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週末土佐アタック

6月の週末。





今年もアカメへの挑戦がはじまった。
思えばアカメを狙い始めたのは4年前。

高2で失恋をきっかけに高知初アタック。
今ほどアカメ釣りが流行っておらず
アカメ釣り人に出会うことも少なかった。

その時は浦戸湾を歩きまわり、あるポイントでアカメと対峙するも想像以上の引きにやられる。敗北。

高3は受験で行けずにやきもきして夏を終える。


大学1年。受験戦争を乗り越えてアカメへ2回目のアタック。
前回の反省からPE3号、リーダー80LBに変えて浦戸湾を歩くも、でっかいアカメにブッチされて敗北に終わる。

そして今年は4年目。3回目のアタック。
今年こそは・・・


今回はいままでの釣行と大きく違う点がある。
それは同行者がいるということ。
今までが孤独な戦いであったため全く違う雰囲気での釣り。


アカメに恋焦がれていた4年間。
僕には多くの釣友ができた。


旅は道連れ
今回は2人の釣友が旅をともにしてくれる。



1人目は全国各地一緒に遠征をしてきたペスカトーレ中西くん。



3つ年上の釣友。多分近い歳の釣友で1番僕が影響を受けている人物。一言で言えば夜の外務大臣。





もう1人は、高知出身滋賀県在住の岡林くん。
琵琶湖でバス釣りをするために滋賀の就職先を探した人。
まさかアカメを狙いに自分の地元に遠征することになろうとは・・・



さて、こんな3人での高知遠征。

金曜の夜。大雨の京都で集合して高速へ乗り高知へ向かう。

道中はハイテンション。


サービスエリアでみんなそれぞれエロ本を買う。

実はこのエロ本がこのあとの展開を大きく左右することになるとは誰も気づいていなかった・・・


そんなこんなでダッシュボードにエロ本を並べて夜の高速を飛ばした岡林くん車は土曜に日付が変わる頃には高知へついていた。

京都を出るときは土砂降りであったが
高知はすでに大雨が去った後。

潮はいい感じに下げている。いきなりのチャンス

はやる気持ちを抑えて準備する我々。
リーダー結束OK。ルアーも結んだ。

準備は万全。


とある河川で僕らは散り両岸に分かれて入る。



流れを探りながらミノーを巻いてみる。



するといきなり対岸で




アカメや!



岡林君が叫んだ。






開始10分。早すぎでしょ!
初アカメおめでとうございます。

喜びを爆発させる岡林くん。
すげえカッコイイ魚。
僕もうれしかった。


聞いてみると先月に遠征に訪れた時に見つけていたブレイクで釣ったらしい。

やっぱり通って自分の感覚や経験で釣ることは大事だと思った。

高いタックルを揃えてグーグル検索でアカメを妄想するよりも

一度手持ちの道具でいいから現地に行ってみて実際にアカメを目で見たほうがいい。

実際どのくらいの数がいるのか
どういう場所にアカメはいるとか
どのくらい強いタックルがいるのか

1000回グーグル検索かけるよりも1回ポイントを見たほうが早い。


社会人の方は時間の兼ね合いもあるからそう毎月行くとかそんなわけにもいかないだろうけど
※とはいえ今回の同行者2人は社会人。仕事終わって高知直行。遠征終わったら当然仕事。かなりのタフである(笑)


学生は高いタックル買うお金があるならそのお金で現地へ2度3度と行くべき。
時間が1番の武器だから。

アカメなんか特に。
ポイントによって必要なロッドの長さや強さも違う。

「アカメ釣りたい」とはよく聞くけど
言ってないで今すぐ行ったら?とぶっちゃけ思う。

1回で釣れることもあるだろうけど
何回も通わないと釣れないこともあるかもしれない。

まずPCの中にアカメは泳いでない


お金ないなら死ぬほどバイトすればいい。
学校しっかり行きながらでも頑張れば月14万とか貯められるよ。

そんだけお金があれば毎月だって高知に行ける。

実際8時間×月20日バイトとか僕こなしてるしね。
もちろんそこまでしても大学単位は全部とってる。釣りも行けてる。

要は魚に対する情熱です。

いかんいかん話がズレた。


岡林くんの魚の後、いい状況が少し続いたものの
この魚以外最初のチャンスはものにできず。

移動。


昼は当然休まず
デーゲームである。


僕は深いレンジをバイブレーションを巻く

すると

ゴンッ!






こんなとこでメータ越え釣ってしまった・・・
バイブレーション丸呑み。

僕の体のサイズと比較するとサイズがわかると思います。

琵琶湖産と比べれば太さはないけどやっぱりデカいよ


そして



中西くんサクッとアカメを釣る。

中西くんは今まで結構な数のアカメを釣ってる(4年前にはじめての高知で2投で釣ったらしい。昨年は2日で7匹くらい釣ってた。ヤバイ!)。
この魚は何度釣っても嬉しいとのこと。






岡林くん。




こんなブサイクなやつを釣る。












ハゼにカチこんだ。




お昼はうどんを食べる。
やっぱり四国はうどん。

んまぁぁぁぁぁい


そうこうしていると日が暮れる。高知の釣りは時間が経つのが本当にはやい。そして昼も夜も釣れるので寝れない(笑)。


再びナイトアタックへ突入。



中西くんナイスシーバスを釣る。



と、この時
事件発生。


中西くんスパイクニーブーツで浅瀬を歩いていきその先にある陸のポイントに立ってたんだけど

潮が完全に上げて帰れなくなってしまった。

上げいっぱいで膝上まである水。
ニーブーツではぎりぎり帰れない水位。

中西くん孤島で孤立!
磯靴を履いた高田がおんぶで救助に向かう。
そして爆笑。

みなさん潮の満ち干きには注意しましょうね。


その後夜も更けていき深夜3時。


中西くんと岡林くんは睡眠をとる。


まだ釣れてない僕はもちろん寝ずに夜明けアタック。

1人の釣りでなぜかヒラセイゴを連発する僕。


今は釣れてくれなくていいよ・・・


と油断したそのときルアーを引ったくっていった


キューン!
糸が走る。


アカメや!


しかも過去2回の巨大とは違い
引き的には50cmくらいの余裕で獲れるサイズ


エラ洗いを交わして手前まで寄せてくる。

中西くんと岡林くんはいない。
自分でランディングしなければ!
岸に寄せてボガを打とうとした瞬間


ガババババ!
エラ洗い

赤い目と目が合った

口元を見ると、ほんとに
ほんとにスローにルアーが吹っ飛ばされている光景が。

全速力で帰っていくアカメ。

うわぁぁぁぁぁ!
またバラしたぁぁぁぁ!!



膝から崩れ落ちた。

まだ時合だとルアーを投げるとバイト

合わせた瞬間
ローリング的な引き。

一瞬でわかった


ズーナマ・・・


落胆して写真すらとらずにリリース。



潮的にも夜明けアタックはズーナマにて終了。


抜け殻になった僕を見て
中西くんと岡林くん爆笑。

夜明けアタックが終わったという事は日曜の朝。
はやくも最終日を向かえた。


焦る高田。


色んなポイントをランガン。
釣れない。


ダメな理由を考える。



何がダメなんだ・・・

この時ふと思い出した。


「そうだ、エロ本だ!」


冒頭のサービスエリアでのエロ本。

実は中西くんと岡林くんが買ったエロ本はなかなかよかったのに

高田が買った激安エロ本はハズレだったのである。

これだ!


すぐさまコンビニに駆け込み、みんなでエロ本を購入。


車に戻ってページをめくる。


・・・

なかなかよいではないか!


そしてこの結果がすぐに現れる。


昼過ぎのとある清流ポイント。
潮もいい感じである。


ルアーは信頼のビーフリーズのキンクロ。

サスペンドだがポイント的に水をかましやすくするためウエイトチューンしておいた。


ジャークで障害物を攻めていく。


すると


ガツン!

金属的バイト。

ギューーーーン!



アカメきたぁぁぁぁあ!



全員が叫ぶ。



確認すると後ろのフックしか刺さってない。

竿を倒してフロントフックも絡ませる。

ズバババーン!

エラ洗いを連発する。



お前絶対バラさんからな!

今までで1番慎重にファイトする。

パワー的には獲れるサイズである。


絶対逃がしてたまるか。


慎重に岸に寄せる。


ガババババ

何度もエラ洗いを見せるアカメ。
カッコイイんだけどそれに見とれてる余裕は今はない。

ジャンプをかわしついに岸際まで来た。

リアフックは外れて
後からかけたフック1本だけ刺さってる。


ツララグリップを握りしめるのは中西くん


大丈夫。この人は大事な魚は絶対獲ってくれる。

最初のビワナマだって最初のカラフトだってそうだった。


最後の抵抗を見せるアカメの口を中西くんのツララグリップがアカメの口を掴んだ。




うぉぁぁぁぁぁ!
釣れぁぁぁあ!
アカメぇぇぇぇ!








叫ぶ僕。



うぉぁぁぁぁ!

中西くんとハイタッチ。

この人は僕の4年間を全て見てきてくれてる。


自分の魚以上に叫んでくれてる。


岡林くんも駆け寄ってきてくれた。

ハイタッチ。


やっと・・・
やっと釣れたぁぁぁ!



発狂する3人。


人の魚を自分の魚以上に祝福してくれる友達。


4年間。
長かったのか短かったのか。

ひとつだけわかるのは4年間、最高の友達と色んな場所で色んな魚の想い出を重ねてきたということ。

この魚も絶対忘れられない魚になる。

正直アカメとしては小さい。でも十分だった。

この魚、めちゃくちゃカッコイイもん。








写真を撮る。
涙が出て、手が震える。




もうアカン。


釣れたアカメは絶対食べてやると思ってたけど。
なぜかここにきて逃がしてやりたくなった。


キャッチ&リリースがどうとか、僕は正直どうでもいい。

殺す時は殺す、食べる。


命の勝負をしてるんだから手に落ちた魚の命は行く先は釣った人間の自由とさえ思う。


でもそんな次元じゃなくて逃がしてやりたくなった。


お前がメーター超えたら絶対釣って殺して食べてやるからな。覚悟しろよ。

そんな情けをかけながら浦戸湾に帰してやった。

メーターのお前釣るまで何十年でも高知通ってやる(笑)



この魚の後僕は果てた。
放心状態の僕。

釣りを再開した中西くんと岡林くん

時合突入。



ズバババーン!
エラ洗いを見せるアカメ。

みとれる俺。

冷静にみるとファイトカッコよすぎるよ。




幼魚班がカッコイイ魚。


中西くんもヒット。
今度は僕がランディング。




カッコイイ。


ラッシュである。
僕も放心状態から復活しルアーを投げはじめた。


ガンガンバイトしてくるアカメ。
群れに当たってる。

全然ノラなくてやきもきするけどそれがまた楽しい!


ガツン!
ゴババババ!


中西くんのルアーをアカメが襲う。

なかなかデカイ。
80アップはある。

このサイズになると一気に引きが強くなる。

沖へはしってエラ洗い


ズバババーン!



ルアーが吹っ飛ばされる。



くそーーっ!!

叫ぶ中西くん。



なかなかアカメは手強いのである。
そうこうしているうちに時合終了


燃え尽きたぜ





このエロ本が無かったらマジで釣れてないだろう。
エロ本万歳!


この後、ジャコヤ氏と久々に再会しておしゃべり。
時間が来たので今回の土佐週末アタックは幕を閉じた。




本当に今回の土佐ではありがとうと思うところが多かった。

いつも温かく迎えてくださる地元ローカルの方々。
いつも同行してはしゃいでくれる釣友。
地元で遠征に行く僕のために特別に発注をかけてくれる地元アングラーズさん。
遠くからでも連絡くれたりで応援、祝福してくれる釣友。
ブログで交流していただいている皆さんだってそう。


挙げだしたらきりがないけど、僕は人に恵まれてると実感しました。



今が大好きだって躊躇などしないでいえる。
そんな風に暮らせてる。

ありがとう。






4年間かけた盛大な復讐(笑)





やっと一区切りつきました。次の高知はサイズアップだ(笑)

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