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▼ 山嶺の大蛇を追う
事の始まりはとある新聞記事の一面であった。

「川の主が等々釣られてしまった」
悔しそうに先輩から連絡が入る。
深夜から川に入り、水中ライトを頼りにウナギや鮎、石蟹を銛一本で仕留める伝統的な漁法を得意とする方である。所謂、素潜り・夜流というやつ。年々この漁法を引き継ぐ人が減ってきているようで、そんな中でも昔ながらの漁法を大切されている方で釣りも屡々される方です。

川の最上流域に化け物サイズのオオウナギが居たのは知っていたようで釣法か漁法か、どちらが先に仕留めるのか気になっていたようです。載せているウナギの写真はとても珍しい黄金ウナギ
常に岩の隙間に入り込み目に前を通る獲物しか捕食しない為、素潜りのみでしか獲れないのだとか。数年振りに捕獲したとの事でとてもきれいな体色が印象的でした。それからオオウナギの話題は尽きず、消防での行事や飲み会の際に様々な話が行き交い、その話の中で気になる情報を耳にする。
「〇〇の最上流に巨大な雷魚を見た」
猟師として山間に入る先輩から出た言葉に私はリアクションバイトする。詳しい話を聞く中で、放流魚である事・ルアーでの釣果は望めない事など、情報収集を行い事前準備を始める。

山師である先輩との約束の中で、単独での入山は避けるように言われた。「山は様々な事が起きるから」と。
釣友と目的の山に入り5回目程になるだろうか。夜の山中は、色々な生き物の音で賑わっている。

普段見ることの出来ない生き物も確認でき、普段よりもカメラのシャッターを多くきる。足元や岩場のマムシに気を付けながら、行き慣れてきた道を進む。
巨大な雷魚を見たポイントは比較的開けた滝場のワインドになっている為、ルアーフィッシングが最適だが数回の釣行で反応が無かった事で生餌釣り(泳がせ)に切り替える。

入山する前に事前に確保した天然鮒。
多めに確保し、釣法を変えての再度挑戦。
いつもより多めの荷物を背負い、釣友とコーヒーを飲みながら渓流とも言えるフィールドに半信半疑になりながらも竿先にアタリを待つ。
鮒が入水して1時間程。
夕まずめを迎え辺りに蜩が鳴き始めた竿先に大きなアタリが。大人しかった鮒が何かに追われ激しく暴れだす。これは間違いな何かに襲われている。等々姿を現したか大蛇!
これは絶対に逃したくない。
フッキングのタイミングを伺いながら、釣友の合図でフッキング。決まった!バレるなよ!慎重にドラグを調整しながら、でも強引に。山というものは日の入りが本当に早く、手前に寄ってきた魚をライトで確認し、胸を撫で下ろす。

山嶺大蛇確保。
池や沼に生息している個体とは体色が違い、スネークヘッドらしい縞模様と岩に擬態していたのか黄体色のボディ。
気になったのがヘッド部分に大きな球体型の傷と後頭部にかけて何かに引掻かれた跡がくっきりと残っていた。

80センチ程の少し痩せ型の綺麗な体色と貫禄のある顔つきにしばし見惚れる。
「お前に会うのに苦労したぞ」
元々外来種である雷魚が渓流域に居ることはあり得ない為、放流の個体であることは間違いないと思われる。しかし、体色やリリースした際の泳ぎ出しを観ても長くこの渓流域に居座っていると考えられる。

オオウナギとは違う、もう一匹の川の主。
- 2014年7月4日
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