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ショアラインシャイナ-Z120F開発秘話~97F/140F/120LDS発売へ

  • ジャンル:日記/一般

 

フィッシングショーでも非常に、ご期待の言葉を数多く頂いた
ショアラインシャイナ-Z「97F/140F」。
いよいよ量産が上がってまいりました。
 


ちょうど一年前の2012年3月に発売し、その「一歩先行くキャスタビリティ」をご評価いただき、ご好評を頂いております
ショラインシャイナ-Z120F」


 実は、このZ120Fは本当ならば、2011年の10月に発売される予定だったんです。

 2011年の夏に、私とミッチー高橋テスター、そして旧フィッシャーマン(現新生キャスティング)の平林さんとでテストを繰り返してきた「Z120F」は一旦開発を完了し、さて量産にはいろうか?というところでした。

 しかし、当時、シーバスミノーは飛距離至上主義の真っ只中。

「飛ぶ」がなにより最優先みたいな。。。

もちろん、「ショアラインシャイナ-」といえば、シーバスルアーフィッシング草創期に「K-TEN」と共にシーバスミノーを確立、けん引してきた「ぶっ飛びルアー」としての誇りもあり、この時点において、「Z120Fプロト」でも、60m後半の飛距離は出てましたが、
 さて、生産数を決めようかと思ってた矢先、ポツンとメール受信。
 
 「早川さん どうせなら、発売を遅らせてでも、70m越えさせませんか?飛距離を追求したミノーは数多のメーカーから発売されるだろうし、その中であきらかに一歩抜きでた飛距離を追求しようよ。でも、アクションや、姿勢は犠牲にしちゃダメですからね」と。ミッチーから。

 ルアー開発担当=、単に「作りたいものを作って、できた時に売ればいい」ってわけじゃありません。
  当然企業・組織にいる限り、開発、売上予算もあり、、新製品の発売を遅らせることは、予算化されたその新製品の期の売り上げを当然落とすことにつながりますので、ただことではございません。
 もちろん過去の開発経験から、開発期間は機種別に余裕を見て設定はしてますが、なかなか全てがそううまくはいきません、、、。

 「あちゃーこりゃ開発会議で絞られるな、、、予算どうすんだ!って。やべえなあ」と頭をよぎったものの、「ナチュラルミノーシェイプの12cmフローティングミノーで70m越え」は実は、ずっとやってみたかった課題でもあったんです。
 
 「わかりました、半年遅らせ、2012ショー発表でいいものを作りましょう!」
とだけ、返信し、再度内部構造から作り直し、秋、冬と幾度とテストを繰り返し、、着手から約2年を経て今の「Z120F」が誕生したわけです。
 そのおかげで、ほぼ満足のいく商品が出来たと思いますが、、、。
どうでしょう???

http://all.daiwa21.com/fishing/item/lure/sea_le/sls-z120f/index.html
この動画の最後のガッツポーズにはそんな「思い」あったんです(笑)


 前置きが長くなりましたが、そんな難産だった「Z120F」の遺伝子を継ぐものとして「97F」「140F」は当然、9cmクラス、14cmクラスのナチュラルシェイプフローティングミノーとして、「1歩先を行く飛び」、
「ショアラインの名に恥じないアクション性能」、「使い易さ」をとことん追求し、「Z120F」の開発後期に着手した「Z120LDS」も合わせ、「Z120F」の開発で培ったノウハウもあり、ほぼ順調に開発をすすめることができました。
 
 さらに、今回の「97F」は、
サイズ的にも、リバーゲームでの出番が想定される、
そして「140F」は、
磯ヒラ、磯マルゲーム、荒れたサーフでの遠投用として多用されるであろうということから、「さらなる安定性」を備えさせられないか?というテーマを設けました。

 「飛行中にウエイトを戻すと飛距離やコントロール性能が犠牲になる」、「マグロックだと重心が上がるので、今回のZのコンセプトには合わない」、「タングステン球重心移動だと、ショアラインシャイナ-の血統にそぐわない」「固定ウエイトだと飛ばない」、、様々な検討の結果、実にシンプルな構造でウエイトをロックする「H.G.S ホールドグラビティシステム(PAT.P)」を開発。



 

HGS→の入った天井パーツと、形状記憶シャフトがしなることで、タングステンウエイトをサンドイッチし、リトリーブ、ドリフト、ポーズ中のルアーの前傾姿勢を保ち、常に「水つかみSTAND BY」状態を維持。
 緻密に計算された設計と、シャフト弾性、高精度タングステンウエイトとの総合バランスがなせる技。

 全国のショーで、店頭で是非ルアーを振ってみてください。
頭の方を持って振るだけで、ウエイトは遠心力でスコーンと外れます。

 実際はロッドにルアーを付けるとさらに、遠心力がますので、実に軽いキャストでもウエイトはロックをはずれて最後端で踏ん張り、着水までルアーを「その先へ」送り届けます。

 着水後は、速やかに水をつかみウエイトを前方に戻すように、ルアーバランスを調整。全長の長い140Fには120F同様「セントラルバランスドウエイト」をマウントし、シーソーの原理でフロントにウエイトを戻し易くすると同時に、低重心化を加速。
 「HGS」 と合わせ、より安定感のあるアクションの実現をサポートする設計。
 
 
 テスターや、販売店様受注時のサンプルをご使用頂いた方からは
「飛距離に感動した」「アクションの安定感がすごい」と既に、嬉しいお声を頂いております。

 「飛ぶ」だけじゃない、「気持ちいい」「爽快」「使いやすい」「釣れる」にもこだわった「Zシリーズ」新作 まもなく、お目見えいたします。



Z97F:97mm=14.3g 11色  ST-46#4装備
    潜行深度:約30cm~80cm
    飛距離:Ave62.5m Max65.5m
    メーカー希望本体¥1,850

Z140F:140mm=25.6g 11色  ST-46#4装備
     潜行深度:約30cm~120cm
     飛距離:Ave72m Max74.5m
     メーカー希望本体¥2,050

さらに同時発売の「Z120F」のスローシンキングチューンモデル
もよろしくお願いします。こちらは全国版6色以外に、北海道海アメ・海サクラ限定カラ-も同時発売。(問い合わせは弊社 札幌営業所まで)

120LDS:120mm=20g 6色  ST-46#5装備
      潜行深度:約50cm~140cm
      飛距離;Ave70.8m Max75m
      *赤目仕様

*飛距離は弊社テストデ-タ-です。



                                   GONZO








 



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