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▼ 【浸透セヨ】Fishman初の振り出しロッド Beams Xpan 遂に完成!【最奥ヘ】
数年前、シエラがデビューした年、
その3ピースの5.2ftの渓流ベイトロッドを持って、
沢山の沢を歩き、ヤマメやイワナと遊んで、
そりゃあもう、天下を捕った気分だw
それまで1ピースの旧ULで藪こぎ、高巻きしてたからさ。
3本に分割出来るシエラには、
ほんと助けられたねー。
んが!
普通に歩ける渓流から、さらに上流、
つまり源流域までシエラを持ち込んだ時、
あぁ、これはいかん!
と思ったんだわ。
5.2ftのロッドが長く感じる、
いや、実際問題長かった。
そしてそのレングスが、足を引っ張りはじめた。
源流とかを攻めに行くには、
当然だけどシャワクラスタイル、
つまりウェット装備だ。
それはつまり、ほぼ常に水に浸かりながら
キャストし、歩き、ファイトする。
その際、いかにしなやかにテイクバックが入るシエラでも、
アンダー、フリップで水面や足元の岩を叩いてしまう。
そして高価なトラウトルアーが破損する…
さらに、狭い沢、河原まで茂った藪ってフィールドでは、
そもそも取り回しで苦労したねー。
で、Fishmanに、
シエラ長いし強すぎ、
もっと短くて弱いのが必要だ、
て伝えたんだ。それが3年前の夏だ。
北海道でテストされたシエラは、
でかいトラウトに負けない、強いバットが装備されてるが、
本州じゃそんなでかいの、そうそう居ないじゃんw
尺のイワナが釣れたらハッピーだ。
んで、川幅も当然狭い。
短い渓流ベイトロッドは必須になる。
そう説明したんだけど、
いや、こう投げればシエラは長くない、
て動画まで出されて否定されたwww
こりゃもう、完全にフィールドの差だね。
本州での渓流、源流を楽しむなら、
Fishmanではなく、 いつかみたく自分で作るかなぁ…
て思い始めた矢先、けんさんが新潟の阿賀野川での試投会に、
何やら素敵なプロトを持ってきた。
それが最初の43だった…
ありゃあ衝撃的だったw
バリッバリに張り張りなその短い振り出し竿に、
俺は希望を見いだした。
で、イベント終了後、パクって渓流に持ち込んだ。
その時の模様がYouTubeの動画だ。
馬鹿みたいに上流のゴルジュ沢で、
そのプロトは威力を発揮しはじめた。
短さが取り回しを楽にし、
ファイトを楽しくし、
行き帰りを楽にしてくれた。
このバリバリプロトを曲げる事が出来れば…!
で、曲げたらそこから苦労の連続だw
曲げたら折れる箇所がある。
そこを避けつつ、綺麗に曲げたい。
だがしかし、誘導ガイドが、繋ぎが
それを阻害する。
更にはティップが折れる!
あーそうか、これだから他社は振り出しをあまりやらないのか。
と、よーく理解したもんだ。
だがしかし、俺は、けんさんは、Fishmanは諦めない。
曲げたら折れる箇所を突き止め、
そもそも折れないブランクスを巻き、
ガイド位置をあれこれ苦心し、
悩んで悩んで、
年が明けて2シーズン目。
投げても掛けてもぶつけても折れないブランクスになった!
が、やっぱりティップが折れる…
振り出しロッドの宿命かなあ、
人災で折る事が多いんだ。
運搬途中で折れた事もある。
なんでじゃ!
で、人災の起きる原因を突き止め、

こうなった。
トップガイドのパイプを#2に収納する事だ。
さらには、パイプにガイドを巻いて、
それをブランクスに通すのも辞めた。
パイプ前後で折れるし、
パイプが曲がりを阻害するし、
先重りが凄いし、
仕舞寸法が伸びる。
見た目以外、なんのメリットもねえ!

この仕舞寸法を実現し、
仕舞状態で人災による破損を起こさない。
その為に、43LTSは途中のプロトから
磯竿の設計を採り入れたんだ。
あと、源流を目指すと、
よくゴルジュやプールを泳ぐんだけど、
この時にブランクスに水が入るんだ。
そーすると振り出しって設計上、
逆さにしても振っても、水が抜けない…
キャストフィールにすげー悪影響が出る。
これを根本的に解決する為に、

なんとFishmanアイコンのエンドをスクリューにした。
中心には水抜き穴も開けてある。
これで水抜きが可能だし、
万が一人災でティップを折ってしまった時に
修理、交換が簡単だw
その人災ティップ破損も現場で対処可能なように、
ティップから数cmはテーパーが殆どないw
折れた先からトップガイドをライターで外して、
先っぽに挿すだけで、元のテーパー、アクションになる。
数泊の源流釣行だと、入山したら
日程を終了するまでは下山出来ない。
その為にスペアロッドを持って行ったら、
使わない限りは死荷重、余計な荷物だ。
この設計なら、現場で直して釣りして、
下山してからきちんと修理すれば良いw
まあこりゃ万が一の話、
実釣ではまず折れない自信があるw
あくまでティップ破損は『人災』だからね。




2シーズン目を締めくくったのは、

新潟の一部河川の固有種、藤ヤマメと、

禁漁間際のギリギリに釣った、
立派な鼻曲がりの雄だった。
そして3シーズン目の盛夏、
これまでのテストから導き出した回答を、
全て盛り込んだプロトを造った。
これが最終プロトになった!


源流でガンガン使えてトラブルフリーな
テレスコ渓流ベイトロッド、
『Beams Xpan 43LTS』
遂に完成しました!
水面を叩かないショートレングス
ザックに入る仕舞寸法
3gを切るルアーすらピン撃ち可能なキャストフィール
短いトレースラインを精密正確にコントロールするグリップ
水没にも対応するドレンプラグ
一度折れてもまだ使えるティップ
そして本州サイズの渓流トラウトに合わせたローパワー
全てを実装した超ショートロッド

あの滝の更に上まで、
あの山の稜線の向こうまで、
Beams Xpan 43LTSを持って、
『浸透セヨ 最奥ヘ』

2019年春、デリバリー予定!
- 2018年8月11日
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