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▼ 裂波奮闘記
- ジャンル:ニュース
あけましておめでとうございます。
年末年始から全国的に強力な寒波の影響で広島市内でも2.3年ぶりかな?頻繁に積雪している朝を迎えております。
今回はImaのsasuke裂波120について書いていこうかと思います。
また裂波かよと思われるかもしれませんが(笑)ルアーのバリエーションが少なくて申し訳ありません。2020年度のハイシーズンはオンライントーナメントの影響で裂波とトーナメントが終わってからはオグルとジョイクロしかほぼ投げていないので、特に今シーズンは他のルアーを試す機会がありませんでした。
ただ僕的にはこれくらいの機会がなければ欲深きハイシーズンにこんなに一つのミノーを投げ倒すと言う事は無かったかと思いますので結果的に良い機会をいただけたかなと思っております。(昨年くらいから一度原点回帰してミノーの勉強をしないといけないなと思ってはいたのですが…)
でわでわ裂波の話。
今回のトーナメントの参加が抽選で決まった時にsasukeシリーズの縛りだという事で実質僕はsasuke裂波120縛りだなと覚悟しました。
他のシリーズももちろん釣れるルアーなのでしょうが、裂波に関して言うと少し思い入れのあるルアーでもありましたし。
というのも僕が広島市内河川でシーバスフィッシングを始めて元年。
まず初めは誰しもが釣り具屋さんでシーバスの情報を集めるじゃないですか?
そうした時に各所でオススメとして言われたのがこのsasuke裂波120でした。(当時は広島では何故かチャートが1番釣れるとか聞いて今でも裂波のチャートはお守りの様に年中ルアーBOXに入っております笑)
ついこの間シーバス始めたど素人からしたら2,000円を超えるルアーなんて高けぇよとか思いながら勧められて渋々買ったのを覚えています。(ルアー買ったらちょっとでもシーバスのポイント情報を教えてもらえるような気がして頑張って買っていました)
それからSNSで広島の過去〜現在(当時)のシーバスの投稿や釣行を見ているとやはりルアーは裂波での釣果が多い様。
嶋田さんが出演されてるDVD『ゴーハンティング』とかルアマガソルトに付録で付いてきてたDVDで松尾さんが裂波で釣られているのを何度も見返しては、ボコボコ釣って凄いなぁ〜と思いながら僕もいつかはこんな風に釣れるようになりたいと思っておりました。
そんな釣果情報を集めながら裂波を投げ続けていると少しずつですがシーバスからのコンタクトが増えていきその経験が更に積み重なってある条件が重なると(パターン)裂波でコンスタントに釣れるようになっていきました。
(遡ってみると初々しい写真が残ってました笑)
で、ですね、今だからこそ振り返ってみて、なんで裂波が釣れやすかったのかというと、まず1番は何てったって飛距離なんですよね。
広島市内河川は川幅が広いポイントも多いので、飛距離は釣果にかなり影響してきます。
他者より魚のいる所にルアーを流せるだけでアドバンテージです。
とにかくど素人でも良く飛んでました。当時から飛距離優先主義者でしたが、今とあんまり変わらないぐらいぶん投げてたんじゃないかと思います。
飛行姿勢が良い。
キャストが下手くそでも横風が少々吹こうとも空中でのブレが少なく飛んでくれてるなと今回久しぶりに投げて改めて感じました。
竿との相性もあるだろうけど、シマノのAR-C搭載ミノーには流石に勝てませんが、それ以外の移動重心搭載のミノーの中では僕には1番相性がいいのか、1番飛んでくれるミノーです。
2つ目は…。
『レンジ設定』ですね。
裂波の何が最も広島市内河川と相性が良いかといったらこの裂波120の70㎝~90㎝潜行するレンジ設定です。
僕が釣りをしていて意識しているのはルアーのアクションとかサイズ感も確かにあるんですけど、何よりレンジが合ってるかどうかが1番です。
極端な話、いくらマッチザベイトなルアーを投げてても全然食わないとかはレンジが合ってないから食ってこないって事がよくあると思います。
魚は沢山いるのに、です。
それでワンチャン釣れてもそんな時食ってくるのは活性が高い小型のシーバスだったり、サイズが出てもそれは地合いだったり相当状況の良い時です。
渋い状況。
ルアーをしっかり見せて食わせようと思ったらやっぱりシーバスの口元まで持っていってやる、ベイトを追い込んでいるレンジを見つけるっていうのが、数を沢山釣る、サイズをアップさせるという所に繋がってくるハズです。
裂波の70㎝~90㎝潜行っていうのがすんごく広島市内河川のフィールドに丁度良いんだと思います。(同じような条件のポイントなら他県でもきっと良く釣れてると思います)
僕の入るポイントはヘソの高さくらいまでウェーディングしてルアーをキャストした先の水深が大体1mから深くて2mくらいのポイントが多いのですが。
大きい魚とか渋い魚ほどボトムに近いところにステイしているので、そんなポイントで裂波を投げると丁度そんな魚たちの鼻先を通ってルアーが返ってくるので、ヒットしやすくなるのです。
裂波を引いてくる時の反応の出やすいワンポイントとして、初めに竿先を下げて引いてみて、ボトムをノックし始めたら竿先を少し上げてルアーのレンジを竿先で調節してルアーがボトムスレスレを泳いでくるように操作します。ルアーが魚の目線と同じか少し下に見るくらいの感じで引いて来れた時にガツンと食ってくるようなイメージでコントロールするようにしています。
シーバスは水面かボトムか塩水楔、違う流れ同士のヨレ(流れの壁)にベイトを追い込んで捕食しやすくする傾向があると思うので、ここではボトムに追い込まれたベイトを演出するイメージですね。(カケアガリに沿わずように引いてくる時も同じ)ちなみに河川にて高活性時水面に出てくるシーバスは大体その時ボトム近くにいる魚よりはサイズが小さくなってしまう傾向が強いと思われます。
このレンジコントロールを意図してやらなくても裂波がオートマチックにやってくれるので誰が投げても手堅くシーバスを連れてきてくれる優秀なルアーになっているのだと思います。
逆にいえば僕が普段ミノーをあまり使わなくなった理由にもなってしまうのですが、もっといろんなレンジ、アクション、フォールで食わせたいなんていう、ある意味マニュアル的な食わせ方をやろうと思った時にフローティングミノーでは用途の限界がきてしまうので、操作性の高いルアーで任意のレンジ、アクション、フォールで食わせるなどを使い分ける事ができるのがシンキングペンシルだったというわけです。
慣れてしまうとシンキングペンシル。
特に人が入れ替わり立ち替わる市内河川においてミノーにスレたり渋くなってる状況になればなるほど、ミノーよりシンペンの方に軍配が上がる事が多くなるのです。
何にせよ、ウェーディングした際に裂波の潜行レンジ設定が絶妙だという事です。
そして最後は
『安定した優等生アクション』ですかね。
広島は秋~冬は特に、流れが早いポイントが多いのでその激流の中でも動きが破綻しにくい。水面から飛び出さない。
それでいて僕は実は一年間の95%はそんな激流ポイントではなくどちらかというと流れがほぼ無かったりタルいポイント(正確にいうと同じポイントでも流れの早いタイミングはあまりやらない笑)での釣行がほとんどなのですが、緩い流れの中でもローリングヌルヌル系のアクションでしっかり魅力してくれますね。(ただこの条件だとやはりシンペンの方が尚釣れますが…)
そして今回はそれでもルアー縛りの宿命として攻められないレンジ、もう少し浅いレンジを引いてこれるようにリップを削らせていただいたのですが、これもすんなりと上手くいき魚を連れてきてくれました。
基本的にはルアーのチューニングは板重りを貼るのみなのですが今回は致し方ありません。
僕はお好み焼き屋さんに行った時にテーブルに置いてあるソースとかマヨネーズは使いません。
それはお好み焼き屋のおっちゃんもお客に出す時、自分の納得した最高のバランスのソースの量をかけてそのお好み焼きを提供してくれてるハズなので、出来ればその状態で食べて欲しいと思っているだろうし、僕はそんな作り手の気持ちを尊重したいという『やねこい人間』なのだと思います。
なんだかよく分からなくなりましたが…笑
リップ削ったらその味付けで作った人に申し訳ないと思ってしまうという訳です。
即ち、僕が適当に削ったルアーでも魚を連れてきてくれたので、少々バランスが変わっても魚を呼ぶ能力を残した優等生ミノーだという事です。
と、長々と書きましたが同じような潜行レンジ、アクションのミノーって他のメーカーも出していると思いますので(大体定番のミノー)レンジがあってればどれも同じような使い方でオケでしょう。
お好きなメーカーのルアーを使っていただけばいいかなと思います。
ちなみにちなみにファイナルステージでは結局裂波でランカーを出す事が出来ませんでした…
やっぱりミノーは難しい。
あぁ厳しかった…。
ロッド Gcraft Monster Stream Limited 912TR
Gcraft Midnight Jetty Limited 952-TR
リール DAIWA 19CERTATE LT4000-CXH
ライン VARIVAS AVANI CastingPE MAX POWER X8 150m 2号
リーダー SUNLINE トルネード松田スペシャル ブラックストリーム 10号
スナップ BOMBA DA AGUA NO.2
https://www.instagram.com/ukazuhisa/
最新情報はInstagramから覗いてみて下さい。
最速釣果情報はストーリーズにて。
- 2021年1月22日
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