鹿児島遠征 薩摩編

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疲労が蓄積していたせいか、

はたまた年のせいか、

記憶が断片的ではあるが、

一応、ワタクシが今回行った鹿児島遠征薩摩編をここに記す。

一部に記憶と事実が異なる描写もあるかもしれないが、

その際は記述の不手際をご指摘いただきたい。




15日の仕事が終わり、一路鹿児島へ。

4時を回った頃にsinakai氏、ロッキー氏、

そしてチョコ氏と合流し戦場へ。



人気のない、舗装もされてない道を走った所で車を止め、

(とっても)深い森を歩き、険しい崖を(かなり)下り、

(延々と)地磯を歩いてたどり着いた岬の先端。



ココが本日の対ヒラマサ戦線、主戦場である。

スリットが点在して根が荒く、その上とても潮通しの良い場所で、

見るからにヒラマサが好みそうな場所である。

良い場所に案内していただた事に感謝感激。

岬に立った時、ワタクシだけ肩でゼェゼェ息をして全身汗ダクだったのは、

本日のココダケのシークレットトークその1である。



準備を終わらせ4名で竿を振り始めるが、

魚からのコンタクトは得られず。

単発でボイルは有るが、ルアーには反応しなかった。

そしてワタクシはふとボトムに魚の気配を感じ、

そこへバルバロッサを沈めた。

狙い通りサクっとそいつを釣り上げた。



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南国の照りつける日差しで小麦色に肌を焼いた

見事なアカヒラマサを捕獲。



ほんとの所はまったくトップに反応しなかったので、

いろんなレンジを探るつもりでバルバロッサ投げた所、

一投目で速攻根掛かりしやがって外そうとアタフタプルプルさせ、

強く引っ張っぱり、

ポーンと外れた拍子にコイツがリアクションバイトなどという

ごっつぁんゲットだった事は本日のココダケのシークレットトークその2である。




その後、誰にも何事も起こらず、

時刻が午後1時を回った頃だった。

ズシンズシンと岬にこだまする足音。

振り返るとヤツがいた。



自作ルアー「チョコボール向井」を駆使し、

ここ数日の間に数々のヒラマサを水揚げしている、

全身毛むくじゃらにして身の丈3mにもなろうかという大男、

自身が記すそのログが醸し出しているイメージそのままの姿、

薩摩の怪獣「ビッグサム氏」である。




手には自らが巨木で制作した剛竿と、

その剛竿にソルティガを捻じ込んだ荒業タックルを下げていた。



「ウゴウゴ、ゴガゴゴゴ、ンガンガンー!」
(初めまして、ビックサムと申します!)

「初めまして、A吉田と申します。本日はよろしくお願いいたします」

彼は皆とも挨拶を交わし、ワタクシの横に立った。

朝から皆でありとあらゆるルアーを投げ倒しているのだ。

彼が駆使する伝説のルアー「チョコボール向井」でも今日は厳しかろう。

ワタクシの横で2、3投しただろうか?

いきなりけたたましい彼の雄叫びが響き渡った。



「 ンガーーーーーッ!!!!」
(喰ったーーーーっ!!!!)




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この悪い夢でも見ているかのような出来事に一同のけ反った。

自慢の剛力でなんなく寄せて浮かせた魚はブリだが、

マルマルとしていて通常簡単に寄るような魚のサイズでは無かった。

90㎝を超えていそうな魚であった。

足元でのんびりギャフ待ちをしていた時、ハリが外れ泳ぎ去っていったが、

しっかり勝負は着いていたのでカウント1匹に計上して良いだろう。

しかし恐るべしチョコボール向井。

あれだけ皆がしのぎを削って尚、誰一人として結果が出なかったこの状況の中、

いともたやすく魚を掛けてみせた。



そこから折れかけていた心を奮い立たせ、

他の戦士4名もチェスト!し続けるも、現状を打破できる機会は巡ってこなかった。



毛むくじゃらの大男にして優しい心を持つビッグサム氏は、

余裕というより、我々に遠慮して「是非、良い魚を釣ってください」といった体で、

誰かが一休みしたらそこに立ち、何かしらチョコボール向井以外をチョコチョコと投
げてみる

といった釣りをしていた。

そして夕方近くになり、

「ンゴガゴガガガ プルコギウマウマ、フゴフゴブー!」 といって歩いていった。
(チョコボール向井の動作確認があるので、岬の根本の湾奥で投げてきます)



この場所が5人では狭いと感じ、場所を譲るつもりであんな事を言い、

釣れそうにない所で一人竿を振るつもりなのだろう。

なんとも気遣いのある人物である。と、思った矢先、

釣れそうにない場所からいきなり雄叫びを上げた。



「 ンガーーーーーッ!!!!」
(喰ったーーーーっ!!!!)






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思い切り抜き上げて磯に横たわったその魚は、パンパンの90㎝、オスのブリ。

手が付けられない神ルアー「チョコボール向井」、もう完全な独走である。



が、ここに1人だけ薩摩の怪獣に食い下がる漢がいた。

その名はロッキー。

丁寧に丁寧に操っていたフィードポッパーで見事、同サイズのブリをゲットした。

天晴である。





そしてワタクシにも出た!

ワタクシの放ったオシアペンシル140Fにドバババババババババババッ!!と、

執拗に襲い掛かる魚!!!

執拗に襲い掛かる、執拗に・・・・・



















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    察して。

















こうして遠征1日目の釣行は幕を閉じた。

帰りの崖登りでワタクシ一人が皆の足を大いに引っ張りまくったのは、

本日のココダケのシークレットトークその3である。

皆、ゴメンね!(苦笑






別れ際、心優しい毛むくじゃらの大男、薩摩の怪獣ビッグサム氏は、

せっかく自身が釣ったブリを惜し気もなくお土産としてワタクシに持たせてくれた。

さらに薩摩の重鎮 sinakai氏からも、ワタクシが捧げたボタヤマン土産のお返しに

すっげーモノをいただき、薩摩を後にした。



今回も本当に楽しい薩摩釣行でした。

sinakaiさん、ロッキーさん、チョコさん、ビックサムさん、

お付き合い誠にありがとうございました。

また是非よろしくお願いいたします!

それからブリ、うまかった~~~♪ 白子の煮物、あれやばいっすね♪

sinakai さんにいただいたあのすっげーモノは、

後の大隅編で披露させていただきます。

大隅編、乞うご期待(・∀・)







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