最近はタコ師として各所に出没しております。
　金沢港のある小場所でセイゴ、フッコの数釣りを何年かぶりにやっていた。そしてある日、その近くで老人がタコを釣り上げるのを見た。
　なかなか大物で老人はタコを大人しくさせようとナイフを持ち大格闘していた。手に絡みつかれ振り払いナイフでグサグサ攻撃、また抵抗され押さえつけナイフでグサグサ。執拗にナイフでグサグサする動作がおもしろかった。
　セイゴの数釣りパターンもひと段落したようだったので「よし、おれもタコやる」と決意。タコは美味いからなぁと次の日にはタコ師となった。
　シーバスタックルにタコエギをつけて底でシェイク&ズル引き。老人が攻めていた場所を朝晩攻めたが超哀しい釣果なし。翌日は反対側からその場所を攻めて明るい時間帯に小型をゲット。さらにその翌日は夕方に比較的複雑な地形の場所で500g。その後、タコ専用ロッドが届いた日の夕方に良型ゲット。
　その流れで昨日までライトジギングやシーバスやる人を横目にタコ一筋。だがどうせ釣らないだろうと見ていたジギングの方が良型ヒラメを釣り上げた。
　見てしまったからには流石に今日は明るい時間帯から同じような雰囲気でルアーでスズキを狙いたいと思ってしまった。
　15時、シーバスタックルを持ち出し金沢港へ。家族連れの多い日曜日は駐車場が満車。しばらく駐車難民としてさまよい離れた場所だったが停めることが出来た。
　ポイントはからくり記念館前からのびる堤防。
竿を出す場所も限定される混み具合。メインとなる堤防の先端にたまたま人が居なかったので入らせてもらえました。
　このポイントではミノーを投げる人をほとんど見ないので前々から投げてみたかった。
やる気のある魚をジャークで誘う。家を出しなに釣り道具ケースから発掘してきた超お気に入りのアイマ、ナバロン125sを投げ力一杯連続ジャーク、２投目に当たったがフックがなまくらでフッキングせず。一年で一番暑い時期なら次の一投で別の魚のバイトがあるのだろうがこの時期、チャンスは一回のみだった。
　ロンジン、ファンキーダート55でさらに探ってみたがノーバイト、かなりの確率でバイトに持ちこませるこのルアーも不発に終わり季節の移り変わりを身に染みて感じた。
　大人しくタコエギ投げておけばよかったなとロッドをシャクリ過ぎて疲れた右手を疼かせながらトボトボと遠い駐車場まで歩きました。
　明日からまたタコ一筋でしばらく行けそうです。