魚体はランカーは超えていそう。
なるべく魚を興奮させないようにランディングネットに誘導して、ネットイン〜。
はい、デカい〜。

今年はほんまに18シャウラ2833を導入しといて良かった。


潮止まり前にまたジョイクロがいい仕事をしてくれました。
はい、コノシロさん。

この後は流石に流れが止まって竿納。
今の市内河川はベイトはコノシロとサッパ。イナッコとイワシがメインになっているかと思います。
これだけベイトがいるとそれぞれを意識して好んで捕食しているシーバスもいるし、結果そのベイトごとに微妙に釣り方が変わってくるのも面白いところです。
僕はこの中でもせっかくこの時期やるならやっぱりコノシロに付いているであろうデカいやつを狙いたいので、なるべくコノシロに標準を合わせるようにしています。
シーバスを釣る前にまずはシーバスの気持ちになってコノシロの習性を、考えてみます。
一口にコノシロといっても何パターンかの群れがいてそれぞれが違う習性をもっていると考えられます。すなわちそれぞれの群れによって付いているシーバスの釣り方も微妙に変わってくるのです。
ではざっくばらんに3パターン。
1パターン目は夏ごろから川に入っている川コノシロ。
山コノシロと呼ぶ方が一般的でしょうか。
今のサイズは20㎝前後で、ハイシーズン序盤は基本的に中流域から上流域を好む傾向にあって、一定の川、一定の橋、一定の深場に依存してあまり大きくは回遊しない群れです。
現状で例えるなれば、橋とその下流、さらにその下流の大体3本くらいの間をエサのプランクトンを捕食しながらずっと行ったり来たり。潮の大きく動く大潮から、潮のあまり動かない、長潮、若潮などでまわってくるタイミングが違ったり魚の数が変わります。深場に溜まって全く動かない潮もあったりして、習性はある程度決まっているように思います。
この群れに付いているシーバスはあまり回遊するタイプでは無く、釣れた魚体をみると黒っぽかったり、痩せていて筋肉もあまりついてないような感じがするので、基本的には居着き傾向のあるシーバスが多いように思います。シーバスもそこで待っていればコノシロが回ってくるのがわかっているので、わざわざ群れをガツガツ追い回す必要が無く、川コノシロの回遊しているコースに常にいれさえすれば食事にありつける事がわかっているからだと思います。
サイズのアベレージは比較的大きいやつが出やすくて70㎝から運が良ければ今回の釣行みたいな90㎝ある無しくらいの魚に出会える可能性が高くなるかと思います。
あと夏の大雨の後で時期にしてはいいサイズが釣れちゃうタイミングがあるのも皆さんご存知だと思いますが、それは他のベイトを捕食しやすくなるのと共にこの、水温低下と濁りが入ることによりコノシロを捕食するスイッチが入って特に高効率を好む大型シーバス達が捕食をしだす影響だと僕は思っています。
冬の水温低下とともに川から海に出ますが、2月頃まで河口付近に残るので一年の半分以上を川で過ごすことになります、まさに川コノシロです。
2パターン目は普通のコノシロ笑 ここでは海コノシロと呼びます。
だいたい10月末頃までは海にいて、そこではブリとかサワラに喰われています。
11月くらいから徐々に川を意識しだして、海と川を行ったり来たり、川に入っても行ったり来たり、回遊型のコノシロだと考えます。
大きさは川コノシロよりも一回り大きくて25㎝前後。比べてみると一回りくらい大きさが違います。河口付近はハンパない大群になる事もありますが、川の上流域まで遡上してくる群れは小分けで、川コノシロよりは少数精鋭。
そしてこの海コノシロ達が海から入るとそれを追ってどんどん海から入ってくるのがこれまた同じ回遊型のシーバス達。このシーバスは海から川を遡上してまでコノシロをしつこく追いかけてくるくらいなので、食い気がすごくてヤル気のある魚が多いのが特徴です。
魚体もギラギラ銀ピカで筋肉質なシーバスが多くて、釣ると腹がパンパンになっている事が多く、よく引きます。サイズのアベレージは機動力があって元気のある60㎝から80㎝前後の魚が多いように感じます。
ただ問題はこの川を回遊するタイプの海コノシロ達の動きは中々予測不可能で、突如としてゲリラ的に現れる事が多く、比較的好む傾向のある橋や地形もありますが、そんな橋でも前日明暗でコノシロボイルが沸騰してボコボコ釣れて、コノシロ祭りだったとしても次の日の同じタイミングで入ってもまったく群れは通らず、ノーバイトを喰らわされます。
ただ、もし当たれば瞬間的な爆発力は川コノシロパターンを凌駕します。
そして3パターン目ですが、これはシーバスの付いてない川コノシロです。
機能的には1パターン目の川コノシロと同じなのですが、川が違ったり、上流中流下流域で違ったり水温、濁り、気圧、潮まわりによってシーバスの捕食スイッチが全く入ってない場合があってそのシーバス達は今だとイナッコだったり干潮前に落ちてくるサッパなんかを捕食していて、コノシロの群れが目の前にいても見向きもしません。
橋の上から川を覗いてそこにコノシロの群れがいても、まったくルアーに反応してくれないって事がしばしばありますが、それはシーバス達のコノシロ捕食スイッチが入ってない影響かと思います。
ではまったく捕食スイッチが入らないかといったらそういうわけではなくて、ある潮のあるタイミング、この潮位でここにルアーを送り込めば食ってくるとか玄人向けな攻め方をすると取れたりするシーバスもいるし、そんなやつは大体サイズがいい事が多いです。
とまぁ、つらつら長々と書きましたがちなみにここまで書いた内容は全て僕の経験からくる妄想です。
全くもって見当違いな事を言ってると思われる方もいらっしゃるかもしれません。
だけども水の中の事なんてわからないし、ましてや魚の頭の中なんて誰にもわかるはずがありません。コノシロ付きだと思って腹開けてみたらイカ食ってたりとか実際はそんなもんですからね。
でも釣りってそんなもんだと思うんですよね、釣りに行って川の状況をみて魚を釣って。ベイトはどうだったとかルアーは何だったとかどの潮位で釣れたとか、朧げな経験が積み重なって。魚はどんな事を考えているのかとか水中でルアーがどんな風に見えているのかとかを妄想しながら。そんなことを考えているとある時その経験と妄想が点と点で繋がるようになってきて釣れたではなく狙って釣った一本に変わっていくんじゃないかと思います。
だから釣りがうまい人も下手な人も一概に正解なんて分からないですし、上から目線でこれがダメとか違うとかおかしいとか否定できるものでは無いんですよね。
水中にルアーが浸かってさえいれば0.1%でも魚が釣れちゃう可能性がありますし。
それで釣れたらそれがその人の血となり肉となっていくんですからね。
藪を漕いで、泥まみれになって、塩水を飲みながら好きなルアーを朝まで投げ倒して楽しみましょう。ハイシーズンだもの。
ロッド SHIMANO 18WORLD SHAULA 2833rs-2
リール 17TWIN POWER XD C5000XG
ライン 山豊テグス FAMELL PE SHORE JIG8 1.5号200m
リーダー 山豊テグス 耐摩耗ショックリーダー 30LB
スナップ BOMBA DA AGUA NO.2
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ジョイクロのフックはfimoフックがベストマッチ。
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- 2019年11月30日
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