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釣りの準備

  • ジャンル:日記/一般
 私の父親は岩魚釣りにはまっていたことがある。
若い時は鮎釣りをやりこんでおり、釣りの王様は鮎釣りなのだと力説していた。そんな父親が歳をとり、数年の間、岩魚釣りにはまっていた。

 冷凍庫には釣って持ち帰った岩魚がストックされ、よく骨酒などして楽しんでいた。あるときは山間に掘立て小屋を建て仙人のごとく生活している人物からもらった山の地図などを俺に見せてくれたりした。山で知り合ったそうだ。

 ある日、父親は岩魚釣りをやめた。
 熊に遭遇したと言う。生き物の気配がし獣の匂いが立ち込め至近距離で姿を見てしまったと。狂った様に草木をかき分け藪の中を走り、へとへとになりながらもう大丈夫か?と我に帰ると手には渓流竿のグリップ部分だけを握っていたらしい。。。

 私はある日、ネット通販で渓流魚を釣るためのタックルをさがしていた。
 そのときはルアー釣りもいいが餌釣りをしてみたいなと思い、一からタックルを揃えるべく色々な物を検索していた。針、糸、竿、川を濡れながら歩くだろうしウェーダーなんかも機動力のあるものが欲しい。
 検索すると色々出てくる。ブヨ避けグッズ、、熊避けグッズ。。

 父親が熊に出会った時の話を思い出した。
その時は釣具一式、熊避けスプレーをとりあえず一括注文した。

 数日後、熊避けのスプレーと細々としたものが届いた。自分としてはロッドを早めに送ってもらいたいなと思っていたが針や糸が先に届いた。

 基本的な仕掛けを作ってみた。早く行きたい気持ちが高まってくる。こうやって飲みながら色々思いを巡らせてチマチマやっている時はとても楽しい。

 熊避けのスプレーをパッケージから開け、これはどういう物なのだろうと見てみる。
霧吹きタイプのスプレーでラベルは英語で文字がいっぱい書かれていた。牙を剥いた熊のイラストに唐辛子を思わせる様なカラーリングのラベル。
 
 見た感じ、手にした感じ、、これは射程距離に若干の懸念があると言うふうにすぐに感じた。
 ラベルは英語、心許ない仕様、そして父親が岩魚釣りで熊に遭遇した時の話。
 これは大丈夫なのか?と不安に感じ、私はスプレーの使用方法や効果について調べることにした。ネットで検索すると、熊避けスプレーは辛味成分を含んだスプレーで、熊に対して威嚇や追い払う効果があると書かれていた。

しかし、その効果範囲や使用方法には注意が必要だとも記載されていた。スプレーの射程距離は限られており、風向きや距離を考慮しなければならないということだった。

また、熊に遭遇した場合の対処方法も調べた。遭遇時は穏やかに退散することが大切であり、熊に襲われないようにするためには遠くから声をかけたり、大きく手を振ったりすることが効果的だと書かれていた。

私はこれらの情報を踏まえながら、熊避けスプレーを携帯することに決めた。安全のためにも、熊の生息地での釣りには慎重に準備をし、周囲の環境や自身の安全を最優先にする必要があると感じた。

そのスプレーが案外頼もしく感じて来ていじくり回しているうちにプシュッとやってしまった。不運にも右目にかかってしまい七転八倒し24時間程、苦しむことになった。


それから、待ちに待ったロッドも届き、タックルの準備が整った。早速、父親のように岩魚釣りに挑戦してみようと思ったがやはり熊は怖いと思い渓流の方へは行っていない。

 
 
 

 

 

 

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