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厳しい?【VMCフック】








前回はパッケージをメインにしましたが、今回はフックについて書きたいと思います。



【コンセプト】
全てのモノがコンセプトを元に設計しているのでVMCは何に力を入れているか理解しておく必要があります。

添付されている資料には「高防錆」、「高強靭」、「高貫通力」と書いてありました。


【フックの方向性は】
形状には大きくストレートとネムリがあります。

ざっくり言えば「掛け重視」と「保持重視」かの違いがあります。
ガマフックで言うと
RB=「掛け重視」
SP=「保持重視」になります。

掛け重視
掛かりやすさ:○
貫通力:△ 
掛けた後のバラシ:△ 
曲がり強度:△


保持重視
掛かりやすさ:△
貫通力:○ 
掛けた後のバラシ:○ 
曲がり強度:○


個人的にはこのような強さですが、奥深く掛けてしまえば曲がり強度はさほど影響はないかなと思っています。


掛け重視と保持重視のどちらがキャッチ率が高いかは、その時のサイズ、種類、タックルバランス、シチュエーションで変化するものだと思います。



【保持性能】
今回のサンプルフックは僅かにネムリなので保持重視のようです。





曲がりに対して強いので高強度重視というのが分かります。

世界中で使用されているフックで海外の大型魚に対応するためには分厚い皮膚、強靭な刃、トルクフルなパワーに耐えなければ捕れないことを考えると、この形状がベストだと思います。



【バーブの長さ】
バーブの長さをみると長く設定しているようです。
(奥がガマ、手前がVMC)





魚のバラシにくさを向上させるために古い時代からある先人の知恵です。

バーブが高いほど貫通力は低下しますが、一度刺さってしまえば保持性能は高まります。

この長さは良いと思います。

ガマフックもバーブがありますが、細い分、耐久性が低く先端にサビが出来て潰れるのが早いのでVMCのほうが良さそうです。



【アイの向き】
少し気になる点がありました。
こちらはガマフックのアイです。






こちらはVMCのアイです。






若干曲がりがあるようです。


曲がりがあると片側のアイからシャンクに水の抵抗を受ける力が大きくなりフックセンターのバランスが崩れ無用なフックのバタつきが発生します。

浮力のある思いルアーは影響を受けにくいと思いますが、シビアな設定をしている事が多い軽量ルアーに対しては泳ぎに影響する可能性がありそうです。


アイを真っ直ぐにするか、均等にS字形状で溶接して欲しいです。




次回は最も重要な高防錆と高貫通力が関わる
「フックポイント」についてインプレします。







 

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