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最後の一匹

  • ジャンル:日記/一般
よく、釣りに行くと奇跡としか思えないような出来事に会うことがよくあります。長いことこの業種に関わっていると、いろいろそういう面白い出来事があって楽しいです。
そこで今回から私の出会った奇跡の魚たちとの出会いについて、少しづつお話していきたいとおもいます。
まず、第一回目は、石鯛釣りについて、お話したいとおもいます。
私は昔、磯釣りに関わっていました。
その当時は、明けても暮れても磯釣り人生で、ある時、会社の先輩と一緒に三宅島に行きました。
三宅島は、石鯛の宝庫と聞いましたが、悪い時は全くだめとの情報もあり大きな不安も抱きながら渡船に乗り込みました。
出航するとそこは離島の絶海。潮がぶつかりけっこう波気があります。
大きく揺られながら三本瀬のマカドという名礁に向かいます。
ところが行って見てびっくり、なんと磯にチャカ付けするとき、舳先は磯に突けないのです。しかも、石がつるっつる。滑るので非常に危険なのが一目瞭然です。
すなわちタイミングをみてジャンプするしかない!かなりの波があり波のピークで足場の悪い瀬に向けてジャンプする必要があります。
恐怖にまずは打ち勝つ必要があり、ここで躊躇すると大怪我したり、下手すると命を落とすことがあります。
まずは、先輩が
”俺が飛ぶから!”
と見本を見せてくれるようです。
〈先輩かっこいいっすっ!〉
密かに思います。
1、2、3ジャ~ンプ。グキっ!
先輩の動きが止まります。
”古谷・・・・・やばい、腰やった”
この期に及んで、先輩は乗った直後にぎっくり腰、再発です。
〈いきなりテンションダウン、どうすりゃいいんだ。〉
そこで、とりあえず、先輩には磯の安全なところまで移動してもらい道具を破損覚悟でバンバン投げ込みます。
餌も竿も道具も渾身のチカラで汗だくになりながら・・・・・。
ところでこの時思ったのですが、やはり弊社のロッドケースやバックは専用のものは強いです。どんなにひどい投げ方しても中身は、しっかり守られてました。
(磯の用品もかなりスグレモノですよ。)
荷物はなんとか、磯に乗せました。
次は小生の番です。
〈早く先輩のとこに行かなくては〉
焦る気持ちを抑えつつ、波のテンポをみてジャンプします。
”1、2、3!今だ!”
思ったほど、見た目より難しくなく磯に乗れました。ピークの一瞬は静止してるんですね。そのタイミングが重要なようです。
ほっとするまもなく、あたりを見回すと、先輩しかいません。
たしか10人くらい乗ったはずだけど・・・・・・・
他の釣り人は、我先によいポイントに走っていってしまったのは言うまでもありません。
とほほ・・・・・・
仕方なく、私は二人分の荷物を持ち、見るからに池のように潮の動いていないポイントへ・・・。
まあ、初っ端からトラブル続きなので仕方がありません。
かなり凹みながら準備をし始めました。
まずは池のように潮の動いていないポイントにコマセとなるウニ殻と石鯛だんごを投入します。石鯛のコマセにはこれが最高です。
投げ入れると真下に沈んで行きました・・・・ガクっ・・・・。
そう、この釣りでは、潮の善し悪しが釣果のほとんどを決定するといっても過言ではありません。
真下に沈むっていうことは潮が全く動いてません。
最悪と思わざる得ない状況でした。
それでも、なんとか、釣りをしようと準備をはじめました。
先輩も動けないながら、道具を座ったまま器用にセットしていきます。
すると、先輩は、ぼそっと一言
”おい、古谷、今日はすごいことになるかもしれないぞ”
最初、なんのことを言っているか全く理解できませんでした。
”こんな潮の動かない状態で、なにが?”
というのが率直な思いでした。
腰が痛い先輩は、痛い痛い言いながらもしっかり仕掛けを準備していきます。腰が痛いのに準備がめちゃくちゃ早く、あっという間に投入していました。
するとすぐに・・・・・
ゴンゴンゴン!
すぐに先輩の竿が大きくあたっています。
ギュギュぎゅん!!
ズッコーン!!!!!!

竿が舞い込みます。
これが石鯛のあたりかあ~。感動です。
磯の幻の魚と言われている石鯛がいとも簡単に上がりました。
よく見ると先ほどまで、池のようだった水面は沖に走っていた潮が我々の目の前に向かって走り、目の前で洗濯機のようにぐるぐる回っているではないですか!!!!!!!
潮が効いていない時にしっかり底にコマセがはいった上、そのあとは、洗濯機よろしくガンガン潮が効いたので水中はすごいことになってしまったようです。
こうなるとパチンコの連チャン状態。マリンちゃんがでまくってるのと同じ状態です。ワンキャスト、ワンフィッシュ。
それも大体2~3kgの良型ばかり・・・・・・・・。
結局二人あわせて四〇枚も釣ってしまいました。
こんな、こともあるんですね。
ただそのあと、石鯛はだいぶ行きましたが一枚しか釣ってません。
やはりあの時釣りすぎたのが祟ったのでしょう。
とにかく、何かアクシデントがあった時って、けっこうこういった良いことがあったりするんですよね。
辛さと幸せ合わせるといいバランスになっているのかもしれませんね。
そう思っていないと人生救われませんものね。
それでは、また次回をお楽しみに。
サクサス古谷でした。
 

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